ご覧頂きありがとうございます。
ジャンプ+で掲載されているほったらかし飯の作画担当とうのきり先生が、以下のようなポストを投稿していました。
この投稿で肝要となるのは5話の宣伝でも作画ミス見落としの謝罪でもなく、最後の「コミックスではできる限り修正する予定です🙇」の文言。
果たしてどのような修正が施されているのか、そして「できる限り」ということで取りこぼしはあるのか…
人類である以上誰でも気になるところです
ということで買ってきました。
炊飯器と和装式を挙げる女…表紙からして混じり気のない狂気のようなものを感じ、手に取るのが少し怖かったですが、以下でジャンプラ版と読み比べてどこのシーンが変更されたかを書いていきます
第1話の修正点
まずは記念すべき第1話から
結婚式でのビンゴの場面でジャンプラ版では赤丸で示したように、ビンゴシートが内側に折れていたのですが、単行本では修正されていました。
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
内側にも折れますが一般的には外側に折りますよね
そして炊き上がり待ちのこのシーンは、ジャンプラ版では右脚から左足が生えていたり、足の形が少し歪でしたがこちらも修正されていました。
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
ここは絶対修正入りますよね
第2話の修正点
続いて第2話
扉絵がジャンプラ版では赤丸のようにフウコの右手が少し隠れた状態でしたが、修正されていました。
これは別におかしくなかったと思うんですが…
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
作者なりに思うところがあったのかもしれません
そしてお米を探すシーンは「万年コンビニ弁当だったOL」とフウコが自称するコマで、OLが別の言い回しをされていました。
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
確かにOLが自分のことをOLとは言わない気もしますね
意外に細かい
第3話の修正点
最も修正が入ったと思われる第3話
フウコがお米を買う話ですが、ジャンプラ版ではななひかりというお米のブランドになっていますが、これが3話全体にわたって変更されていました。(ついでに10kgの表記も修正されていました)
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
調べたところ、ななひかりというお米のブランドは実在するもので、茨城県産の米であることが判明。
それを岩手県産のものと表記して載せたことに問題があり、修正されたのだと思います
しかしここで面白いのが、単行本では架空のブランドと思われる名前を利用しているのですが、修正が漏れていたのか下の画像で青丸で囲った部分は単行本版でもななひかりのままでした。
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
こういう詰めの甘いところが本作の魅力です
そして調理シーンでジャンプラ版では3合炊きの窯でしたがコチラも全体を通して変更されていました。
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
都合よく3合炊きから5号炊きになったりしたのでこれも当然の修正と言えるでしょう
第4話の修正点
お次は第4話
佐々木さんがフウコの部屋にお邪魔するシーンで、ジャンプラ版では以下のように玄関とフローリングが直接繋がっている前衛建築でしたが、こちらは一般的な玄関に修正されていました。
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
ぶっちゃけ修正後も靴脱ぎ場の寸尺が狂っており、少し違和感は残りました
調理シーンもトウモロコシを切るシーンで、ジャンプラ版は下のように包丁をペンのような持ち方をしていましたが、単行本ではスプーンのような持ち方に修正されていました。
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
修正後も「その持ち方じゃ切れんやろ」と言いたくなる持ち方でした
普通に✊で描けばいいのに……
細かい部分ですが、佐々木さんが「バター醬油」と言うシーンで醬油が違う表記をされていました。
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
第5話の修正点
上巻の最後を飾る第5話
扉絵右下のトウモロコシが単行本ではフウコに近づいていました。
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
これも作者なりに近づけたい意向があったのか
フウコが自己弁護するシーンで、ジャンプラ版では赤丸のように「とか言う」という表記になってますが、こちらは正しい書き方に修正されていました。
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
日本語は難しいですね
そして炊き上がり待ちシーンでは、ジャンプラ版はまたも足の向きがドエライことになってましたがモチロンこちらも修正で対ありです。
出典:原作:カカル/作画:とうのきり『ほったらかし飯』(集英社)
まとめ
以上、ほったらかし飯上巻の単行本修正まとめでした。
ご存知のように、この漫画は異常であることが正常みたいなところはあるので、全て拾いきれた自信は正直ありません。
指の数が増えてるとことか修正されてなかった気がするんだよなあ
そもそも話そのものが既に色々おかしいので、絵を直したところで…感は否めないです。
恐らく下巻も修正が相当数入ると思われますので、どこが変わったか、逆にどこがおかしいけど変わってないかをまた探そうと思います。
それでは今回はここまで!
ご愛読ありがとうございました!!
コメント 名前とアドレスは任意です
これ買いました。メタメタおかしいところが魅力みたいなものですね。読むけど娯楽であって実際には作りません。
コメントありがとうございます。
もはやどこを修正しようとほったらかし飯がほったらかし飯である以上、ツッコミどころを楽しむものだと思ってます