どんな漫画でも20話前後(2クール)までは打ち切りにはならないということが定着して久しいジャンプ。
しかしサッカー漫画エンバーズが、この常識を覆す10話代前半(1クール)での打ち切りを示唆する展開と掲載順をお出ししてきて界隈が盛り上がりそうな、盛り上がらなそうな、そんな状態です。

古き良き打ち切りの再来か!?
あの人気キャラ再登場!!
該当のお話が第11話。サブタイトルは『最強の男たち』。どことなく終了が近そうなタイトルです。
雑草みたいな存在感のモブ敵の守備を前に苦戦する最強の男たちですが、主人公の圧倒的フィジカルで何かんやで何とかします。
出典:原作:車裂圭 作画:西井聡太郎『エンバーズ』(集英社)

モブの適当なキャラデザが何とも愛おしいです
とまあ試合展開自体はどうでもいいのですが、試合の最中にチームメイトの温かみを実感し、1話に出て来た恩師に「見てくれよ先生」と心の中で語り掛ける主人公。
出典:原作:車裂圭 作画:西井聡太郎『エンバーズ』(集英社)

そんな感慨を覚えるほどサッカー部に長くいないやろと考えてしまいますが、雰囲気で読み流すのがマナーです
そして物語の大詰めには、成長した主人公が先生と再開を果たす感動の展開が入る予感…!
とか思ってたら次のコマで先生が主人公の心の中どころか現地に登場。本当に見てくれてました。
おいおいおい死ぬわアイツ。
出典:原作:車裂圭 作画:西井聡太郎『エンバーズ』(集英社)
この先生、各所の反応を見ていると、攻撃的な性格のキャラが多い本作においては唯一とも言っていいかもしれない好感触のキャラであり、1話に出たっきりだったものの、(比較的)人気のあるキャラです。
そういった読者の声を察知して、テコ入れで出して2クール目の生存に望みを賭けた可能性も考えられますが、もし今期で終わるとしたら総話数は12~13話。
打ち切りにシビアな頃のジャンプではこの手の作品が終わる相場とも言える話数であり、古き良き時代のド派手な打ち切りが見たいという願いも込めてエンバーズの1クール打ち切りの大穴に賭けるギャンブラーも管理人以外にいるのではないでしょうか。

オッズは50倍くらい?
このように期末にも関わらず突如出現した大穴、エンバーズの1クール打ち切り。
以下では打ち切りギャンブルの本命であるアストロの動向を簡単に振り返ります。
一方その頃願いのアストロは…
2025年春期打ち切りの本命であろう願いのアストロ
こちらは前回のお話に続き、打ち切りアート展覧会の様相になってます。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)
もうどのコマに「ご愛読ありがとうございました!!」の煽り文入れても違和感無いほどの勢いがありますが、意外にも掲載順は下に3作もある状態。

対する大穴エンバーズは下位作が大混戦の中、ドベが現状2連続、そして新連載は2個なので恐らく切られるのは1個…
これマジでエンバーズが打ち切り賭けてもいいんじゃないスかねぇ……
まとめ(1クールで打ち切りにならなくても…)
20話弱は連載が保証されていると言える今のジャンプで、1クールで終了になったら奇跡以外に形容する言葉が無いレベルの出来事ですが、数多くの名ゴールを生み出してきたジャンプサッカーならそんなミラクルを起こしてくれるのではと期待せずにはいられません。

