ハルカゼオテル、展開も巻き始めてマジで救いが無くなる…

①掲載作感想

さむわんへるつの絶好調により「もう次の打ち切りはこの2作から出すしかない」という残酷すぎる状況に置かれたハルカゼマウンド灯火のオテル

他に打ち切りが無いなら円満完結作の終了に頼るも、終わりそうだった逃げ若はまだ続くことを示唆する展開になり…

それならモイニコの関係が一気に進展したウィッチなら終わるかも…!?と極僅かな希望を見出すも、こちらも巻末コメントで第3部スタートが宣言され、まだまだ終わらないことが確定。

すがりたい物に次々と見放されていくような状況であり、なんかもう可哀想に見えてくるのですが、2025年の最後を飾る52号では展開のほうも後がないような状態になりました。

号を重ねるごとに命の火が弱まっていく…

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試合を早回スキップしたハルカゼ

ついに始まる東京大会。

主人公の高校は新設校ということもあり、完全アウェーな中での初戦となります。

ということで塁逆走というヤバいミスをする合理メガネくん。しかし仲間の優しさもあり、それほど気負いすることなく試合が進行します。

出典:原作:後藤冬吾/作画:松浦健人『ハルカゼマウンド』(集英社)

と、ここで突然試合の最中に時間の早回スキップが発生。

なんかよく分からないけど終わってみれば圧勝だったようです。

出典:原作…西修/作画…宇佐崎しろ『魔男のイチ』(集英社) 出典:原作:後藤冬吾/作画:松浦健人『ハルカゼマウンド』(集英社)

あっ…これは……

急に掲載順上位から時操さんが出張ってきて何事かと思いましたが、この「内容の密度よりも描きたいであろう展開のために過程をすっ飛ばす」流れは色々察するものがあります。

というか主人公も俺たちの戦いはこれからだの亜種みたいなこと言ってたり、伊吹と夕真ペアが試合前に感慨に耽り始めたりと的確に打ち切りのツボを突いてきます。

出典:原作:後藤冬吾/作画:松浦健人『ハルカゼマウンド』(集英社)

リアル路線の野球漫画である以上、どうしても公式戦は現実の試合方式=トーナメントの形を取らなければならないだけに、連載の残り期間が決まってそうな状況下で、描きたいであろう強チームとの試合を描くには、初戦の相手など丁寧に描写する暇は無さそうです。

強チームの試合を初戦に持ってくるのもなんか違うしなあ

主人公に悲しき過去…なオテル

フィルギャを呼び戻すために精神世界で対話を試みるオテル

フィルギャの悲しき過去…は語られたので、次の週ではオテルが悲しき過去…を語るターンに。

本人は謙遜していますが、我々現代人の感覚からすると、かなり辛い過去を持ってますね…

出典:川口勇貴『灯火のオテル』(集英社)

しかし創作において悲しき過去…よりも更に悲しいことは、大体はキャラを最深部まで掘り下げるような物事であることから、作者的にも最後の最後まで温めておく(逆に最序盤で悲しき過去…を出してそれを軸に話を進めるケースもありますが)設定ですがそれが出てくると言うことは…

そういうことだと思います

フィルギャとの対話も成功し、完全な半神形態を獲得。

無事に絆を取り戻した2人は敵襲に向かって行くのでした。

出典:川口勇貴『灯火のオテル』(集英社)

…なんかこの構図のコマに俺たちの戦いはこれからだ!!のセリフが絶妙に似合いそうと感じるのは僕だけでしょうか。

出典:諫山創『進撃の巨人』(講談社)

まだ改編は先なのでもうちっとだけ続くんじゃ

まとめ

以上、さむわんの絶好調から始まるハルカゼオテルの悲劇も来るところまで来たなという話でした。

さむわんの打ち切りがアテにならない時点でハルカゼオテルの共倒れ確率は85%になり、逃げ若終わらないことで90%、ウィッチも終わらないことで95%に達し、今回取り上げた打ち切り展開で99.9%になったという肌感覚です。

残り0.1%で、どちらかが実は巻いてな新連載も1INという奇跡に賭けるしかないです

いっそひと思いにここで終わらせても…と思ってしまいますが、そういった都合は許されず、規定のスケジュールまでは連載を辞めれないところも商業連載のツラいところだなと感じました。

それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!

