ご覧いただきありがとうございます。
2025年の幕開けと同時に古株の夜桜とアンデラが完結し、ますます若くなった誌面。
ここでは上記長期連載2作とバトンタッチで開始したエンバーズとBの星線の投稿時点での所感を書いてきます。

両作とも初連載というのがまた若々しさを感じますね
1番手 エンバーズ
トップバッターはお待ちかねの人もいたであろうスポーツ枠として始まったエンバーズ
投稿時点で2話まで消化
本作が題材として選んだ競技は、京都殺戮ホテルより生存度の低いジャンルという研究結果が出てるサッカーであり、始まる前からこれはヤバいのではと感じた人もいたことと思います。

打ち切り愛好家ならビクンビクンに感じずにはいられません
しかし記事を書くにあたっては、その手の先入観は捨てて作品と向き合いましたが、どうしても展開がハイキューと酷似してるという印象は捨てきれませんでした。
第1話の、無名の主人公が有名選手に惨敗したけど一矢報いて高校でリベンジという展開に「ハイキューぽいなあ」なんて思ってたら、第2話の最後でその有名選手と同じ高校なのが発覚し「もろハイキューやんけ!」となったのは管理人だけではないハズ…
出典:原作:車裂圭 作画:西井聡太郎『エンバーズ』(集英社)

古舘先生に許可取ったのかと滅多なことを心配をしてしまいます
魔女の守人やツギハギ漂流作家がそうですが、明らかにオマージュの範疇を超えてると読者に悟られると急速に客が去っていく&一部界隈で死ぬほどネタにされるという、作者からしたら泣きっ面に機関銃レベルの事態になりそうですが、エンバーズの運命はいかに…
ということで以降の話ではオリジナリティある展開や設定の披露が欲しいところです。

オフェンス礼賛の少年漫画で主人公がディフェンス能力特化ってのは割と目新しいかな?
2番手 Bの星線
お次はPPPPPPの衝撃的な打ち切りから2年の時を経て始まったピアノ漫画、Bの星線
投稿時点で1話消化

歴史上の偉人が蘇って主人公のパートナーになるというジャンプ版パリピ公明といった物語です
正直、1話を読んだだけだと「様子見」としか言いようがないです。
キャッチーではないものの、極端に読者を篩にかけることは無さそうな無難な筋運び。

Bが自分の曲とはいえ編曲されたものを即座に弾けるのは違和感がありましたが、まあ偉人の力量を常識で測ってはダメなのかもしれません
出典:林守大『Bの星線』(集英社)
各所の反応を見ると主人公の掘り下げがないことがちょいちょい突っ込まれてましたが、個人的には詰め込み過ぎて異様な説明口調になるのもどうかと思うので、そこはスピードが求められるジャンプとはいえ第1話なら全然セーフかなと感じます。
そんなことで次号予告を見ると「2話で主人公掘り下げますよ」と宣言をしてるので、ここで主人公ないし作品の求心力が問われるか。


この過去話で主人公を応援したくなるキャラになるかどうかが重要になってきそうです
それにしてもヒロインと思しき子が最近流行りの「色々デカい女」であり、このキャラデザには生き残るための強かさを感じなくもありません。
出典:林守大『Bの星線』(集英社)

