ご覧いただきありがとうございます。
記事タイトルの通りの内容になるのですが、以下では2025年11号から始まったBの星線が予告の段階で抱いていた印象よりもずっと良いじゃん!という話になります。

具体的にはキャラが良いですね
記事タイトルを疑問形にしているのは、好感触でありつつも作品が生き残れるかという話になると、若干の怪しさを感じている点もあるのでその辺も含めて書いていきます👇
個性が光るキャラ➀ Ludwig van Beethoven
冒頭の通り、この漫画の良いと感じた点は主にキャラクターにあるので、まずはキーパーソンであるLudwig van Beethoven(以下ベートーベン)から。
本作のベートーベンは厳めしい表情に筋骨隆々、態度も尊大。文化人というよりは、いっそ格闘漫画のやたら強い老人のようなキャラ立ちです。
しかし音楽に対する考え方は極めてフラットで博愛的であり、おまけにコミカルな描写もこなすことから主要キャラとしてかなり魅力的です。
出典:林守大『Bの星線』(集英社)
週刊連載において重要になるテンポの面では、ピアノを再開する事にどこか迷いがある夜創に対し、「演奏力でゴリ押せばいーじゃん!」の精神で話を進めてくれるため、主人公の葛藤を描きつつもテンポを促進してくれる存在としての役割も大きいように感じます。

さすが音楽史上の大偉人と言わんばかりの働きっぷりです
というかベートーベンのキャラが立ちすぎてて夜創の影薄くない?という声が多そうですが、そもそもタイトルが『Bの星線』であり、彼の名を冠していることからBのBによるBの為の物語なので問題ありません。多分

まあ合併号の表紙ではBと夜創どちらが描かれるのかは気になりますね
それで作者がどちらを物語の軸に置いてるかが分かりそうです
個性が光るキャラ② 華鳳院桜花
お次はヒロイン枠、華鳳院桜花さんです。
出典:林守大『Bの星線』(集英社)

呪術廻戦の芥見先生が好きそうなボディシェイプにキツい目つきで、中々に攻めたキャラデザですね
管理人自身に芥見先生的性癖は全く無いものの、粗暴ながら夜創のことは異様に気にかけていたり、彼のことになると取り乱したりと、良い塩梅にデレ要素が入り、描写で可愛らしさを感じさせるキャラですね。
出典:林守大『Bの星線』(集英社)

このベンチの距離感、尊いっ!!!
投稿時点(5話最新)ではこの2人が過去に何があったかは語られてないので、今後の展開で明かされることが楽しみではあります。
個性が光るキャラ③ 逆水クロード
最後は恐らく本作の宿敵キャラに落ち着くであろう逆水クロード
出典:林守大『Bの星線』(集英社)

この負け犬発言の後に謝罪をしており、ツーオンアイスのたっくんのように「根はとってもいい子」なのかもしれません
まあキャラ付け自体は文化系漫画にもスポーツ漫画にも割とよくいるイロモノ強敵キャラですが、夜創がピアノ始めると知った瞬間に急に体面気にしてぴえり始めてこの言葉責めといった具合で、上述のたっくんやLIGHT WINGのシアン並のインパクトを残さんとする気概を感じます。
というかクロードくんメチャクチャ例えが上手くないですかね。
出典:林守大『Bの星線』(集英社)

久々に会ったらブスになってた初恋の人の秀逸さよ
こんな感じで投稿時点でまだ5話なのに、良い意味で濃ゆいキャラが3人も出て来て、今後も楽しくなりそうなBの星線ですが、連載継続を考えると懸念点もあるので最後はそれについて👇
懸念点➀ ジャンププラス試し読みPV数
このサイトでは音楽室のベートーベンの肖像画くらいにはよく見る指標であるジャンプ⁺試し試し読みPV数がかなり低いのが真っ先に挙げられます。
同期で且つBの星線と同じく初連載であるエンバーズと比べても1回りか2回り低いのが分かります。


