週刊少年ジャンプ2026年19号で隣の小副川が終了となりました。全21話
同期であり同時期に終わったゴンロン・エッグの圧倒的存在感に隠れがちでしたが、本作も掲載順ドベ2を9連続という異例の記録を樹立し、最後はゴンロンが終わって空いたドベ1枠で物語に幕を下ろしました。

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どうせならドベ2で終わらせて10連続記録を見たかった気もします
それではここから物語の集大成となる最後のコマ、打ち切りになった原因考察について書いていきます。
最後のコマ
こちらが物語の最後を飾るコマです。
出典:鍋ヒデアキ『隣の小副川』(集英社)
ラスボスの威子を退散させ、お悩み解決路線に戻り、最後に小副川が習得する魔法は……というところでこの漫画は完結しました。

無理ないペースで畳み、読後感も良く、キレイに終わったと思います
しかし、この「キレイに終わった」ということについて色々と思うところがあるので、それは以下の原因①で。
ということで打ち切りになった原因考察に移ります👇
原因① 具体的な目標が無い
原因の第1に挙げるとするならコレなんじゃないでしょうか。
本作のテーマは人間界で悪さする魔法使いを捕えるというものですが、結局のところそれだけであり、何をゴールに据えた物語なのかが見えず、どこを目指していくのか不明瞭で先の展開を期待させるものが無いように思えました。
小副川にしても「困ってる人をなんとかしたい」と性格さながらの緩い展望であり、目標をなんとかしない限りは打ち切り回避はどうにもなりません。
出典:鍋ヒデアキ『隣の小副川』(集英社)

コメディがメインなら大した目標は不要かもですが、如何せんバトルが多かったからなあ…
本作がキレイに終われたのも過不足なくまとめたというよりは、そもそも具体的な目標に沿って話が進まない故に、終わりが決まったタイミングでラスボスをポイっと出せばいつでも〆れる構成が図らずもできていたに過ぎないとも思えます。
よく設定や伏線を未回収で終了することを「ブン投げる」と言いますが、元より投げる物が特に無いからキレイに終われた。そんな印象です。

日々の生活もこれといった目標が無いと退屈なのと同様に、物語もまた明確な目標が無いと退屈に映る物なのかもしれません。
原因② 敵が格下ばかり
連載開始前に抱いていたイメージとは逆に、割とバトル展開が多かった本作。
そのバトルする敵が、どう贔屓目に見ても小副川より1回り以上は弱く、盛り上がりに欠けたのも痛かったと感じます。
しかも小悪党の枠を出ない敵が多く、格として見てもバトルというよりは雑魚狩りばかりしていたなと。
出典:鍋ヒデアキ『隣の小副川』(集英社)
原因①と合わせると具体的な目標が無いうえに敵も格下だらけであり、一貫して平坦で業務的な読み味になってしまっていたことが悔やまれます。
原因③ 魔法の設定と見せ方
恐らくですが、小副川が攻撃性の無い魔法を駆使してどう戦うかといった展開を期待していた方も多いのではないでしょうか。

SAKAMOTO DAYSで坂本が文房具や雑貨で敵を倒す、ああいう展開です
しかし小副川の魔法設定は「xxxする魔法」の「xxx」の部分でいくらでも戦術を拡張可能であり、攻撃性の無い魔法とはいえ作者の発想の妙が出にくい設定だったように思えます。
出典:鍋ヒデアキ『隣の小副川』(集英社)
坂本の戦闘スタイルは限られた状況下で我々に馴染みのある物品で敵を倒すから面白味があるのであって、魔法というファンタジー要素ありきで、しかも杖をたくさん持ってて無数に魔法を使えるという設定だと「こんなバトル展開よく思いつくな」という脱帽に似た読み味には繋がりにくいと感じました。

単純にSAKAMOTO DAYSは見せ方が上手すぎるのもありますが
そしてこの見せ方の点でも、やはり問題があったのかなと
小副川が魔法を連打するシーンがあるのですが、出力された魔法を見ると気弾のようなモノであり何なんだコレとはなります。
出典:鍋ヒデアキ『隣の小副川』(集英社)

ベジータのグミ撃ちを思い出しました
出典:鳥山明『Dragon Ball』(集英社)
ここまで原因を振り返ってみると、バトル路線の比重が高めだったこと自体が敗因のような気がしてきました。
まとめ
以上、原因を考察してみました。
読んでて引っ掛かる部分はあまり無かったのですが、同時に先の展開が気になるようなフックも無かったので平坦に始まり、平坦なまま話が進み、平坦に終わった、2重の意味で引っ掛かりが無い作品だったという印象です。
そういえばタイトル『隣の小副川』の『隣の』ってどういう意味なんでしょうね。
特に意味は無いのか、それともキレイに〆たと思ったけど実はタイトル未回収だったのか…

読み切り版はしっかり隣要素あるんですがね
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!








COMMENTS
呼子ちゃんをもう見れないのか…悲しい
バトルを描ける作者ではなさそうだなぁ設定を活かしきれなかった以前に戦闘シーンの構図もやり合いも単調すぎたと思う後序盤から長期連載の作品の中盤あたりのノリが多少あったのがちょっとと思った自分だけかもしれないけど
そもそも「魔法」というジャンルを選んだ時点で『小副川』は茨道になる事は避けられなかった。
同ジャンルにはただでさえ『魔男のイチ』と『ウィッチウォッチ』があるというのに、その2作が競合相手では『小副川』に勝ち目がなさすぎる。
坂本は初期の日常系っぽいパートがつまらなくてバトルが本格化してから一気に面白くなったけど、おそがわはむしろ読み切りみたいなグダグダした日常系を期待してたんだけどなあ…読み切り結構好きだっただけに残念
JKも今週の付録のスケジュール帳から霊圧が消えてるあたり打ち切りでしょうし酷い3inでしたね
ギリギリRPGの日に魔王が居ましたよ。
多分記念日にかかるものが無かったからかと。
(ゴンロンはいるのに。。。)
ゴンロンの横にいません?魔王
本当だアンドク組は半ページ貰ってるのにゴンロン組は集合絵とミニアイコンしか載ってないや
読み切りは印象に残っていただけに残念だった。
あのぐうたら姉ちゃんいいキャラだったのに
連載でいなくなったのがなぁ・・
鍋先生お疲れ様でした
コンカフェの話は捻りが効いてて面白かったです
同期2作が問題作すぎてあまり話題にならなかったのは不運でしたが、まんべんなく物足りない印象の作品でした