【トンチキサスペンス】震える右手1~10話感想

ご覧いただきありがとうございます。

最近、SNSで

ジャンプラの震える右手、ギャグ漫画やんwww

といった投稿をいくつか見かけるようになりました。

ドリトライ次回作が発表され、久々にジャンプラ作品を追うモチベが上がっていたので、ギャグ漫画と化した震える右手とやらにも興味が湧いた次第。

ということで記事投稿時点の最新話である第10話まで読んだのですが、まあ評判に違わぬトンチキっぷりで最高にツボだったので以下で感想を書いていきます。

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普通に面白そうと感じた第1~3話

まずは本作の導入にあたる第1~3話の感想から

[第1話]震える右手 - 染谷リキ/羽田豊隆 | 少年ジャンプ+
人気漫画『東京クライム』の作画担当・灰根樹。正体不明の原作者...

あれ?普通に面白そうじゃね??

ざっくり言えばコレです。

カロンという原作者が描いたネーム通りの殺人事件が起きるという設定は、サスペンスとして惹かれるものがありました。

出典:原作:染谷リキ/作画:羽田豊隆『震える右手』(集英社)

実際序盤の応援コメントを見ると、純心で作品を楽しんでいる声が多く、漫画愛好家たちのページをスクロールする右手が期待に震えてたことと思います。

3話目にして婚約相手がカロンの仲間という衝撃の事実が明かされ、主人公がカロンとその関係者たちの尻尾を掴むため連載を続けることを決意。

いよいよ物語が本格始動です。

出典:原作:染谷リキ/作画:羽田豊隆『震える右手』(集英社)

出し惜しみを一切感じさせないほどには展開が早く、それでいて引きの火力も強いので、前情報のギャグ漫画という評価も勘違いだったのかなと疑いました。

しかしこれ以降の展開ではしっかり評判通りのギャグ漫画になってくれます。

安心しました

トンチキの加速が止まらない第4~9話

ついにカロンとその関係者の正体を暴くサスペンスドラマが動き出すのですが、ここからの展開は多くの読者が予想だにしなかったであろう方向に突き進んでしまいます。

[第4話]震える右手 - 染谷リキ/羽田豊隆 | 少年ジャンプ+
人気漫画『東京クライム』の作画担当・灰根樹。正体不明の原作者...

第4~9話ではどのような展開が繰り広げられたか簡単に書くと、カロン関係者が紛れ込んでるかもと疑ってたアシスタント全員がカロン関係者でした。

サスペンス創作では「この中に犯人がいる」というフレーズが定着しており、ニュアンス的には罪の犯してなさそうな人の中に犯人が紛れているというものなだけに、まさか全員犯人というオチそのものが予想外ですが主人公がカロン関係者であることを疑ったら立ちどころにカロ確(カロンの関係者確定)していく様子は中々滑稽に映ります。

出典:原作:染谷リキ/作画:羽田豊隆『震える右手』(集英社)

この世界の画業に携わる人間でカロン非関係者を探す方が難しそうです

取り敢えず主人公が疑いかけたら漏れなくカロ確していくので、それを面白がってか応援コメント(応援するとは言ってない)はカロン大喜利状態になる始末。

またもう1つ読者にとって予想外だったあろう展開が、執筆活動を通してカロンの関係者を暴くサスペンスになると思いきや、執筆の描写はほぼ出てこないまま外でドンパチやるお話だった点でしょうか。

出典:原作:染谷リキ/作画:羽田豊隆『震える右手』(集英社)

漫画家というとずっと作業部屋に籠りっぱなしで、まして凶器を用いた格闘なんぞ無縁な印象ですが、震える右手世界の漫画家たちの武闘派っぷりは目を見張る物があります。

おい、執筆活動しろよ

というか根本的な問題として、全体的に前後の描写やキャラの心情を意識せず展開を進めている節があり、応援コメント(応援するとは言ってない)で「悪い意味でのライブ感」と言われてましたが言い得て妙だなと。