ドギツい三白眼に花のヘアピンというのも中々光ってます
まとめ(好きな順ランキング)
以上、2024秋の新連載所感でした。
2作だけですが「面白さ」「何となく応援したくなるか」etc.を考慮してランク付けをすると
1位:Bの星線
2位:エンバーズ
って感じです。やっぱエンバーズはハイキューすぎるのが…
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
更新お待ちしてました!
エンバーズはハイキューみもですし、「ケンカに明け暮れた不良が…」っていう展開も手垢がついてるのが気になりますね。
魅力的だったおじちゃん先生を絡めにくそうなのもちょっと引っかかりましたが、そこは流石にうまくやるのかな…と期待したいです。
星線はちょっと華やかさに欠ける絵なのが引っかかりました。NERUとかビーストチルドレンとかを思い起こしつつ、偉人…ハイファイ…うっ頭が…
とうまさんのおっしゃる通り、2話で主人公が掘り下げられてからが本番のように思えますね。誌面に新しい風を起こしてくれることに期待したいです。
Bは色々話広げられそうだから楽しみ
ベートーヴェンご本人がシリーズ漫画の主人公くらい
エピソードに事欠かない人お方なのでネタ切れはしないはず…(╹◡╹)
Bの星線はエンバーズと比べると荒削りながらも独自の魅力を出そうという姿勢を感じられるので期待したいところです。主人公とベートーヴェンがかつてのヒカルの碁でのヒカルと佐為のような名コンビになれたら強みになると思います。
話自体は同じ音楽ジャンルのPPPPPPほど難解でないのも大きい。
エンバーズは自分もハイキューに影響されすぎと思いました。もう少しひねりを入れるか、開き直って同じサッカー漫画のキャプテン翼やホイッスルをリスペクトした方が余程いい。
そういえばイナイレやキャプテン翼にも同じ不良で、ディフェンスタイプのキャラいましたね。たしか次藤、飛鷹でしたっけ?
音楽ジャンルと言う一般的な読者には伝えるのが難しい
曲の表現とかどうなるんだろうなぁとは思う
ただただベートーヴェンの話を掘り下げるだけだと掲載順も一気に下がりそう
エンバーズの2話酷すぎてこいつが白卓の正統後継者なのでは?って感覚チームスポーツのサッカーでわざわざタイマンなのも理解できんしてかそもそも主将とかと戦う展開したかったのは分かるけどあそこまで始め方が下手やと読む気にならない
星線のイラスト(最新号の表紙)を観て「作画が『ド級のアレ』に似てるかも」
と思ったのは私だけでしょうか…?これから読みますけど
Bの星線は面白かったけど週刊連載について行けるのか不安な画力してる
エンバーズはテンプレを守って作ってる感じがしますね、大ハズレはしなさそう。でもそれだけじゃ生き残れそうにないから独自の強みが欲しいですね。
Bの星線はベートーヴェンを下手に扱うと炎上しかねないのでそこが気になりますね。極端な例ですが歴史メンタリストみたいなことになって18週コースは避けたいでしょうし。
でも逆に偉人を描くのに注力し過ぎて主人公の影が薄くなる極東ネクロマンスみたいになってもあまり良くない。
ベートーヴェンに負けないキャラの濃さが求められてる主人公をどう設計したのか、2話で命運が分かれそう。
もうこれは意義無し。
エンバースですけども1話から見て「嗚呼これは打ち切られるだろうな」という印象が強い方だと思いました。2話を見て因縁はどうした感が強くキャプテン翼には及ばないと思います。8号連続ドベを記録した白卓の方がマシにも見えます。
一方のBの星線は予告見た時は最初PPPみたいなミステリー要素が含まれるんじゃないかと思い込んでいましたが、蓋を開けるとベートーヴェンの圧巻的な作画に度肝を抜きました。PPPとは違い、かなり異質なピアノ漫画だと思います。
やっとジャンプ読めたので遅ればせながら。
どちらも王道の一話(エンバーズは2話含む)で、最初のハードルは越えてきた気がしますね。私はパクリではなく王道に感じました。
ただしどちらもメジャースポーツor楽器で経験者が多く、ただでさえ叩かれやすい序盤を更に叩かれやすく、逆張りで擁護しがちな面もあり好悪どちら感情にしろ正当な評価は少し待ちたいところ。
エンバーズは部員紹介パートに入らず紅白戦でも練習試合でもいいので試合でキャラの掘り下げに行けるか、
Bの星線は先駆者たちのインパクトある演出を如何に越えられるかが鍵となってくるのかなと思います。