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COMMENTS

  1. 匿名 より:

    ハルカゼもう正直に言いますわ。まじで面白くない、最近。なんか野球漫画だから仕方が無いのかもしれませんがキャラが多くて設定も覚えられない。ぶっちゃけ最近で言うと手遅れかもしれないですがオテルの方がおもしろい。仄見えるの方がおもしろかった気が……

  2. 匿名 より:

    邪道系野球漫画のピッチとSF野球漫画エイリアンが強すぎんだ

  3. 匿名 より:

    サンキューの方もずっと面白いし、野球文明エイリアンで満を持して始まった試合パートがおもしろすぎてハルカゼの味の薄さが際立ってしまってる。野球漫画じゃなくて野球軸の青春系漫画って方がまだ納得できる。

  4. 匿名 より:

    2人がくらげに刺されてるAI?画像草

  5. 匿名 より:

    ハルカゼも大概な内容だったがこれより短命で終わった3作品は・・・

    先々週に逆回り練習をしていたとはいえ
    ハルカゼはギャグ漫画(それもおもしろくない)に転身したの?
    それでも半年持ったし予選開始までこぎつけて良かったんじゃ無い?

    パターン的に最終回最終ページは甲子園初戦のプレイボールかな?

    • 匿名 より:

      個人的にハルカゼと他3作品はどんぐり、下手したらオテルも
      ハルカゼのみ下駄を履かせたって印象で大差無い

  6. より:

    記事作成をありがとうございます^_^
    予想としては改変はいつで、つまりあと何話ですか?
    同じ感想です。今回の話はまいてるなーーーと感じながら読みました、、はは

    • 匿名 より:

      例年通りなら10号あたりからですが今回改編が前倒しになったので8号あたりから始まるかもしれません。
      年末年始に合併号が2回挟まるのであと6~8話でしょうか。

  7. 匿名 より:

    もう、打ち切りになっても仕方ないとは思っているのですが…
    そう決めつけてしまうと、楽しめるものも楽しめなくなってしまうそうで怖いので…
    オテルの生存を、ほんのちょっとだけ信じながら読むことにします

  8. 匿名 より:

    20話もやってキャラの魅力引き出せないとなると今後もキツそうだし、潮時かなあ

  9. やぎざかな より:

    ハルカゼとオテル、ともになるべく続いてほしかった作品です。
    まあ、さむわんコケない、逃げ若まだ終わらない、ウィッチも続投。この時点で、察しはついてしまいましたけど。
    今後の展開とかで、0.1%から万が一(0.01%)の可能性になったとしても……。全くの0じゃなきゃ……0じゃなきゃ……。悪あがきだろうけど。

  10. 匿名 より:

    ハルカゼは元から試合がダイジェスト気味で状況把握が難しい上につまらなかったのですが公式戦一回戦というどう調理しても美味しい試合で逆走は度肝を抜かれました。
    コーチ就任から一ヶ月以上あって練習試合もみっちり組んだはずですが……。一番打者なんて最も打席に立つ回数が多い選手がなぜ……?こういうのは練習には参加してたけど試合経験の少ない代打とかでやることのはず……。
    一回戦スキップして二回戦の敵の深掘りした方がまだマシだったのでは…と思うと意外と余裕があるのか?

    オテルはオテルもフィルギャもこっちは人物像がそこまで掴めてないので悲しい過去されても何のギャップもなくて……。
    連載序盤にフワフワしたツケが回ってきた気がします。

  11. 匿名 より:

    野球はヤングジャンプに任せよう

  12. 匿名 より:

    まーほんとにモジュロとさむわんに票を持ってかれたのが致命的でしたね。
    オテルは今の編かなりノッてるので残念ですが、これでコツを掴んだと信じて3度目の正直に期待です。

  13. 匿名 より:

    鵺の陰陽師という終わりそうで終わらなかった例もありますが正しく例外でしょうからね。
    久々のドベループですし今期はハルカゼオテルの2out、次期は逃げ若、モジュロが円満+α(可能性が高いのはゴンロンout)って感じになりそうで他の連載陣はしばらく安泰そうです。

  14. 匿名 より:

    野球はジャンプラにちょっと設定ひねってるも王道ドストレートをやってる忘却バッテリー
    作者節と癖がでまくる邪道系野球漫画サンキューピッチ
    これらが出そろってるので何かと比較対象にされたのも痛い所ですね(エイリアンはあれもどちらかといえば打ち切られサイドなのではしょりました)
    ヤンジャンにはブンゴとダイアモンドもありますし