出典:原作:染谷リキ/作画:羽田豊隆『震える右手』(集英社)

と、このようにあらゆる点で予想外な展開をお出しした本作。

サスペンス創作として読者が予想だにしない展開を出せたなら万々歳のように思えますが面白さには繋がっておらず、ただトンチキな展開でしかないので最早まともに評価する読者も残ってなさそうな状態になってます。

いわゆるコメント欄を見に行くために読む漫画になってます

そして話数が2ケタを迎えた第10話にて、完全に作品の暴走を止められない様相になります。

完全にブッ飛んでしまった第10話

話数も晴れて2ケタに到達し、連載も脂が乗り始める頃この漫画はツッコミどころがカロン関係者の如く大繁殖します。

[第10話]震える右手 - 染谷リキ/羽田豊隆 | 少年ジャンプ+
人気漫画『東京クライム』の作画担当・灰根樹。正体不明の原作者...

とても全ては拾いきれないので、拾えるところだけ拾います

アシスタント時代の主人公の前任であり、消息不明だった世奈のお屋敷でのバトル

ここで主人公のアシスタント娘である山本さんから明かされるカロンというペンネームの由来。

出典:原作:染谷リキ/作画:羽田豊隆『震える右手』(集英社)

ギャグで言ってるのかどうか反応に困る由来ですが、山本さんはカロンを知ってる者は自身も含めてこの世から消す覚悟がキマっているようなので大真面目なようです。

このギャグみたいなことを大真面目に言うのが大泥棒ポルタの489444借用書を思い出させます

出典:北嶋一喜『大泥棒ポルタ』(集英社)

人を殺せる武器がたくさんある世奈の屋敷でドンパチが始まりますが、世奈の見てくれからしてそんな物騒なものをコレクションしているようには見えないのですが、人は見かけによらないということなのか。

出典:原作:染谷リキ/作画:羽田豊隆『震える右手』(集英社)

そもそも世奈は何故アシスタントの給料でこんな良い屋敷に住めるんだ

そして前話でカロンと言われていた元アシスタントの新島がカロンではないこと(しかも死んだと思ったら生きてた)、さっきまで主人公を殺そうとした山本さんが急に共闘を申し出たりと何が何だか分からない状態であり、まさに「悪い意味でのライブ感」を地で行き始めます。

出典:原作:染谷リキ/作画:羽田豊隆『震える右手』(集英社)

個人的に最も何が何だか分からなかったのが、元婚約者と山本さんが激突するシーン。

セリフと口の動きが合ってないせいで描写が変わりづらいのもそうですが、何より「赤ちゃんに戻りたい」という決めゴマでの台詞の意味が全く掴めないのですが、分かった人います…?

出典:原作:染谷リキ/作画:羽田豊隆『震える右手』(集英社)

もちろん応援コメント(応援するとは言ってない)のカロンたちは大盛り上がり。

もうカロンの正体よりもこれにGOサイン出した編集の考えのほうがよっぽどサスペンスのそれであり、回りに回って編集がカロンか?となります。

トンチキ漫画愛好家たちも、次はどんなブッ飛んだ展開が出てくるのかの期待でページをスクロールする右手の震えが止まらない事態でしょう。

ああ、これは武者震いだ

まとめ

本記事の投稿日が2026/03/24であり、震える右手第11話が配信される1日前。

はてさてあのカオス極まる第10話からどんな展開が待ち受けているのかと楽しみで全身が震えています。

それにしても本誌のタイムパラドクスゴーストライターもそうですが、なぜ漫画家を題材にしたサスペンス漫画を連載すると読者の理解を悪い意味で超える作品になってしまうのか……

令和打ち切り学の1大テーマかもしれませんね

それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!

COMMENTS

  1. 匿名 より:

    カロンだったりカロンじゃなかったりしろ

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