ご覧いただきありがとうございます。管理人のとうまです。
このブログでは打ち切り漫画や少しクセの強い漫画を多く扱っていることもあり、私自身そういった作品が好きな人間の一人です。
少し歪なくらいが良いんです
しかし上述の通り私も人間なので、一口に「好き」と言える物の中でも自分に合わない物はどうしたところで出てきます。
それがジャンプ新連載から出てきたので早速紹介。
コチラの妖怪バスター村上です。
表紙には「これが令和の退魔バトル」と退魔バトルだらけの令和において頼もしいことが書かれていますが、果たしてその実力は…
それでは以下で内容と併せて令和の退魔バトル代表の感想を書いていきます。
開始2ページからイヤな予感しかしない
さて、令和の退魔バトルというだけあり、どんなバトルが始まるのかとページをめくってみるとコレです。
伊原大喜『妖怪バスター村上』(集英社)
令和の退魔バトルというのはどうやらレスバトルのことのようです。
この見開きページ見た瞬間から「この漫画ヤベーわ」という感想が出てきました。
平成生まれにはこのノリはちょっとキツイっす
とはいえこれだけで作品を評価するのはまだ早いという事で読み進めると…
私は一体何を読まされてるんだ…?
冒頭でカッパ相手に真顔でクドクド言ってた令和の退魔系主人公村上。
主人公像として終わってる少しクセがありますが、多様性を重んじる場面が見受けられ、この辺の考え方はさすが令和的です。
伊原大喜『妖怪バスター村上』(集英社)
しかし多様性を尊重する発言をした割にはその後の展開でもズケズケと他種であるカッパの身体的特徴についてレスを浴びせており、さっきの発言は何だったんだよと考えてしまう攻撃で論破(?)します。
伊原大喜『妖怪バスター村上』(集英社)
作者は多様性って言葉をネタで使いたかっただけだと思います
話を進めていくうちに色々チグハグになるのは打ち切り漫画あるあるですが、1話内でチグハグとなると選ばれた打ち切り漫画にしか出来ない芸当であり、この漫画の近い将来を暗示させる展開です。
そして取って付けたような仲間想い発言で1話が終了。なんだこれ…
伊原大喜『妖怪バスター村上』(集英社)
30ページあったのですが、体感20ページくらいは主人公の真顔屁理屈を聞かされることになり、読み切りでもシンドいですがこれ連載なんですよねぇ……
6話に渡って盗作した主人公の自己弁護を聞くことになるタイパラ並みのSMプレイです
そもそも作者が…
簡単に感想を書いてみました。
第1話を読んで「この漫画は何なのか」ということを一文で表すと
Xで個人が趣味で描いてる4ページ漫画を無理矢理30ページに引き延ばしてジャンプに載せた漫画
という感じです。
先述の通りほとんどが主人公の屁理屈で構成されており、内容は薄いです
Xと言えばやはり触れておきたいのが作者の伊原先生について。
前作の守れ!しゅごまるが打ち切られた際に、Xで謝辞と題してポストされたこの文章。
語れることは沢山あるのですが、この文章とその後炎上して削除したことも併せて、まぁ何というか、作品の枠を超えて色々考えてしまうものではあります。
一応100%ではないしゅごまるについても触れておくと、節操のないパロディネタの連続で終始作者の悪ふざけのような作風であり、100%で描かれた村上同様「作者だけが楽しそうな漫画」といった感じは否めません。
めっちゃ良い幕引きだったマグちゃんをギャグで再登場させたの解釈違いでキレそうだった、てかキレた
総じてXとかで描いてたほうが向いてるんじゃないかなと思います。
まとめ
以上、かなりぶっちゃけた感想でした。
この漫画、見たところ5ch、X、ジャンプ+、果てはジャンプ公式YouTubeの作品紹介のコメント欄でも不評の意見が多く見受けられ、妖怪全部論破する前に誌面から速攻バスターされそうな勢いを魅せています。
叩き気質の強い5chはともかく、XやYouTubeでも荒れるとは…
冒頭でも書いたように私もこの漫画は少しクセが強く苦手ですが経験上、こういった作品ほど打ち切られて暫く経った後に「アレは酷かったなあ(笑)」と面白おかしく語れるものなので、打ち切りのその先に期待したいものです。
それでは今回はここまで!
ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
次週は右にいる天狗が同じ事されるんだろうなぁと確信出来てしまうので今から楽しみですね…
打ち切り作品で毎回言われるスタートダッシュ問題に新風を巻き起こす作品になりそう
コメントありがとうございます。
久しぶりに圧倒的存在感の1話を見た気がします。
もし前作打ち切り後のお気持ち表明が無くても荒れてただろうなあ
令和最速打ち切り記録更新できるか注目ですね
久しぶりにコミックス全1巻の作品が出てきそう
コメントありがとうございます。
令和最速であり、読んでて似たような気持ちになったタイムパラドクスゴーストライターの14話を超えれるか見物ですね
私も開始2ページで手が進みませんでした。もちろん第一回ですし頑張って読みましたが。
内容が似ているのでは?と噂の戸塚先生にXでロックオンされてましたね……(脇が甘すぎな気もします)
コメントありがとうございます。
サムライ8の説明だらけのカラーページも面食らいましたが、それに劣らぬインパクトでした
異世界ひろゆきを冒頭しかまだ読めてませんが、内容が似てるらしいですね
次打ち切られた時の伊原先生のメンタルが心配だわ。編集部は何故これを載せたのだろうか…自分だったら弾く
間違って返信欄に書いちゃった
コメントありがとうございます。
載せるにしてもこれを1発目に持ってくるとなると…ちょっとアレですよね。
編集部がカグラ鵺打ち切りたくないから噛ませとして出したんじゃないかと邪推すらしてしまいます
次週の新連載も退魔系のようだしジャンル偏りすぎじゃ…村上よりはマシでしょうが呪術もまだ続きそうですし固定ファンついてるカグラ鵺もいますし、余程の個性が出なければもこちらも直ぐに沈みそうだなって気がしてならないです
コメントありがとうございます
なんかタイトルと主人公のデザインが既に……まあ読んでみてから色々考えていこうと思います
個人的にはフルドライブが色々と惜しかったと思ってたのでひまてん!に期待したいところです
個人的には、令和初の1クール突き抜けの偉業を見せて欲しい。編集長も変わったみたいだし、ワンチャン。
コメントありがとうございます
私も打ち切り界に名を遺すかどうかの期待はめっちゃ寄せてます
編集長の交代が発表されましたし既に退任が決まっていた中野編集長がヤケクソで自分の好みの作品を入れた可能性がありますね
中野編集長時代の振り返りと齋藤新編集長への期待を記事を書いて頂けると有難いです
コメントありがとうございます
記事の件、いいですね。自分なりにも思いの丈はにあるので合間縫って書こうと思います
ありがとうございます🙇
今までいろいろな漫画を見てきたけどあれは酷い。
さいくるもそうですがよくもまぁあれを採用したなぁと思います。
もうヤケクソなんじゃないですかね
10年前流行った妖怪ウォッチ。身の回りで起こる現象から己が生み出す欲望、全て妖怪の仕業とかってに解釈する面では嫌いだったけど、村上を見たあとだと妖怪ウォッチがまだまともに見えるくらい
コメントありがとうございます。
ジャンプ作品に関しては自分に合わなかったりこれは酷いと思えた作品でも内容と照らして掲載順推移を眺めるという楽しみ方が出来るのですが、村上に関してはそれすら出来ない措置が取られたので今は記事のネタにした部分以外は読み飛ばしてますね…
さいくるは打ち切りの危機が無いのかと錯覚してしまうマイペースな展開で、読者にへつらわない硬派な作品かと思えてきます。
正直ヒロアカ終わるのにこんなことしてて大丈夫かという思いはありますね
余りにも今更だしだいぶセンシティブな内容だけど吐き出させてください。
この「妖怪バスター村上」の評判で地味に重大で見過ごせないと思うのが、
「1話での尻子玉の扱い」だと思うんです……
「尻子玉を抜かれる」て、
それこそ直近ジャンプ関連だと「あやかしトライアングル」13巻で描写されたみたいに、
エロティックなものになるはずなんですよ。
何せ尻にあるものを取り出す以上、確実に何かしら挿入されちゃうんですから。
その上取られた(と思われる)相手は、
未だに女の子と勘違いしてる読者も散見される男の娘な見た目のキャラ。
本来なら村上を受け付けない読者でも読み続ける「超強力なフックになる展開」なんです。
また「尻子玉は何か」についての解釈が「そんなものは無い」止まりなのもガッカリでした。
「無い」場合「では何を取り出してるのか?」→「内臓そのもの」と解釈して、
ホラー展開や「河童は決して侮れない脅威である」という描写に繋げる事も出来たんです……
というかこの解釈、実はメジャーです。
何せ「河童は人や動物の肝を抜いて食べる」という伝承もありますし。
でも本作における実際の描写と展開は……読んでの通り、という。
「コメディと銘打ってるのにエログロホラーに振るわけないだろ」
と言われたらそれまでですが、それは裏を返せば、
「本作は一応退魔師物なのに、バトルにもホラーにもエロにも振る気が全く無い」
という事な訳で……「じゃコメディ部分は?」も「読んでの通り」という。
あと「恋するワンピース」の頃は[お盆特別番外編]だけながら、
ちゃんとホラーもかける片鱗を見せてたんです。
だから正直エロ以上にホラー面を期待して3話とも試し読みしたんです……でも実際は……
試し読みから本誌に流れた人が少なそうなの、
この「1話の尻子玉の扱いから今後の路線を悟られた」のも、
結構重大だと思うんですよね……以上です。
コメントありがとうございます。
私は民俗学や妖怪モノに全然明るくないのでその辺は何も言えないのですが、そういった学問やジャンルが好きな方からすると伝承との差異や作者の印象だけで描いているような描写は引っ掛かるようですね
ただまあ詳しくない私でも作者が自分で選んだジャンルに特別関心が無いのはかなり伝わってきますが…wikiで出て来た情報を鵜呑みにして使ってそうというか……
ドクターストーンの原作者稲垣理一郎先生がジャンルへの最低限の知識が無いと、監修者との擦り合わせもままならないし、付け焼刃で調べても絶対粗が出ると言ってましたが、まさにこの妖怪バスター村上でそれが起こっているように思えます
でも1巻の表紙はクソかっこいいんだよなぁ、、なんであのかっこよさを本編に出さないのか、、?