大穴に賭けてこその漢です
ただ1クールで打ち切りにならなくても、2クール目での打ち切りは既に宣告されてると思います。
有名どころだと19話で終わったドリトライは、記事投稿時点のエンバーズと同じ話数の頃には主人公さっさと覚醒させて畳みに入ってたワケですし…
出典:雲母坂盾『ドリトライ』(集英社)
果たしてエンバーズは心の強さでもう1クールやるのか…
答えは記事投稿から1~2週間後に分かりそうです。
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
最後の1クール突き抜けも同じくサッカー漫画のオレゴラッソ(とデモンズプラン)。
仮にエンバーズがそうなると8年ぶりの不名誉な記録持ちになってしまう。
アストロもBも遅かれ早かれ切られるだろうが連続ドベ1と取ったエンバーズの方がぶっちぎりでアンケ悪いんだと思う。ハクタクやさいくると同じくらい壊滅的なのだろう。
コメントありがとうございます。
エンバは完全に前期の白卓枠ですね。並み居る下位の中でも特にアンケート得票率が悪いんだと思います。
まあまだ連載期間が若いから切られない可能性が高そうですが、切ってもいいと思うんだけどなあ…
ちなみにサッカー漫画ジンクス繋がりで注目されてたヌッコがサッカー完全に放棄していつ首とんでもおかしくない状態のままもうすぐ1巻出るんですけどジャンプラ(非インディーズ)の最低保障って今どんな感じなんですかね?
なんかジャンプラ今月も新連載ラッシュで下位連載陣いくつかやばい空気出はじめてるので向こうもサイクルに変化あるんでしょうか?
横から失礼します
「モノクロのふたり」の作者のつぶやきと実際の動向も合わせて、PVが低迷すれば2巻分で打ち切り、PVがそこそこでも単行本が売れなければ4〜5巻分で打ち切りという基準が濃厚です。逆にPVが低調でも単行本が売れる作品は安泰のようです
この基準に合わない作品もあるので実際は他にも要素があるでしょうが、最短打ち切りは20話前後といったところでしょうね
情報ありがとうございます
0者とか展開巻いてるし2巻コース確定ですかね
ボカロみたいな台詞回しだけはオンリーワン感ありましたがそもそも漫画読む層とは違いますし
コメントありがとうございます。
上で書いている方もいますが、モノクロ作者のポストを見た感じだと2巻コースを超えれるかが第一関門にあるようです。話数にフォーカスすれば、知る限りで最近だと17話が一番短い話数だったかなと思うのでやはり本誌と一緒で20話前後が最速ラインということになりそうです。
ヌッコ…意外にも展開は悪くないと思いつつも如何せんクセが強く、PVはご存知の通りの状態なので、第二関門にあたる単行本(紙)のセールスを見る前にヌコられそうではあるんだし
マガジンはあまり読まないが仮にブルーロックがジャンプで連載してたらどうなんでしょうね?
マガジンとか他の雑誌を貶してるわけじゃないがマガジンやサンデーとかはアンケートに縛られない印象もある為ブルーロックはマガジンだから成功したのかなと勝手に思ってる
世代じゃない自分でもサッカー漫画といえばキャプ翼が最初に思い浮かぶからやっぱジャンプでスポーツ漫画をやっていくのは大変だなと思う
マガジン・・ジャンプ・・アストロ・・
うっ、頭が・・・
ブルーロックを初めから読んでた訳ではないのですが、1巻は全然売れなかったらしいですよ
マガジンはジャンプより長めに猶予を与えてくれるのでやっぱりじわじわ人気が出たパターンでしょうね
東リベも最初から人気があった訳じゃなかったですし
コメントありがとうございます。
最近の展開はあまり知りませんが、やってる内容自体は面白くアツさもあるし、画風もウケ良さそうなのでやっていけたんじゃないかと思います。
雑誌ごとの特色の違いで言えば、ブルロに限らず原作者のこれまで作風というか、一目で分かるノリがあんまりジャンプ受けしそうもないのと、「マガジンでは許されるけどジャンプでは許されない表現」みたいのも結構あるので、もしジャンプにいたらそのへんはマイルドになってそうです
アストロがほぼ確定的状況で、合併号で終了と予想します。
次号予告ではキルアオはコンテストが発表されているので、次回の改編は含まれない可能性が高いと思います。
となると次期改編候補は鵺、超巡、シドクラ、エンバーズ、Bの星線か。3in以上が濃厚。鵺は周年を迎えるものの、やっぱりここ最近の掲載順的に低迷しかけていますよね。アオハコの場合円満はまだ遠いと思います。そもそも猪股君が全国大会に出場しなければ綺麗に終わらないと思いますし。3OUTで円満無しなら2025年冬組の2作品が打ち切り濃厚、アストロがいなくなった場合未だ上昇の目処がない鵺が一番危ない気はします。
鵺より超巡じゃない?
コメントありがとうございます。
アストロはまあやっぱり本命ですね。合併号は読み切りで埋めて21号で切ってくる可能性もありそうです
キルアオが終わらない以上鵺も打ち切りは回避してますが、なんかお話がよく分からないことになっているような……。朱雀ってヤツはいつ封印解かれたん……?てか結構な人数のキャラすっぽかしてお話進めてる気がするけど過不足なく処理しきれるん……??
アオハコは夏までかなと思ってましたが大喜周りと匡アヤメ周りを残してるのでまだまだ続けさせそうですね
