本誌で7年ぶりにジャンプサッカーが始まり、打ち切り界隈が盛り上がる中、新時代の打ち切りの殿堂と目されるジャンプ+でもサッカー漫画が始まりました。
それがドリブルヌッコあーしちゃんです。
本誌のエンバーズがアウトローなサッカーという厳つい作風に対し、こちらはサッカー女子の恋愛モノという対局とも言える路線で勝負してきました。
同時にエンバーズとは別ベクトルで界隈が盛り上がりそうな内容だったので、以下ではそのへんを絡めながら内容を書いてきます。
芳ばしすぎる主人公、あーしちゃん
主人公の桜野あしなは毎朝ドリブルしながら登校する中学2年生女子。
曲がり角で男子とぶつかりそうになるという古より伝わるシチュエーションも、このように回避するテクニックがあります。
出典:モノノヴ『ドリブルヌッコあーしちゃん』(集英社)


今は食パン咥えてではなく、ドリブルしながらすれ違うのがナウい女子の嗜みです
ちなみにタイトルにもなっている「あーしちゃん」とは彼女のあだ名であり、1人称が「あーし」であることが由来だそう。
出典:モノノヴ『ドリブルヌッコあーしちゃん』(集英社)


更に語尾が「~だし」とかなりユニークなキャラ付けです
園児くらいまでしか許されなそうな1人称、謎の語尾、ドリブルしながら登校とかなり個性的ですが、行き過ぎた変人キャラはかなり読者を厳選してしまうので注意が必要ではあります。
そんな個性がハットトリック状態のあーしちゃんも、学校では極度の人見知りであり、ドリブルしながら登校してるのも他の生徒には秘密な模様。
出典:モノノヴ『ドリブルヌッコあーしちゃん』(集英社)
というか学校で誰とも話さないのに、1人称から採ってあーしちゃんって呼ばれてると聞くと、愛称というより蔑称としてあだ名を付けられてる気がするのですが…これはあまり触れてはいけない事案でしょうか。


まあ本人は気に入ってそうなのでオールオッケーです(?)
それはともかく、先ほど曲がり角で遭遇したサッカー部の主将候補、神堂くんに身バレし、物語は後半戦に突入します。
負けじとクセが強い神堂くん&深読みさせるワードの数々
身バレしたところで、あーしちゃんの過去編がスタート。
亡き父と河原でした抜ッコと言うドリブル遊びが彼女のルーツにあるようです。
出典:モノノヴ『ドリブルヌッコあーしちゃん』(集英社)
球技の「抜く」というアクションに、ごっこを掛け合わせた単語なのは分かりますが、響きからして中2の男子なら過剰に反応してしまいそうではあります。


少なくともコメント欄は抜ッコに対する色んな声で溢れてました
しかし我らが神堂くんは「俺と抜ッコしないか?(意訳)」と紳士の立ち回り。
出典:モノノヴ『ドリブルヌッコあーしちゃん』(集英社)


さすが主将候補だけあってこの程度では思春期特有の反応は見せません
こうして中2の春、爽やかな青春の恋が始まったのでした。
「淡桃色の蕾」というのもどこか意味深ですが、そう思うのは心が汚れた人間だけです。多分、恐らく。
出典:モノノヴ『ドリブルヌッコあーしちゃん』(集英社)
それはそうと2人の初めての抜ッコが開始。
始まるや否や紳士に思われた神堂くんが急に年相応の脳内プランを画策。
出典:モノノヴ『ドリブルヌッコあーしちゃん』(集英社)


まあ神堂くんも結局男の子やからなぁ
少し時間は前後しますが、彼は曲がり角ですれ違った後も、あーしちゃんを尾けていたようで、サザエさんの堀川くん的な資質はありそうです。
出典:モノノヴ『ドリブルヌッコあーしちゃん』(集英社)
抜ッコの内容自体はあーしちゃんがワカメちゃんのようにパンツを見せたことで、読者に「この漫画はパンツ描く漫画だったのか…」と印象付けたこと以外は特に語ること無し。
出典:モノノヴ『ドリブルヌッコあーしちゃん』(集英社)
以上が第1話の内容であり、1癖も2癖もある男女の恋愛モノでしかも題材はサッカーということで、今後も打ち切り界隈とツッコミどころ量産漫画界隈で、WC以上に盛り上がることになりそうです。


