ご覧いただきありがとうございます。
本記事投稿時点で2024年金未来杯が全て出揃いました。
毎年楽しみなイベントです
以下ではエントリーした5作品の感想と、個人的に好きな作品でランキング組みしていきます。
邏卒妖怪狩り
1作目、45号に掲載された邏卒妖怪狩り
明治時代が舞台の退魔モノでしたが、昭和でも令和でも通じるくらいには分かりやすい内容だったのかなと思います。
時代背景ならではの内容になっていればと思ったんですが、それどころか「ラップ」「オンザビート」などこの時代には無いであろうワードが出てきたりと、この辺は少し引っ掛かりました。
設定の煮詰めが足りなかったか
主人公にしても、「陽の当たるところは歩けない」のようなこと言ってましたが、白昼堂々制服顔出しでランチしてるし、そもそも普通に公務員として警察官やってるし、舞台や設定で微妙に嚙み合ってない部分がありあまりノリきれなかったです。
出典:吉田B6『邏卒妖怪狩り』(集英社)
マイナスの面ばかりを書いてしまったので、プラスの面を書こうと思ったのですが、退魔というジャンルそのものが飽和状態なため、特別印象に残ったシーンも思い浮かばないんですよね…
総じて飽和してるジャンルで勝負するには色々と足りないと感じました
信号オールレッド
2作目、46号に掲載された信号オールレッド
邏卒はあーだこーだ書いてしまいましたが、こちらは設定のオリジナリティ有り、意外性有りでかなり好みでした。
テレポートで服も一緒に移動するのおかしくね?という、超能力モノの創作を見ていて誰もが一度は感じるであろう疑問を盛り込んだ筋運びが面白いなと思いました。
若干序盤の説明が多かったですが、ハンターハンターが載ってる今、些末なことです
ヒロインが主人公の未来を視てからの勘違いトークも面白く、コメディ面も申し分なかったのではないでしょうか。
出典:泉博士『信号オールレッド』(集英社)
アンジャッシュのコント見たい
こんな感じで個人的にはかなり当たりに思えたワケですが、起承転結の「結」が描かれないまま終わったので、この先の2人のアレコレがとても気になりましたね。
それだけ作品の世界観に入り込めたんだと思います。
「この続きは連載で!」ってコト…!?
OSAMU
3作目、47号に掲載されたOSAMU
まずこのブログを初めて訪問された方向けに言いますが、管理人は、クセが強かったりツッコミがいのある作品が大好物です。
このOSAMUは、そんな管理人のクセ強ツッコミレーダーが超ドドド級に反応せずにはいられない作品でした。
何なら先行して感想記事立てようと思ってました
この作品、47ページかけてOSAMUのパワーがawesomeだ!!ってことしか伝えてないんですよね。
怪獣が出る町で激強の主人公が怪獣圧倒するだけで終わりました
どこかで掴みどころが無い性格のOSAMUに悲しき過去……みたいな感じで何でもいいから掘り下げてくれれば、少しはOSAMUというキャラの何たるかが分かるのですが、そういうの一切無しでそれっぽいセリフだけ投げ込まれるからOSAMUは性格もawesomeだ!!とはなりにくいです。
出典:千木チキ『OSAMU』(集英社)
危険な現場に連れてこられたヒロインの「大事にしてくれる人」という解釈もどこか引っ掛かります
そして同じく連れてきたネコ太郎が攻撃されてこのセリフ。
こんな危険な場所に連れてこないことが1番の守りだと思うのですが…
出典:千木チキ『OSAMU』(集英社)
恐らくネコ太郎はこの決めゼリフ言わせる為の装置ですね
舞台や設定にしても特別目新しいワケでもなかったので(というかほぼジャンプラの某エリンギ漫画のような…)、賞の観点でもまあちょっと厳しくなりそうかなと予想してます。
インビジブルブラッド
4作目、48号に掲載されたインビジブルブラッド
この作品に関しては掲載号で松井先生のお墨付きもあっただけに、とにかく画力が凄かったなと思います。
今までの金未来の中でもかなり画力が高いの部類なのではないでしょうか
