週刊少年ジャンプで連載中の鵺の陰陽師。
1話目にして圧倒的存在感を見せつけた膳野や、忘れろビームでお馴染みの周防先輩、THE クーデレな代葉に、リアクションするだけで面白い学校のモブ生徒etcの魅力的なキャラを次々と輩出し、人気を勝ち得た本作。
しかし近頃掲載順が少し危なくなっています。
最下層(下から5番目以内)になってしまう事も増えてきました
出典:『週刊少年ジャンプ』(集英社)
私なりに感じた原因と、1周年がそろそろなので今後の展望について書いていきます。
四衲の読者ウケが悪い??
タイトルにも【】で括りましたが、四衲の読者ウケがイマイチ振るわないことが1番の原因だと考えてます。
主人公の義理の妹として村編より登場したこの子ですが、魅力的なキャラが多いだけにアクが強く感じます。
以下で四訥の問題点について書いていきます
「やはり暴力‥‥!! 暴力は全てを解決する‥‥!!」を地で行く性格
口調と言いい一人称が僕だったりとボーイッシュな四訥ですが、気性は男でもドン引くほど暴力的で荒いです。
出典:川江康太『鵺の陰陽師』(集英社)
このように取り敢えずで暴力で訴えてくる描写が目立ち、読者からの好感が得にくい模様。
この手のキャラは、粗暴になった理由となる悲しき過去やら実は人情に厚かったりと、見えざる手のフォローが入るものですが、この四衲はというと…👇
暴力的な性格に関するフォローも無く、活躍も無い
傍若無人ぷりを中和させる要素も特に無いんですよね…完全にちびまる子ちゃんの前田さん状態。
これで圧倒的実力があれば性格にも説得力が出るのですが、父の仇のレベル3戦では人質に取られたところを学郎に助けられ…
出典:川江康太『鵺の陰陽師』(集英社)
その後のレベル4戦では立ちすくんでしまいます。ええんかコレで…
出典:川江康太『鵺の陰陽師』(集英社)
せめてブラクロのヤミ団長くらいのメンタルでいてほしかった
出典:田畑裕基『ブラッククローバー』 (集英社)参考資料
村編終了!学校パートに戻るが…
そんなことで後半から掲載順のダウンはありながらも無事に村編を終え、久しぶりの学校パート。
膳野やノリのいいモブ生徒の実家のような安心感に期待を寄せていると転校生の姿が👇
出典:川江康太『鵺の陰陽師』(集英社)
某日常漫画のような挨拶で学校にカチ込んできた四衲でした。
え?マジ??四衲続投???
もしかして学校パートでレギュラー化???
と困惑した方もいらっしゃるのではないでしょうか
モブ生徒たちもいつも通りナイスなリアクションをしますが、先の編でこの子の評判が散々だったので何だかモヤっとされられます。
出典:川江康太『鵺の陰陽師』(集英社)
村編のラストが巻き気味だったので、テコ入れのために当分は登場させないかと思ってました
打ち切り漫画によくあるパターンとして、読者目線で不快だったり倫理観おかしいキャラが、作中では肯定されまくるというものがありますが、こればかりは完全に該当しています。
ここからキャラ変することにかけましょう
鵺の陰陽師の今後を占う
さて、(掲載順的な意味で)波乱の中にある鵺の陰陽師。
早いものでそろそろ一周年を迎えます。
ここで周年記念として巻頭カラーを獲得するか、若しくは第1センターカラーになるかで作品の2年目の進退が大きく変わります。
大まかな傾向として、後者の場合だと結局2年目で打ち切りになるケースが多いです。
近年だとマグちゃんや暗号学園がそのケースです
この非常に大事なタイミングで掲載順降下に見舞われてしまい、何ともアンラッキーな本作。
私としては巻頭カラーにはならず、センターカラーになるのかなと思います。
そもそも補正切れ後に自力で順位1ケタ台を取った回数が2、3回でその点でも周年巻頭には少し物足りないかなということもあります。
ただ編集の手腕なのか、合併号の前に村編を切り上げて新章を始められたので、新章で盛り返しは全然可能だとも考えてます。(あとは四衲の扱いを上手いことやれれば)
各所の反応を見る限り、読者が離れている様子はなさそうですしね
逆に言えば、新連載が始まる時期なので新章で最下層抜けないと次々期はかなりアブないですね……これはグリーングリーングリーンズあたりにも言えることですが。
ともかく新章に全てが掛かってるでしょう。
単行本買うくらいには応援してる作品なので、作者が満足いく形で連載を続けられればと願ってます。
ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
今回のvsレベル3&レベル4編は、主人公学郎が何も活躍できてない上、敵に魅力を感じない、テンポが悪いという3つの原因が掲載順に響いたと思います。
コメントありがとうございます
やっぱり色んな方面で采配ミスをした感は否めないですね
この際立て直しの為に膳野を全面押し出すくらいしても良かったのかも