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エンバーズ単行本2巻修正点まとめ

⑥その他

ご覧いただきありがとうございます。

エンバーズの1巻が発売された際に単行本修正点まとめという記事をアップしたので、本記事はその続編として最終2巻の修正点まとめとなります。

ということで買ってきました。

コンビ物の作品が2巻で打ち切られると、1巻は主人公、最終2巻はその相方が表紙を飾るのがよくあるパターンですが、エンバーズもそれに乗っかる形となりました。

なんなら鉄則と言ってもいいレベルです

以下で本誌版と読み比べてどこのシーンが変更されたかをまとめていきます。

「一」→「1」になってたり、漢字の誤用といっ部分で結構な量の修正がありましたが、そこらへん採り上げると長大になるので今回は省きます

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試合描写の修正点

まずは1巻では修正のオンパレードとなっていた試合描写から。

①伝家の宝刀、試合時間の修正

2巻では黒林に負けた時の回想の場面で、本誌では画面左側の赤丸で囲ったように45分ハーフの試合が行われたかのように描写されてましたが、単行本では40分のところで針が止まっており、高校サッカーの規定に沿う試合時間になりました。

出典:原作:車裂圭 作画:西井聡太郎『エンバーズ』(集英社)

試合時間の修正はもはや本作の持ちネタと言えそうです

それに合わせて本誌では画面右側の赤丸のように、時計の針が11時56分あたりを指していたのが単行本では12時30分あたりに修正されていました。

サッカー歴が校庭でローファーでPKごっこしてた思い出と、ジャンプ打ち切りサッカー読み漁ったくらいしかない管理人にはこの修正の意図が汲み取れきれず…

試合時間修正に伴う変更なのは分かりますが、36分ほど遅らせた意図は一体?

②キーパーにグローブが

お次は黒林に惨敗するモブチームで、本誌ではグローブを装着しないドMがキーパーをやってましたが、単行本では彼から黒いグローブが生えてました。

出典:原作:車裂圭 作画:西井聡太郎『エンバーズ』(集英社)

まあここは修正しますよね

ウォームアップはこのへんにして次の項目に行きます👇

練馬友禅の泣きホクロ

作中最強のルービックキューブオタク、練馬友禅。

単行本では左目に泣きホクロが描き足されていました。

出典:原作:車裂圭 作画:西井聡太郎『エンバーズ』(集英社)

確認した限り、本誌では一貫して泣きホクロは無かったのですが、単行本では左目が映るコマでは漏れなくホクロが付け加えられることに。

ということでホクロだけで修正箇所がなんと20個以上!!

出典:原作:車裂圭 作画:西井聡太郎『エンバーズ』(集英社)

本誌から単行本を経てホクロ漫画に生まれ変わりました

黒い点を描き加えるだけなので大した手間ではなさそうですが、「世界一単行本修正の多かった漫画」とかでギネス申請したらホクロの力で世界に作品の名を刻めそうです。

ホクロ最高!ホクロ最高!

ここは修正しなかったんかという箇所

特筆すべき修正点はこれくらいですが、逆にここを修正しなかったのかというポイントを挙げていきます。

①振り上げた脚と蹴った脚

名も無きキーパーがボールを蹴り上げるコマがあるのですが、本誌では青丸で囲ったように右脚を振り上げて左脚で蹴るという、いらんところでトリックスターっぷりを発揮してましたが、単行本でもここはそのままでした。

出典:原作:車裂圭 作画:西井聡太郎『エンバーズ』(集英社)

ここは絶対修正するだろと思ってたので4度見くらいしました

②結局キーパーのグローブは?

お次は試合描写の修正点の項目で採り上げたグローブ無しのドMキーパーについて。

単行本では黒いグローブを描き足された彼ですが、別のコマでは単行本でも本誌と同じくグローブを付けておらず、「なんだ、やっぱりドMじゃないか」となる事態に。

出典:原作:車裂圭 作画:西井聡太郎『エンバーズ』(集英社)

白いグローブをしてるように見えなくもないですが、それはそれで本誌の他のコマではグローブが無かったこと&単行本で加えられた黒いグローブとも描写が矛盾するので結局よく分からんことになってます。

③ポスト?クロスバー??

最後は鷹見くんのシュートがゴール上部の横棒に当たってしまい、「ポ…ッ」と監督が何かを言いかけるコマ。

出典:原作:車裂圭 作画:西井聡太郎『エンバーズ』(集英社)

いやそこポストじゃなくてクロスバーだろ

と総ツッコミされてましたが、これも単行本ではそのままでした。

「ポ…ッストがゴールの支柱になるのに対して、ゴールを左右に繋げる役割を担うクロスバーにボールが当たってシュートが外れてしまった!!」

と言いかけたのかもしれません

まとめ

以上、エンバーズ最終巻修正点まとめでした。

ちなみに単行本の幕間は1巻も2巻もネームドキャラのプロフィールだったのですが、これが簡潔なのに1味も2味もキャラ付けが効いていて中々面白い。

例えば伊奈鳴先輩はこう見えて爬虫類は苦手で犬猫が好きとかそんな感じです

「サッカー以外の描写は面白かった」という声がチラホラあった本作ですが、こういったところでもそれが見て取れるような気がします。

次回作はシンプルに青春群青劇とかでいいんじゃないか

それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!

COMMENTS

  1. 匿名 より:

    ホクロマンのコマの コキ って擬音でサムライ8の単行本修正を思い出して笑ってしまいました

  2. 匿名 より:

    ほくろの徹底ぶりからの修正漏れのギャップはちょっと笑ってしまいました。
    伊奈鳴先輩そこはウマじゃないんだ…。

    今月は異例の1巻丸ごと全ページ描き直しの漫画が出たばかりなので「世界一単行本修正の多かった漫画」はインパクト弱いかもしれません。所詮ほくろはほくろなのか。

    • とうま とうま より:

      コメントありがとうございます。
      単行本読んだ後に「エンバーズとは何だったのか?」と自問してみると、アウトローサッカー漫画ではなくルービックキューブホクロ漫画だったなとなるので、少なくともあのホクロの大群は僕には強い印象が刻まれましたね
      からのサッカー描写での修正漏れは…はい。まあこういう部分も本作の「らしさ」です

  3. 匿名 より:

    最終回で好きになったんですけど、こういう数々の修正点は良いですね
    打ち切られても連載中にできなかったところを直そうという意思が感じられたので
    またおまけページが面白いと気になったのでそちらも気になりました

    • とうま とうま より:

      コメントありがとうございます
      自分も最終回は好きでした。「恩師が1話でプロサッカー選手になるビジョン見てたのに教師になったんかい!」とツッコまれてましたが、これもまた1つの人生だよなぁという独特の読後感あって、変にプロにするよりあの終わり方の方が良かったと思います。
      おまけは他にはマネージャーの子が体重50kg以上でも肯定してくれるSNSの投稿にいいねしまくってるとかそんな感じでした

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