お話については…うーん特に語ることがない。
ものすごくザックリした印象は「手堅くまとまったGIGAの上澄み作品」といった感じです
ただ仮にこの作品がGIGAに載っていたとして、その後また読み切りなり連載なりで次回作が登場したら「ああ!前にGIGAに載ってたあの絵が上手い人ね!」とはなりそうなので、載ってる他の作品よりも印象は深くなるのかなと感じました。
やっぱ画力は光ってます✨
復活神ハンザキ
5作目、49号に掲載された復活神ハンザキ
作者の一言にもあったとおり、読みやすく仕上がっているとは思うのですが、気になった点としてはハンザキの設定を持て余し気味に思えました。
ハンザキの説明で「川を氾濫させたり」とあったので、馬場君が溺れた時点では氾濫させる能力にトンチ利かせて助けるみたいな展開にするのかと思ったら、この手の神様キャラお馴染みのセオリー無視の圧倒的パワーで解決してしまったのが、惜しく感じました。
出典:大川カズヒコ『復活神ハンザキ』(集英社)
山椒魚由来の能力が再生くらいだったような
結果、作品のマスコット枠であろうハンザキがよく見る長年の眠りデバフ付き万能モンスターという枠を出ない範囲で落ち着いてしまった印象です。
それと蟠りが解ける前の馬場君が、どういう目的や意図で主人公の骨董品屋に足繁く通ってるのかが見えて来ず、導入が少し分かり辛かったかな…?
この時点では主人公と仲良いワケでも、いびるワケでもないよく分からん関係
単なる骨董品マニアなのか…!?
まとめ(面白かったランキング)
以上、5作まとめての感想でした。
純粋に面白かったと感じた順にランキングにすると
1位 信号オールレッド
2位 インビジブルブラッド
3位 復活神ハンザキ
4位 邏卒妖怪狩り
5位 OSAMU
でしょうか
グランプリはインビジブルか信号のどちらかぽいとお気持ち程度の予想
それでは今回はここまで!
ご愛読ありがとうございました!!
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個人的には
信号>邏卒>インビジブル>>オサム=ハンザキ
でした
信号はどこでもかなり評価高いですね
ノリの割に設定重いな…と思ってたけど、結婚の予知から後はドタバタに振り切ってて最後まで楽しかった
コメントありがとうございます
お話に関しては信号は頭1つ抜けてたように思えます。確かに考えてみると中々ハードなことが議題の選挙でしたが、見開きの結婚予知で全て流れた感じはありますね
自分は
オールレッド=インビジブル>邏卒>ハンザキ>OSAMU
今年は去年より全体的に出来が良かったと思います。
去年は優勝したカンヴァステラ以外あまりに出来が悪くて支持しないに入れてましたが今年はOSAMU以外には支持するで入れるくらいには満足できるものでした(ハンザキは若干お情けですが。)。
オールレッドはめだかボックス、インビジブルはチェンソーマンに近い読み応えで画力も安定していたので自分的には両名とも早期に連載してほしいと思いました。
コメントありがとうございます
確かに去年は響く作品が無かったですね…
今年は信号とインビでかなり印象には残る回になりそうです。
OSAMUは何というか…awesomeと036ってオサムじゃん!みたいなアイデアのみで突き進んだ感じがしました
個人的には
信号>インビジブル>>>>>ハンザキ≧オサム>>>邏卒ってとこですかね。
優勝予想は信号で
信号はギャグもありつつ設定がしっかりしていて人物背景もあった。これはもう連載していい。
インビジブルもとにかく画力が高くて、なかなかよかった。
あとは微妙でした
コメントありがとうございます
やっぱり信号&インビジブルとそれ以外で越えられない壁はありますよね
この2つはネームなり画力なりでかなり光っていたから印象に残るものでした
金未来エントリー作家から1人は連載待つ傾向にあるので誰が獲得するか楽しみですね