ジャンプ2025年秋の新連載が揃いました。
2025年の新連載たちが振るわない状況が続き、残す改編はあと2回。
そろそろこの不景気ムードに風穴を開ける作品は出て来てきてくれるのか…

つっても1本は短期集中連載なのでアレですが
ということで2025年秋の新連載、呪術廻戦≡、さむわんへるつの投稿時点での管理人なりの所感&「面白さ」「応援したくなるか」etc.を考慮してランク付けしていきます。
呪術廻戦≡
1番手、もはや説明不要の令和黄金期を彩った一作、呪術廻戦のスピンオフとして始まった呪術廻戦≡

投稿時点で2話まで消化。
予告絵を見た時、「呪術で見たような模様が顔にあるな~笑」とか思いましたが、本当に呪術から地続きの物語が始まるとは……

そして作画は暗号学園のいろはの作画担当、岩崎先生。
いつかはヒットしてほしいと思っていたら、外しようのないビックな案件引っ提げて帰ってきて、取り敢えず安心。
絵は暗号学園でもセリフには芥見節がしっかり効いています。
出典:原作:芥見下々/作画:岩崎優次『呪術廻戦≡』(集英社)

歴史の偏差値58くらいあるけど、国語の偏差値40代前半なタイプですね
内容についてですが、話題作なだけに既に各所で語られていることでしょうし、ここでは物語全体はあまり深入りせず、個人的に気になったポイントに絞って挙げていきます。
真っ先に気になったのが、原作から歴史が改ざんされてない?という点。
出典:原作:芥見下々/作画:岩崎優次『呪術廻戦≡』(集英社)

虎杖はいいとして、五条先生が死滅回遊を平定?
まあ平定したグループの中に五条先生がいるのは間違えないし、その中の最強格だから名前が出てるだけかなと思いましたが、2話では乙骨の額に傷付けたのが宿儺みたいなことになってるのでやっぱり何かおかしいような…?
出典:原作:芥見下々/作画:岩崎優次『呪術廻戦≡』(集英社)

歴史が語り継がれていくうちに、どんどん事実からかけ離れていくことを演出してるんでしょうか
原作は終盤はボロボロだったものの、連載のスケジュールから1歩離れた短期集中連載であるだけに、この辺を違和感残したまま進むとは思えないので、どう着地させていくかが気になるところです。
あとは乙骨が真希さんと結婚したのはいいとして、里香との指輪は孫にあげてしまうんだなと。
言い方はアレですがその指輪は家系には関係無い物だし、更にアレな言い方すればそれ元カノとのペアリングでは…?
出典:原作:芥見下々/作画:岩崎優次『呪術廻戦≡』(集英社)

墓場まで持っていく代物だと思ってました
と、粗探しみたいになっちゃいましたが、暗黒の瘴気が漂う今の誌面に、時代を築いた大ヒット作家が舞い戻ってくると何というか、やはり引き締まるものがありますね。
呪力が日本人にしか宿らないという設定から一気に宇宙規模までスケールが飛躍しましたが、どのように原作の雰囲気を損なわず展開していくのか。
そして岩崎先生作画の原作のキャラは見れるのか。

ある意味これが一番気になるし、見てみたいです
三輪ちゃんあたりとか特に
さむわんへるつ
2番手、今回が初連載のヤマノエイ先生によるラブコメ、さむわんへるつ

投稿時点で1話消化。

あれ…?俺これ結構好きかも
となりました。
ジャンプ+やSNSといったweb媒体でよく見る、「こういうのでいいんだよ」「尊い」といった読み味を狙ったものであり、本誌でこういったテイストの作品が出てくるのは中々珍しいのではないでしょうか。
この記事書いてる人が、最近ジャンプ+のイマニンと言う作品が地味に好きになってきてるので、雰囲気がどこか似通ったさむわんへるつも今の自分には刺さったのかもしれません。
本誌のラブコメと言えば、頭身の高い作画スタイル&多かれ少なかれお色気要素があるのがデフォルトみたいなところがあり、果ては少年誌の限界とチキンレースする猛者がいたりと少年心を燃やし尽くさんとする気概の作品が当たり前な中、デフォルメ調の画風でお色気展開やハーレム展開には転びそうもない本作はレアに映ります。
少年誌の限界とチキンレースした猛者👇


少なくともヒロインが主人公の家で脱ぎだしたり、主人公がヒロインを幸せにすると宣言した直後に、新たな胸デカ婚約候補が現れて呼吸するようにハーレムが拡張されていく展開は今後も無いでしょう。
出典:小野玄暉『ひまてん!』(集英社)/川江康太『鵺の陰陽師』(集英社)