    現イチやブラクロなどがありますが、ジャンプで西洋ファンタジーは元々そこまで受けのよくないハードルの高いジャンルの印象ありましたけど、オテルは初動の些細な話運びミスでその壁を超えられずずるずると落ちて言ってしまった感じがありますね

    • 匿名 より:

      オテルは序盤のミスがずっと出血してた。結局敵がなんで敵しているかよく分からない、例えば太古の昔に討伐したが復活して世界を破壊している、かつて討伐した英雄とともに戦った精霊がいるのでそれと協力した戦おう!とかならスムーズに話が進むのに
      こういうお約束もなし。

      キャラは悪くないけど話し作りが致命的だったと思う。

  15. 匿名 より:

    ニッコニコのクラゲが攻撃してるAI画像ほんとすき
    次の改編が10号付近なら残り8話ほどですかねぇ

    • 匿名 より:

      だいたいこの次期に切られる場合は29話あたりなので後6話と予想

  16. 匿名 より:

    野球漫画で試合自体が面白いと断言できる作品はごく僅かであり、名作の部類でも面白さの大半はヒューマンドラマで試合は悉く凡庸です
    またジャンプで野球漫画のヒットを生み出す才能があれば、編集がより大ヒットを狙えるバトル漫画を書かせることは容易に想像できます
    ハルカゼの連載にゴーサインが出てしまった辺り、ジャンプ全体で原案のネタ切れが深刻そうです

  17. 匿名 より:

    残当、今期は2outか

    ハルカゼに関してはクラシカルな4inの1作品という印象で、このタイミングで斬ることすら遅すぎるという感想。全滅を避けて伸ばしただけ実質4in最速全滅RTA、「読者よ、これが斎藤政権だ」と語り継がれるべき象徴かと思います。

    一方オテルに関してはキヨシを越える出力を感じなかった、キヨシより前に連載していたら連載継続できたかもってポジション。作品要素がとっ散らかっていて読みづらかったのがマイナスか。

  18. 匿名 より:

    ハルカゼ、入りは良かったと思う反面どこから失速したかなと思い返すと
    仲間集めパートを飛ばしたにもかかわらず、打者1人の立ち直りの為に練習試合で数週使ったあたりが分岐点だったのかなあと
    あと根本的に実質主人公のキャッチャー以外のキャラが弱すぎるんですかね

    • 匿名 より:

      スポーツって残酷で無能は消えるか、無能なりに生きる道を探せっていうぐらいサバイバルだと思う。
      無能側に落ちた4番が如何に俺は無能じゃない!と叫ぶような話で人の心を動かせなかったのが現実、ジャンプの土になれ。

  19. 匿名 より:

    意外!それはロボコ爺、退場!

  20. 匿名 より:

    ハルカゼ、キャラが多すぎて全然覚えられないです。
    もう敵か味方かさえ分からない。
    何なら学校名も覚えられん。
    野球に興味ないのもあって、尚更読まなくなりました。
    そしてオテルは最初の頃の絵がゴチャゴチャし過ぎてて脱落。
    途中から急に見やすい画面になったものの、今更読んでもよく分からない。
    時既に遅しでした。
    ハッキリ言って今回始まった3作も物凄く微妙です。
    小副川に期待してたけど、今回は本当に銀魂路線に行っててちょっと萎えました。
    ダラダラ生き残らせるよりサクッと切ってほしい。
    絵からしてよく連載できたなと思えるのが多い気がするのは気の所為なのだろうか…

    • 匿名 より:

      わりとゴンロンがいい気がする。久しぶりにガチで強い主人公が敵をザン!しまくるタイプの作品が来た。最近の主人公は強くても性格が…みたいなのが多かったんでザコ狩りさくさくなゴンロンはアリ寄りかなと期待。

      小副は…生き残りに花京院の魂を賭けれないレベル。キャラや絵の派手さが無い。作者が週刊連載に折れた感じある、早急に介錯を。

      JK勇者はPVが良いとの噂が流れている。魔王もお世話する居候で実質ロボコ、ロボコよりも新鮮さがあるからチェンジという形で残れる可能性は感じる。

      • 匿名 より:

        JK勇者ってゴンロンよりPV低かったよ…

        • 匿名 より:

          低かったけどその後に離脱する読者が少ないらしい
          ワンチャンあるかも

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