ジャンプ生き残りレースで掲載順に変化がないことで話題になるキルアオ。
と思ったら最近のお話の方はとんでもなく変化していました。
対決路線からゆるふわ路線へ
変化が起きたのは2024年48号から
幻獣組希少種との騎馬戦対決が終わり、次に十三に襲い掛かる刺客ないし試練とは…
と思ったら家庭科部の地域活動回が始まりました。
ノレンのラーメンが認められるオチは良かったんですが、前話からのギャップにあれ?となりました
迎える本記事投稿時点の最新号である49号。
今度は十三が某ニチ朝の少女向けアニメにハマる回が掲載。
学校が敵のボスに乗っ取られ、繰り出される刺客たちに一難去ってまた一難な展開になると思いきや、2話にわたりゆるふわな回が差し込まれることに。
ぶっちゃけありえない……
50号ではセンターカラーを獲得しましたが、そこにも迫る文化祭!!十三と家庭科部はどうする…⁉という、とてもシリアスには転びそうにない章が始まるようで、校長いなくなったのかと思える程にゆるくふわふわなことになっています。
ジャンル変わった??
色んな方向に入れられるテコ
ここまですっとぼけて書きましたが、キルアオに何が起きているかというと、いわゆるテコ入れが行われているワケですね。
しかもそれもかなり豪快にです
不振な掲載状況を動かすために、テコの原理で掲載順を吊り上げようとしているのは間違えないでしょう。
すっとぼけ無しの考察なんですが、そもそも学校が敵のボスに乗っ取られた展開もテコ入れの一貫のように思えます。
十三にやられて、また会いましょうのセリフから校長としてまた会うまで屋敷編(と1話完結を数話)を隔てるだけで、かなり急ぎ目に出したように見えました。
出典:藤巻忠俊『キルアオ』(集英社)
そこから始まる騎馬戦も、これまであまり出てこなかった技名が次々と出てきており(巻末コメントからするに、鵺の川江先生からアドバイスもらった説が有力)、新しい試みの跡が見えました。
出典:藤巻忠俊『キルアオ』(集英社)
しかしそれでも振るわず、学校が敵陣営の手に落ちている穏やかじゃない状況ではあるものの、ゆるふわ日常路線に舵を切ったのだと掲載順推移とも併せて察せられます。
作品の置かれている状況は、ゆふるわとは遠いものに
少し前の作品になりますが、この手探り感は神緒ゆいは髪を結いを思い出しました。
あちらはラブコメからスケバンバトルになったので、キルアオとはベクトルが逆かな
まとめ
これがラストチャンスといわんばかりにゆるふわ大勝負にでたキルアオ。
48号と49号に載ったコメディ回読んだ感じだと、個人的にはミツオカ決闘するよりコッチのほうが好みかも。
文化祭編でセンターカラーとなる50号では、同じくカラーの作品がキヨシに超巡という、まるで2月の改編の打ち切りから脱する作品を決める第一選考のような状態に。
なんかキヨシはラスボスぽいの出て来ましたね
果たして日常ゆるふわ路線に勝機を見出せるのか。
それでは今回はここまで!
ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
今のキルアオはかつての保健室の死神(怪物事変の藍本松先生の前作)に似ていると思いました。
この作品も基本が日常系で2年目からテコ入れでバトル路線にしたらアンケが下がってしまい最終的には2周年目前で打ち切りになり増刊で完結しました。
キルアオも今回のセンターで立て直せなければ保健室と同じ末路になりそうで心配です。
周年達成作品は打ち切りの負け星にカウントされない(実績扱いになる)のがせめてもの救いでしょうか。
コメントありがとうございます。
保健室の死神はお色気要素投入したりシリアス目なバトルやったりで、忙しい漫画でしたね。結構好きでしたが
今回のキルアオはマジモンのラストチャンス感があります。(一部ではあやトラのようにアニメが決まっているのでは?という声が出始めてますが果たして…)
2周年直前に終了して全10巻パターン、ジャンプにはかなり多いので警戒体制を取る所は正直ありますね(保健室の死神もそうですが、武装錬金、左門くん、エムゼロ、すじピンなど)
コメントありがとうございます。
2周年や10巻超えても終わってない漫画って既に順風満帆なことが多いからあんま目立たないですが、ここも大きな壁ですよね。
10巻の単行本の作者コメントが巻数2ケタ代突破して喜んでる旨の作品はよく見ますし(夜桜、坂本、あかねあたり)
なんか決闘するよりもチベットスナギツネの回然り、この手の回の方が楽しめてる節があるにはありますよね、キルアオ。やはり1話の感想でも囁かれてたSAKAMOTO DAYSの存在は大きいか。
10巻の壁…。周年は巻頭貰えて突破できた鵺は単行本も買うくらいには楽しませてもらってる人間なので戦々恐々ですが、ここまで残れた理由ならいくつでもあると思ってるのでできる限りは我々も見続けたいですね。
コメントありがとうございます。
黒子のバスケのコメディ回が好きな人も結構いたようなので、その層にはウケているのかもしれません。かくいう自分は黒子のコメディは微妙でしたが、キルアオでバトルにはしるなら学園コメディやったほうが良いのかなといった感じです。
鵺もキルアオよりは余裕があるように見えますが最近はかなり振るわないですね。テコ入れという点では、最序盤で注目を集めた時よろしく膳野を活躍させれば盛り上がりそうですが、如何せん長く連載して物語が成熟したモンで、今更モブ生徒を展開に入れ込む隙が無さそうという…
キルアオは殺し屋バトルやミツオカ決闘より中学生になったオッサンが中学生を満喫してる方が好評ですから学園コメディにジャンル変更は全然アリです
文化祭でもミツオカ決闘するんでしょうけど…
単体のテコ入れの成否より、ジャンル被りが危惧されているしのびごととの兼ね合いの方が不安かも?