エンバーズも高いわけではないのがまた…
ここ最近で20話前後で打ち切られた作品と比べても、流石にさいくるびよりと白卓よりは高いですが、他の作品よりは低く出ており(もちろん集計期間は違いますが)、いわゆる0話切りした層は結構な数いそうです。


こう見るとアネモネは画力が高いだけあり、PVは高かったんですね
懸念点② 執筆があまり追いついてなさそうな…
初連載作品の多くがこの問題に陥ってる気がしますが、作画が簡素になってるコマが多かったり線の太細に違和感があるコマが見受けられ、執筆が追いついてないのではという心配があります。

こればかりは経験の差からして仕方が無い問題ではありそうですが……
アシスタントの領分であろう背景もやむなく端折ったかのような部分もあり、スタッフがあまり集まらなかったか指示がうまく行き届いてなかったり…?
出典:林守大『Bの星線』(集英社)

夜創と華鳳院さん空気椅子になってる
まあ部外者が内情を邪推しても何も変わらないので、連載スケジュールに慣れてうまいこと軌道に乗せてほしいですね(それまでに終わらなければいいんですが)。

どうなるB線!?
COMMENTS
粗が多すぎるけどそれはそれとして読ませるパワーがしっかりとある作品だと思う。ベートーヴェンのポエム的な発言はポエム的な発言あるあるのむず痒さがなくて入って来やすいし、独特なコマ割りはもはや心地よさを覚えるレベルだと思う。後は題材に対する興味とか知識があるのが伝わってくるのがいいグリーンとかツーオンみたいに題材に興味がありそうな作品は応援したくなる
コメントありがとうございます。
まさに「粗削りだけど光るモノがある」の典型のように思えました。
題材に対する関心については、現状だと同期のエンバーズのように「ん??」となるものは無さそうです(自分はピアノ全然知らないのでアレですが)
鵺が連載終了したらBの星線にコアな漫画読者層が移っていきそうな気がしますがジャンププラスPVが低いのが確かに気になりますねぇ…
まずは補正切れでエンバ共々ドベ圏内に落ちないことを祈るばかりです
ジャンプの閲覧数、星線維持率も悪いんだよな下がるのは普通それは分かるけどシドとかキヨシみたいにあまり下がらない作品もある中でここまで下がるのはきつい
コメントありがとうございます。
結局一番怖いのは叩かれることではなくそもそも読まれないことでしょうからね……この試し読みPVは残酷な指標です
ぼちぼち第二カラー獲得の出来てるかが問われる頃なのでハラハラしますね
更新お疲れ様です。
自分もB線は好きなんですけど…やっぱPV数がきついっすね…
これがサムネ負け、ってやつなんですかね。
コメントありがとうございます。
ホント一番の懸念はPVですよねぇ…確かに主人公とベートーベンのデザインに華があるかと言われたら…うん。
Bの星線が評価高くてエンバーズが思ったより評価低い
魔々勇々とカグラバチを思い出すんだよなぁ
コメントありがとうございます。
エンバーズは正直自分の中でも評価を付けるとしたら低くなりそうです
理由としては概ね多くの人が言っている通りですが、既視感とキャラの好感度と競技描写の違和感が…
ベートーヴェンがまじで可愛い
イケメン化や美女化しないスタンダードベートベン肖像画に寄せてるオッサンなのに
魅力的なキャラになってるのは作者に愛情や情熱を感じる
逆水クロードくんは良いキャラになりそう
絵がまだ発展途上なせいでビジュアルで訴えかけられない所があるけど
演奏シーンからどんどん伸びていきそうな雰囲気がある
コメントありがとうございます。
変に線細いイケメンにせずにイカついおっさんだからこその味はありますよね。どことなく拘りのようなものも感じなくもありません
演奏シーンもPPPみたいにイマジネーション100%で訴えかけるワケではないようなので、地味に映りそうなところも若干の懸念点でしょうか
20話前後打ち切り作品のPV推移グラフで白卓だけ異質
初動が低調だが1話切り率も極端に低い