やはりジャンプ系列のサッカー漫画は呪われています
まとめ
以上がジャンプラ月曜の期待の新星、ドリブルヌッコあーしちゃんの内容でした。
エンバーズは他作の既視感と試合のガバっぷり、あーしちゃんはキャラのアクの強さとワードセンスで攻めてる印象です。


どちらも異なる見応えがあるのが素晴しい
上記のような見応えを抜きにしても、突如デッドプールがトラックで轢いてきてもおかしくない芳ばしい作風、そもそもの画力etc.何かと楽しいことになりそうなので、月曜日の楽しみになることに大いに期待したいです。
それでは今回はここまで!


ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
あーしちゃんはほったらかし飯の正統後継者である
まぁ冗談は置いといてなかなか凄いのが始まったなぁチャックビーンズは鳩胸先生が鳩胸してるなぁって感覚で面白かったけどこれは狙いすぎ
コメントありがとうございます。
主人公から感じる「混じりけの無い狂気」のような物はほったらかし飯と全く同じですね。
チャックビーンズは白鳥以上にコレどうやって話拡げるんだという興味が湧きました
なんでしょ……おっしゃる通り狙いすぎてる感じがすごいんで、胸焼けしそうです(している)。
コメントありがとうございます。
なんというか主人公から放たれる平成のオタサーの姫感がすごい…ちょっと令和にこのノリはキツいですね
野球になるとダイヤモンドの功罪、BUNGO、忘却、サンキューピッチなど成功してるのを見るにジャンプのサッカー漫画は作るのが難しいのか、、、?それとも呪われているのか?
コメントありがとうございます。
呪い…なんですかね。いやまあ実際単なる力不足な気がしますが
野球も本誌なら呪われてると言っていいほどの致死率なんですがね
作者的にはあーしステップが革命的で従来のドリブルより優れてると考えてるんですかね…?
普通に疑問なんですが通算数億人のサッカー経験者がいるのに自分の机上の空論の方が優れていると思えるのはなぜなんでしょう?
コメントありがとうございます。
というか神堂くんのあーしステップの解説がめっちゃジワリましたね。「ヨーイドンの姿勢で着地する」てもう少し間抜けじゃない言い回しはなかったのか
更新お疲れ様です。
セイレーンとあーしはいつデップーくるかわかったもんじゃないですよ…
コメントありがとうございます。
セイレーンは3話あたりで結局切っちゃいましたがデップー案件になりそうなほどには芳ばしくなってるんですね…
あーしは正直ここからまともに話を広げられると思えないから一思いに神堂くんをデップーに轢かせたほうがいいのではと思えてきます
読んでる途中頭痛くなってきた…
デップーか画太郎かとおもったけど平和に終わりやがった
令和に甦ったのか…ほったらかし飯が!【ほったらかし飯も令和】
コメントありがとうございます。
まああれですね、言うなれば令和7年のほったらかし飯です。
神堂くんが僕とヌッコしようとか言い始めたあたりでトラックに轢かれるんじゃないかと思いましたが、そのまま駆け抜けていきました。2話に超期待
更新お疲れ様です。
漫画的表現に口出すのも野暮ってもんですが、少なくともあの丈なら必ずスパッツ履くし、神道君に告白してた子は普通に膝丈のようでしたから、あの世界でも相当目立っていそうですし。
読みながら途中でホラー展開に入ることを期待してしまう絵柄でした。
…あとグルグルメガネ外して見えてるんですかね?
コメントありがとうございます。
普通ならスパッツ履くんでしょうが、そもそも1人称や語尾からして彼女を「普通」とみなすのは無理があるので我々の常識で測ってはいけないのかもしれません。
ぐるぐるメガネも冷静に意味不明ですが、これも彼女が「普通」ではないで説明がつきます(?)。
