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ジャンプ+の2025年2月新連載が全て出揃いました。

この記事の1か月前にも1月の新連載の所感と閲覧継続の是非についての記事をアップしたので、ここでは2月の新連載こころの一番暗い部屋、THE MARSHAL KING、滅国の宦官、イマニン、ラブイズオーバーキルの所感を「今後も読み続けるか」という閲覧継続意志も絡めて簡単に書いていきます。

今回は本誌の実績者や連載掛け持ち作家がいたりと濃ゆいラインナップですね
こころの一番暗い部屋
1番手、こころの一番暗い部屋
隔週日曜更新、記事投稿時点で2話まで消化。
まずは本作の概要から👇
怖い話には、その語り手の「ほんとうの心」が隠されている。怪談を語る者とそれを聞く者の間に見えてくる、語り手の「こころの中の真実」とは――?恐ろしいのに優しくて、怖いのに温かい。新感覚ホラー×セラピー!
引用元:ジャンプ+
要するに怪談モノにハートフル要素を加えた内容です。

今までに無い試みですね
しかし個人的にはあまりノリきれない……
管理人自身、感動する作品は大好きなハズですが、上記概要で「これは感動する話です」という旨が予め書かれていると、(言い方が悪いのは承知ですが)お涙頂戴しているかのようで醒めてしまうんですよね…

不意にブッ込まれる泣ける話が特に好物なだけに、最初から感動要素があると分かってると何だかな
2話までの読んだ感じだと、1話完結型で怪談が繰り広げられるようですが、NARUTOやワンピースの第1話のような圧倒的完成度の話を除けば、やはりある程度の積み重ねがないとあまり心に響かず。
閲覧継続か否かについては、悪い部分があったわけではないものの、単純にツボにはまらなかったということで、2話切りとなりそうです。
THE MARSHAL KING
2番手、Dr.STONEの作画担当、Boichi先生が単独で始めたTHE MARSHAL KING
毎週金曜更新、記事投稿時点で3話まで消化。
モーニングの飯ルポ漫画は急遽終わり、サンデーのスーパーストリングは打ち切りと、ドクスト終了後はパッとしなかったBoichi先生が今度はジャンプラで挑戦!舞台は西部開拓時代(ぽい)!!
そして意外なことに学園モノでした。
出典:Boichi『THE MARSHAL KING』(集英社)
3話までは西部開拓という多くの人に馴染みある舞台を下地に、主人公紹介⇒主要キャラ紹介⇒敵襲来といった具合で、少年漫画というか漫画全体の王道のような流れ。

主人公も怖いもの知らずだけど女に弱いと、どこまでも王道です
しかしコメント欄では分かりづらいという声がチラホラあり、そんな分かりづらい部分あったかな…?
確かにこの言い回しはサム8の不動明王語録のようなムズかゆさ感じましたが。
出典:Boichi『THE MARSHAL KING』(集英社)

そうとも言えるし、そうでもないとも言える
ただ改めてこの画力を見てしまうと「細けぇことはいいんだよ!!!」と言わんばかりの迫力を感じてしまいますね。
ジャンプラだから所々カラーなのも満足度が高いです。
閲覧継続か否かについては、4話以降も読み続ける予定です。

Boichi先生と言ったらドクストの印象が強いので、単独での作品というのも気になりますしね
滅国の宦官
3番手、英雄機関の原作者と終末ハーレムの作画担当のまさかのタッグによる滅国の宦官
隔週月曜更新、記事投稿時点で2話まで消化。
英雄機関も終末ハーレムも近未来が舞台なのに対し、歴史モノで攻めてきました。そして舞台は近世トルコのような帝国。

本作でもハーレムが出てくるのは作画担当の実績あってこそなのか
出典:原作:蔡河ケイ/作画:宵野コタロー『滅国の宦官』(集英社)
至って個人的な話になりますが、管理人は世界史が好きなので(地域や時代ごとの好みの偏りは大きいですが)、随所に出てくる史実の慣習や出来事に反応せずにはいられなくなってます。
この俯瞰した城壁の様子は第二次ウィーン包囲…!?
出典:原作:蔡河ケイ/作画:宵野コタロー『滅国の宦官』(集英社)