コメントありがとうございます。
掲載順の揺れ幅からしても中学生を満喫路線に需要がありそうですよね(サーフィンはちょっと別かもですが、、、)
しのびは個人的には頑張って欲しいのですが、キヨシともキルアオともサカモトとも被ってる気がしますが大丈夫か
76話で、「初めてアンケート入れた」という声もありましたが、一方で戸惑っていた意見も見られました。
どっちがより多かったのか(あるいは拮抗しているのか)。
それが、今後の行く末に関わってくるかもしれません。
個人的な意見を言えば、(ジャンプで許される範囲であれば)どのジャンルになっても大丈夫って思ってます。
バトルでも、日常でも、コメディでも。
何でもいいから、持ち直してほしいというのが、ぶっちゃけ正直な気持ちです。
今のところ、どの回も楽しんで読めていますし。
コメントありがとうございます。
自分はこの路線の方がいいなとも思いましたが、戸惑いもしましたね。作中の状況的にほのぼの出来るのかと。これに関してはある程度整合性は捨てても路線切り替えを試みたのかなと思います
この作家さんスポーツやってるシーンは普通にカッコイイんですけど殺し屋同士の戦いってなると緊迫感が足りないので素直にスポーツもの描けばよかったのにと思っています
コメントありがとうございます。
スポーツシーンと比べてバトルがパッとしないのは自分も思いました。もしかしたらカグラやサカモトやしのびに慣れてしまってるからかもですが
作者好きだから応援してる
コメントありがとうございます。
自分の青春の5ページくらいは黒子のバスケがいるので頑張ってほしいんですが…いやあどうなるんだろう
キルアオは、敵が普通に武器使って殺しに来るような騎馬戦を止めずに傍観してる学校のみんなやノレンに違和感を持っちゃって仕方ないです。みんなでそこまでノレンに命懸ける理由も弱い気がして…
もっと十三の学校生活と裏社会を切り離して、ノレンだけミツオカ製薬の秘密の鍵を握ってたり裏社会に片足突っ込んでるくらいにしといた方が自然だった気がします。学校生活を巻き込み過ぎな気がしないでもないです。
中学生の殺し屋や十三を殺しに来るレベルの奴らがいるという設定もそんなに安売りすべきではないと思います。中学生の姿の十三がどう大人と戦い、中学のみんなにはどう正体を隠し通すかをメインにした方が面白かったと思います。中学生同士の戦いが多いので…
長くなりましたが、キルアオについてこうやって意見を書ける場もあまりないので有り難く書かせて頂きました。キルアオ好きな方もすみません、こういう意見の人もいるんだなと思って頂ければ幸いです。
コメントありがとうございます。
確かにリアリティラインがどこにあるのか分からない時がありますよね。マリンスポーツ得意なユニコーンの女子が人格変わるのも割とふつうに受け入れられてますし。
ベテランならではの安定した筋運びは流石なんですが、爆発力や話題性がないままここまで来てしまい、困っている印象を受けますが恐らくラストチャンスの今、コメディに舵切ってどう動くか気になるところです。
この記事は最近ゆるふわ路線になったよねっていう記事なので追記させて頂くと、私もゆるふわ中学生生活路線になったのは良いと思うし結構好きです。
でも騎馬戦のような普通に殺し合いレベルの決闘を書いてしまった以上、ゆるふわ路線を強調してくたびに、学校生活で普通に危ないバトルを繰り広げても家庭科部や観戦者の誰も疑問に思わないことの違和感、作風の違いへの違和感を感じてしまいそうなんですよね
再追記失礼します、管理人様の文章が反映される直前に追記したので、既に読んで理解頂けたことをまた追記する形になりすみません、ご意見返信くださりありがとうございます。
これへの返信はお気になさらず、ラストチャンスのキルアオ頑張って欲しいです。