どう考えてもパンツ見えそうなスカート丈なのにおそらく意図的に終盤まではパンツを見せず決めゴマでだけパンツ見せたのはなかなか計算されていていいと思いました。
コメントありがとうございます。
読者としては気になりはしましたよね。この漫画はパンツを見せる漫画なのか見せない漫画なのか
いろいろと癖が強いですが、ほったらかし飯に比べると、頭のおかしさはまだまだです((笑)
バイオアビスや針くらいひどくないと。
まあこれもいろいろと残念そうですが、一応まともな路線に行こうとしてるのはわかります。
ほったらかし、バイオ、針は、明らかに完全に異常なのに、描いてる人がそれに気づいてなくてやばいです。
バイオは半分ギャグ狙いしてるところもありますが、残り半分の天然さはガチだし・・・
まあ、あーしもたいがいだけど。
パンチらに関しては、自分は正直好きなんでかまわなかったのですが、かつてのルーズソックスギャル全盛とかの時ならともかく、今は下にスパッツはくよな、というのは確かにそうですが・・・
まあ話の方向的に、パンチらは必要ないとは思うし、ノイズになってる感じもありますね。
個人的には嫌いじゃないけどさ。
ジャンプラのコメ欄、2.5次元のでも、Yシャツの下直にブラはないし、スカートの下にパンツしかないのありえない、とかでコメ欄が少しやいのやいのしたり、都市伝説先輩で、ちとあれなヒロインが、げ0した後服脱いでブラだけになったけど、服1枚の下ブラだけとかありえない、とか少しやいのやいの状態になったり、と妙なとこのこだわりと時代の流れを感じます(笑
かつてギャルどもがミニスカで、下にスパッツとかもはいてない、Yシャツの下はブラだけ、という時代もあったんやで・・・
漫画やアニメはそれをひきずっているんやで・・・
何の話だ。
とりあえずぬっこは、微妙なのに癖だけは強いという、まあなかなかの代物ではあります。
が、ほったらかしに比べればまだまだ小物、と個人的に思ってます。
それより真心スクランブルの終盤のがやばかった。
おまけ。ジャンプラ2月の新連載へのコメもこちらで。
(ちょっと」前に書いたが通らなかった
こころ→うーん・・
マーシャル→絵がすごい。韓国台湾中国等からくる、日本語も完璧な漫画家さんも最近多いなあ
滅国→薬屋のひとりごと、アニメみてましたが、全然似てないぞ。それ似てるなら、大げさにいうと、鬼滅の刃と呪術回線が似てる、くらいの話、といえば言い過ぎ?
向こうは中華風、こっちはオスマン風、キャラの性別や性格や状況も違う。
あと宦官って中国だけじゃなく、中近東でもあったのをこれ見て調べて知りました。
話はなかなかいいかな。
イマニン→まあまあかなあ
オーバーキル→ぶっとんでてすごかった
コメントありがとうございます。
でもこの芳ばしさを見てしまうと話数を重ねるにつれて針バイオ飯も一目置くような展開を魅せてくれるんじゃないかと期待してしまうんですよね。毎週更新で待たせることもないので凄い展開を温めてるならぜひ早めにみたいです
噂に聞く真心スクランブルは時間できたらじっくり読む予定です(なんか白ブリーフが出たところはみましたが)
コメントの件、すみません🙇色々荒らし対策試してたらちょっと荒らし判定が厳しすぎるヤツ引いちゃって……
こういうキャラは主役に据えるより脇役に据えた方がいいと思うんだよなあ
主人公は普通に爽やかなサッカー少女とかにして
仲間集めの段階で1話から出てた地味メガネモブ子が実はドリブル大得意で
ボール蹴ってる時は一人称あーしになって〜だし!とかいう方が魅力的に映ると思う
コメントありがとうございます。
主人公がここまでクセ全開だと、とっつきにくさはありそうです。現にコメントでも主人公がキツくて離脱の声がありましたし
個人的にはこういうクセが強すぎる作品が好きなので、このキツさのまま突っ走ってほしいです