これは1、2話の出来が良かったのか、あるいは試し読みは全部読む固定層が8万PVほど存在するのか
そしてそれを下回るさいくるびよりは一体・・・謎が多いグラフです
コメントありがとうございます。
グラフがうるさくなるので詳細な数値は省きましたが、白卓のPVは1話から85750→76443→73237
一応1話から2話で1万近くPVが減っており、他の作品と同じか少し低いくらいの下げ幅はるんですよね。もともとが低いのであまり減ってないように見えてしまいますが
一方の2話から3話は3000程度しか減っていないので、ここが試し読み固定層の下限である可能性はあるのかもしれません
さいくるはそれを1回りほど突き抜けてしまったのか……
新連載予告の絵だけ見たときは期待できないかな〜と思ってましたが、1話2話とどんどん引き込まれて今では大ファンです。
コマ割りとか言い回しとか、好きポイントいっぱいでたまりません。
超巡打ち切られたらジャンプ買うのやめようと思ってましたが、Bの星線ある限りは読み続ける所存です。
続いてほしいなぁ。
コメントありがとうございます。
コマ割りもそうですが、言い回しが特に秀逸ですよね。逆水のセリフだけでなくBの「なんだその冴えないメガネは!ピアニストか?まさかな!」とかも何気にセンスを感じます。
まあホント勝負は8~10話くらいでセンター取れるかにかかってます
こういう作品は大ヒットは難しくとも同じ音楽題材のソウルキャッチャーズやPPPPPPのように1年強の長期連載くらいにはなれるポテンシャルはあると思います。
ソウルは28話になるまでカラー無し、PPPPPPも13話で爆速のドベ1という絶望的な状況から1周年をもぎ取ってますから。
コメントありがとうございます。
誌面のパイププレイヤーになれれば万々歳ですね。ソルキチってカラー状況そんなでしたっけ、よく生き残ったな……
「ベートーヴェン本人なわけない」ネタで引っ張りすぎたら厳しいかな~と思ってたんですが、今週ラストで良い着地を見せてくれましたね。
あとはとうまさんのおっしゃる通り画の見せ方ですね…背景もですが、人体も安定してないコマがちょこちょこあるので、そのあたりの危なっかしさが落ち着いてくれると安心なんですが。
この「絵は荒いが題材に真摯」って感じ、何かに似てると思ったらあれですね。ビーストチルドレン。
コメントありがとうございます。
自分もそこ引っ張るんかいと思ってましたが、うまい落としどころをつけてきましたね
絵はやっぱりまだ連載のペースが掴めないんじゃと感じます。一発描きしたのかみたいなコマもありますし…まあペースを掴んでほしいところです
確かに作品から伝わるものとしてはビスチルっぽいです。あれコミックスのオマケも題材愛すごいんですよ
ネット上で評価高い鵺が打ち切りの危機だしなぁ
現状の評価はまだ当てにならないと思ってる
コメントありがとうございます。
そうですね、取り敢えず8話あたりで新連載補正が切れてからの掲載順で開始時の評価が分かりそうです
10話くらいまでにセンターカラー無いとほぼ死ですが果たして…
Bさんのキャラの良さに惹かれ、話数が進む毎に引き込まれてます
あと悪いことではないのですが絵柄が平野耕太の影響が強いですねえ
デフォルメBさんとか逆水初登場とかもうそのまんまです
コメントありがとうございます。
Bには遊戯王の海馬的魅力を感じました。尊大で恐れ知らずでワードセンスに独特のキレがあるところとか
平野耕太先生の作品見たこと無いですが、なんか似てるってよく聞きますね
作画とポエム味とネット評価高いところが極ネクのそれだし
所々でヒラコー要素出してくるのが良く言えばオタクホイホイ悪く言えば虎の威を借る狐が他人の褌履いてるようなアレ
てか評価がほぼヒラコーっぽくて良いなのがかなり不味いと思いました
白卓の脳汁くらいの個性が欲しい
コメントありがとうございます。
確かにウケ方としては極東と似ている気もしますね。というか「他作っぽくて良い」はマズい評価ですね…それ褒めてない……