史実だとトルコ側は失敗しますが、このへんは物語に絡んでくるのでしょうか
ジャンルはサスペンスということで、2話時点では事件が動き出したばかりでこれからの展開次第としか言いようがありませんが、舞台への関心や見応えある画力なことから閲覧は継続する予定です。
ただそれだけに、コメント欄が薬屋のひとりごとに似ているとの声で荒れ気味だったのが心配になりますね。

薬屋のひとりごとを読んだこと無いから全く気にならんかった…
イマニン
4番手、てるてる建設のタッグによるイマニン
毎週木曜更新、記事投稿時点で2話まで消化。
本誌勢なら可愛らしい画風に忍者という事で、しのびごとと姿を重ねる人も多いはず。

奇跡的に2作とも最新話の現在地が夜の埠頭の倉庫ぽい所でシンクロしています
出典:㊤原作:馬渕朝子/作画:安藤コウヘイ『イマニン』(集英社) ㊦原作:たけぐし一本/作画:みたらし三大『しのびごと』(集英社)
感想としては「こういうのでいいんだけど、こういうのが多すぎるからいつの間にか読まなくなりそう」です。
一風変わった設定や衝撃展開で瞬間風速を狙おうとはせず、オーソドックス且つ尊さ溢れる読後感の作品対しての感想は「こういうのでいいんだよ」で相場が決まっており、実際「こういうの」でいいとは思うのですが、どの媒体でも「こういうの」が多すぎて、結局新しい「こういうの」が始まったら徐々に心が離れていきそうです。
出典:原作:馬渕朝子/作画:安藤コウヘイ『イマニン』(集英社)

沢山あっても食傷するものではありませんが、どうしたところで引きは強くないのである日突然読まなくなりそうです
実際1月に始まった「こういうの」であるサネカの嫁入りも段々と読まなくなりそうな雰囲気になって参りました。
なので「こういうの」なりに目を引く何かや求心力を感じられるものが出てくればいいのですが…
「こういうの」と書きすぎたので、ここで締めますが、次も忘れてなければ読むかもですが、経験上、徐々にフェードアウトしていきそうです。
ラブイズオーバーキル
5番手、ハンサムマストダイの作者、アストラ芦魔先生によるラブイズオーバーキル
毎週火曜更新、記事投稿時点で1話消化。
1つ上のイマニンは如何にも「こういうのでいいんだよ」といった作風でしたが、こちらの作品は「こういうの」の「こ」の文字も無いほどにぶっ飛んでました。

前作から表現力もクレイジーさも格段に上がってます
出典:アストラ芦魔『ラブイズオーバーキル』(集英社)
一切の出し惜しみを感じさせない高密度&スピード感溢れる第1話であり、新連載という事実を伏せられたら読み切りと見紛うほどの「出し切った感」があります。

コメントでも言われてましたが、週刊連載です。の煽りも含めて第1話のオチな気もします
出典:アストラ芦魔『ラブイズオーバーキル』(集英社)
打ち切り愛好家としては、ヒロインの狂気的なキャラ付けにアイテルシーを思い出しましたが、あちらは連載を重ねるにつれて狂気が抜け、せいぜい不思議系女子くらいまで大人しくなってしまったので、ラブイズオーバーキルでは狂気を保ってほしいところ、
閲覧継続か否かについては、ここまで挙げた作品の中では最も面白い第1話だったので、2話以降も期待して待つ次第です。
まとめ
以上、ジャンプラ2025年2月の新連載についてでした。
各作品についてざっくりまとめると
こころの一番暗い部屋:閲覧断念
THE MARSHAL KING:閲覧継続
滅国の宦官:閲覧継続(期待してるけどコメント欄が不穏)
イマニン:多分読む…と思う
ラブイズオーバーキル:閲覧継続(1番期待)
といった感じです。