エンバーズは1話から試合時間を間違え、今週は主人公の背番号を間違え、チームメイトスタメン全員の名前もポジションも判明していない
全く感情移入できるポイントがないんですよ
同じジャンプの不良がスポーツするという設定でもスラムダンクやルーキーズと違って、監督や仲間と衝突するという事も特にないので、正直不良設定すら死んどる
とてもじゃないがプロの描いた漫画とは思えないです、これほどネタにもならない酷い漫画は久々
コメントありがとうございます。
背番号がアベコベなの笑いました。その辺の設定は連載前にしっかり叩き込んでなかったのか。そもそもDFの背番号が11ってのもおかしいと思わなかったのか。制作背景がここまで気になる作品もそうはありません。
不良設定についても不良がスポーツやる漫画あるあるの喧嘩殺法的なプレイもしないし確かに不良である意味はあまりなし
記事のテンポを考慮して省いたツッコミどころもたくさんあるので個人的にはネタの過剰供給なくらいです
近年稀に見る酷い原作者だと思います。
作画担当もミスがちらほらありますが致命的なものは原作者の落ち度に依る部分の方が多い。
かつて少年探偵Qという悲劇の打ち切り漫画がありましたがその原作者並みには酷いと思います(少年探偵Qはwikiにも書いてあるように当時の集英社上層部のクズな一面が垣間見える経緯があるので気になる人は調べてみて下さい。)。
原作者が誰なのか全く分からない変名という点でも似てますね。どちらもあんまりいい原作を書ける自信がないから、特定されないような名前にした…というのは流石に考え過ぎですかね。絵と違って脚本で個性出すのは難しいでしょうから。
コメントありがとうございます。
それこそ原作作画で分業してるサッカー漫画という共通点を持った東京湾の原作者にも引けを取らないと思います。
作画込みで考えるなら東京湾は小奇麗な分、エンバーズのほうが酷いまであるような……(というか作画にしてもゴールキックのシーンでコマ切り替わったら蹴る足変わってるってSNSで突っ込まれてて笑いました)
関係ないですが今週の新世界漫画賞インタビュー記事にオレゴラッソ載ってました。エンバーズが絶賛連載中にオレゴラッソ見れるとは
コメントありがとうございます。
馬上先生のコツ伝授のところにバンバいましたね。
エンバーズが今11話だから、オレゴラッソなら今頃物凄い急なダイジェストを経てバンバがプロになってると考えると色々感慨深いです(?)
更新お疲れ様です
エンバーズも中々に打ち切りの匂いがするモノローグが漂っておりますが、アストロの方も名前に作品タイトル入ってる技を使っちゃうという最終回直前にしかやらない大技を披露しておりますので7:3で流石にアストロかなぁと予想します
ここからエンバーズ突き抜けとすればジャンプサッカーの呪いの深さを味わうことになりますね……まぁ現状が続くと今回終わらなくても遅かれ早かれなんでしょうけど
コメントありがとうございます。
エンバーズはまだ連鎖期間が若すぎるからなあ…やっぱり今回切るなら高齢連載のアストロになってしまいそうです。
これだけ小規模改編が続いてるからせめて打ち切られる作品は1クールでおしまいくらい派手な散体っぷりが見たいんですがね
まあ記事にも書きましたが今回生存しててももう夏に向けて宣告はされてるんじゃないかと思ってます
久しぶりに突き抜け見てみたいですね〜!
あと、今週のジャンプのアストロページに『描き下ろし充実のコミックス5巻5月2日発売!』と書いてありますが、いつもより少ない168ページで描き下ろし充実…?と言う気持ちです。買いますけど。
コメントありがとうございます。
ホント見たいです。打ち切りの数が少ないならせめてこちらの理解を超えるようなインパクトある打ち切りが1発欲しいです。
アストロはその書き方だと7話分掲載して20ページ弱が描き下ろしですかね
あかね「だからジャンプでサッカー漫画は…。私を描いている馬上先生も洗礼を受けたのに。」
コメントありがとうございます。
オレゴラッソに関してはタイミングも悪かったですね…。今と違ってかなり大胆に入れ替えを試みていた時期でしたし。絵はゴラッソから上手かったのであかねでヒットして良かった
もはや「この作品が打ち切られるかどうか」ではなく
「新連載をいくつ用意出来るか」が打ち切りの目安になる始末
コメントありがとうございます。
もう「上がり目がないから切って入れ替える」みたいな判断は弾の関係で出来ないんですかね
いつか大規模改編が控えてるわけではないけど改編無しみたいな事態になりそうで怖いです。
サッカー関係なく純粋に漫画として完成度が低いんだわ
どこかで見た展開、キャラの継ぎはぎ
イージーな作画ミス
実はAIが描いたのでは…?
コメントありがとうございます。
スラダンとハイキューがだいぶ色濃く出てる印象です。
原作は全然過去作の情報も無いしなんかPNも変わってるしAI説…?
アストロは公式Xが連載一周年なのに何の告知もないのがなぁ
コメントありがとうございます。
「(作品名)は本日で連載開始してX周年になりました!皆様のおかげです!!」みたいなアナウンスが公式から嬉々として投稿されてるのをよく見るだけに、ちょっと怪しいですね。
やはり本命です