2024/10/4に願いのアストロの2巻が発売されました。
本誌の巻末コメントで、1巻の単行本修正を行う旨のコメントが載せられプチ話題になり、実際に大幅な修正が加えられてました。では2巻はどうなのか?
ということで買ってきました。
2巻は幽霊屋敷編~六本木編の途中までとなります
以下で本誌版と読み比べてどこのシーンが変更されたかを書いていきます。
きいたぜ
まずは細かい部分ですが、寅三の「きいたぜ」というセリフが本誌では赤丸で囲ったように平仮名でしたが、単行本では漢字に変換されていました。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)
この類の修正はどの作品でもよくある事ですね
ウォームアップはこれくらいで次の項目👇
世代の繰り上げ
野々をお母さんが入院している病院に送り届けたヒバル派御一行。
野々のお母さんのセリフで、本誌では赤丸内のように「祖母から野々がいなくなったと連絡がきた」となっていましたが、単行本では母となっていました。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)
このお母さんの祖母となると野々からすれば、ひいおばあちゃん。
野々がパッと見で小学生低学年くらいですが、3世代違えば100歳前後ではありそうなので、おばあちゃんくらいが自然ですね。
本誌で読んでた時はスルーしてたわ…
指輪
お次は願いのアストロにおける掲載順の救世主と名高い蟻道が世剣組六本木支部を破壊するシーン。
右手の中指につけてる指輪が、本誌では赤丸のように、右上のコマでは描かれていませんでしたが、単行本で加筆されてました。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)
これは単純に描き忘れですね
「全部」と「ほとんど」
そんなことで蟻道により破壊されてしまった六本木支部。
現場の状況を伝える寅派のナンバー2、不動瞬一郎のセリフが本誌では赤丸のように「全滅」となっていましたが、単行本では「100%ではないものの割とマジでヤバい損害」といったニュアンスのワードになってました。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)
一応支部の構成員も捕まったり入院程度で済んでいるようなので、全滅だと少し表現として強すぎたのしれません。
建物は全壊といった感じです
迫力を追加
西麻布バベルでの死闘。
ヒバルが蟻道に素手発砲をくらわすシーンで、本誌では「発砲」で打ち止めとなっていましたが、単行本では以下のようになっていました。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)
もう2つくらい「!」を増やしてもいいくらい迫力あるシーンでしたね
このへんはどことなく拘りを感じました。
【追記】アストロの紋様
コメントで1箇所見逃してる部分があることを教えて頂いたのでそちらを追記。
幽霊屋敷編にて。キンパがコネクターを取り返してテラスが受け取るシーンで、本誌では腕にアストロの紋様は入ってませんでしたが、単行本で描き加えられていました。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)
願いのアストロ、というか和久井先生の作品全てに言えることかもですが、タトゥーやアクセサリーをしてるキャラがほとんどなので(今回紋様ですが)、何かと大変そうですね。
時にそれがキャラのトレードマークだったりしますからね
まとめ(ここ修正しなかったのかというシーン)
以上、2巻の単行本修正ポイントでした。(漏れてたらコメントで教えてください)
※セリフが改行されてたり、スペースが空いてたりもありますが、それは雑誌⇒単行本になるにあたり、どの作品でもあるので省いてます
私は幽霊屋敷編の「クランが食われた!逃げるぞテラス!!」あたりも修正が入ると思っていたのですが、ここはそのままだったのは意外でした。
あとは獅鷹が蟻道に「俺のタメに噛みつけ」と言うシーンも、この前のコマで獅鷹が同級生らしき人物と歩くカットがあるので
カタカナだと何か獅鷹と同い年の奴らに嚙みつけって言ってるみたいだな
と思ってたのですが、ここも修正無しは意外っちゃ意外。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)
本誌で読んでいる方はご存知かと思いますが、本作は六本木編あたりから徐々に執筆状況(と掲載順)が安定してきているようなので、3巻以降はあまり修正も無いかもしれませんね。
アストロ単行本修正シリーズも2巻で打ち切りか…
それでは今回はここまで!
ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
2巻も意外と修正箇所あったのですね!
細かいアクセサリーや刺青が多いので描き込むのも大変そうです。
ここに載っている以外にも、幽霊屋敷でテラスにコネクターが戻った瞬間に腕に紋様が浮かんでるのが書き足されていました。(37ページ目)
このほうが紋様とアストロの繋がりが目視できてわかりやすいですね。
コメント&教えて頂きありがとうございます。
ホントだ!追記しました🙇