今回は全体的に満足度高かったです
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
ハンサムマストダイ面白かったから楽しみ!
コメントありがとうございます。
ラブイズオーバーキルはホント楽しみです。あのスピード感と狂気を持続してほしい
こころは個人的に一番好みやわ怪談とかの心霊話は人の恐怖心から生まれると思ってるから怪談と本人の現状とかがマッチしてるのは個人的趣向に合う
コメントありがとうございます。
不意に感動話を持ってこられたらまた印象も違ったと思うんですが、なんか個人的には感動する話と分かっていると…というところはありましたね……
なんでボイチ先生はいくらでも広がるアメリカの大地舞台で
学校なんてちっちゃい場所に押し込めてしまったのか
30代ロリヒロインは斬新すぎて笑った
コメントありがとうございます。
1話の最後の最後で急に学ランはおって学校行くかって台詞で「え?ああ学園ものなんだ」となりました。まあどう広げていくかは注目です
こころは結構好きだけどいかんせん地味だから陽光みたいな推移になりそう…
ボイチはストーリーは二の次で画力で黙らせてくる感じがすき
滅国は普通に面白い、薬屋も読んでるけど設定が少し似てるくらいであまり気にならなかったけどな?難癖つけたいだけ?
イマニンは好きではあるけど毎週読むかと言われると…
ラブイズオーバーキルは最高、🌈🍎🐉🀄みたいなでかいウケを期待
今月はとにかく質が良かった、本誌も…本誌も!
コメントありがとうございます。
ほぼほぼ同じ感想で安心しました。
こころと陽光は全然作風違うはずなのに自分も何故か姿を重ねてしまいました。というか陽光急に休載になりましたが……
web媒体志望作家が急増してるだけあり、今は本誌よりもジャンプラのほうが勢いを感じますね。打ち切り決まった漫画の展開にしても、トンチキな漫画にしても、まともな漫画にしてもジャンプラのほうが見応えがあるように思えます
コメントの文字入力がバグって送れないことが多々あります!
荒らしコメント対策で色々試している中の1つがちょっと難があるプログラムだったので、それのせいかと思われます(今はもう外してます)。
ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございません🙇
了解です!
今後も楽しみに待ってます!
Boichi先生が韓国人ってのはあんまり知られてないのかなーと思います(積極的に知ってもらうようなことかどうかは別として)。
でもって、リーチロー先生のような原作がいる作品は当然自然な日本語ですし。
今回は、恐らくですが、担当編集が上がってきたセリフ部分にほとんど手直ししてないためにわかりにくさもそのままなのかなと。
個人的にはBoichi先生の「HOTEL」が大好きなのもあって、今回も読み続けたい限りです。
コメントありがとうございます。
調べれば出てくることですが、当然読者全員が作家に興味あるかと言われるとそうではないですしね
というか日本語ネイティブじゃない人が日本語の漫画を商業連載してることが画力並みの凄みを感じます
こころはホラー部分も癒し部分もオチが弱いのがイマイチでした。予め即興のフィクションだと明言してるのもホラーとしてはマイナスかなと。本当にあった、が枕詞として定着してるのを見ても読み手はホラーにリアリティを感じたいんだと思います。
更新お疲れ様です(^^)
自分的にはこころの1番暗い部屋好みでした!
確かに、イマニンの「こういうの」というのわかる気がします…面白いのかも微妙ですし…
それに対してラブイズオーバーキル、!面白いですね!2話も両親が出てきて面白かったです!
そしてマーシャルキング…最初は画力で押してる巻が強かったんですが、段々と面白くなってきた巻があります…今後に期待!
コメントありがとうございます。
やっぱりこころはかなりバッサリと刺さる人とそうでない人で分かれていそうです
マーシャルは話進んで内容も盛り上がりそうか…?となってきましたね。期待