RNひよっこグラドルさんとでけぇ愛!!!!!さんは出てきません
それだけに2話以降でどういった方向性で話を広げていくかは気になりますね。
第1話が「読み切りみたい」という声が多かったのですが、実際こういう終わり方するラブコメ読み切りが多いだけに、どのように展開や周辺キャラを広げて連載作として落とし込んでいくんでしょうね?
1話内で2度も大喜利読まれたバトルえんとつが主要キャラとして出てくるのか
出典:ヤマノエイ『さむわんへるつ』(集英社)
それともヒロインと同じキーホルダー付けてる男バスの西沢が物語に絡んでくるのか…
出典:ヤマノエイ『さむわんへるつ』(集英社)

こう見ると読み切りぽさはあるものの、伏線らしきモノも点在していますね
こんな感じで1話時点では本誌という場でどう物語を転がしていくのかという疑問と、何か好きという期待で、個人的には関心の強い作品です。
短期集中連載のモジュロより先に終わったみたいなオチになったら目も当てられないので、そういう点でも頑張ってほしいですね……

タイミング的には恐らくラッキーな時期にスタートを切れたと思うのですが
まとめ(好きな順ランキング)
以上、2025年夏の新連載所感でした。
2作しかないですが「面白さ」「応援したくなるか」etc.を考慮してランク付けをすると…
1位:さむわんへるつ
2位:呪術廻戦≡
となります。
モジュロは短期集中連載で終わりが決まっているだけに、やはり長期連載を目指さんとする作品の方を応援したくはなります。

ここ最近の新連載が超絶不作なこともありますしね……
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
さむわんへるつには暫くアンケ入れます。最近ひまてんは教師が合わなくて微妙だし鵺は今週で見切りをつけたのでラブコメ枠として青箱の後継になって欲しいです
コメントありがとうございます。
ひまてんの先生合わないの分かります。毎週のように出すほどのキャラか?とは思いますね。他の女キャラも圧倒する存在感のように描かれてますが正直個人的にはイマイチ伝わらないですし…
既にオテル、逃げ若、ハルカゼ以外の3作、モジュロ(2クール目安)の6作で冬と春の改編は埋まったのが濃厚な状況ですからね(何ならGW改編にも食い込んでると思います)
さむわんもそれに割って入って即死する可能性も否定はできませんが、29話〜37話ラインは行けそうです
コメントありがとうございます。
本当に開始タイミングはいいんですよね。ハルカゼ以外の3作&オテルより上の得票数をコンスタントに得ることが出来ればあれよあれよと長期連載に乗るのも夢じゃなさそうですが果たして…
個人的にさむわんへるつは面白い試みだと思っていて好意的に見てますが果たしてどうなるか
コメントありがとうございます。
どう見てもジャンプラで掲載してそうな作品が本誌に来てるワケですからどうなるか気になりますね。不作が続きすぎてるので上手くいってほしいですが…
とりあえずラブコメ組(アオハコ、ひまてん)にどこまでくらいつけるかですね
ひまはシド掲載当初は明確にアンケ取り合って暫く丁重でしたが、あの頃よりも足腰強くなっている中でさむわんは差し込めるのか
コメントありがとうございます。
実績者のシドが押し負けた事実を考えると、連載開始時期が良いとはいえ類似ジャンルとの勝負の面で油断できない勝負にはなりそうです。
お色気要素無し(多分)ハーレム要素無し(多分)のほんわか路線にいかにニーズがあるか、ですね
さむわんはいい意味で予想を裏切られた面白さだったので応援したいです。
絵は美しくても作者の性癖チラチラ作品はもうお腹いっぱいだし、看板ラブコメのほうは引き延ばし感が強く、こちらは絵のしんどさもあり。
呪術は後日談を読めるのは嬉しいけど、本編ほどのキャラの強さがまだないので様子見です。
コメントありがとうございます。
自分もこれおむすけ的な何かかと思ってましたが、思っていたよりしっかりしていて安心しました
今の性癖チラチラ作品は最近になって更に露骨になってきて若干ついていけなくなってきたから中和剤的役割になってほしい
ひまてんはカンナが票田として強いのでアンケ欲しい時期の決め技として使える側面があるらしいですね
競合のシド反映後暫くはカンナ回連発して競っていたので今回も楽しみです
コメントありがとうございます。
かなり反響あるみたいですね。公式Xの無料公開もカンナ登場回は万いいね突破してましたし
僕勉の真冬先生もそうですが、やっぱりラブコメならヒットキャラは欲しいところです
ヒロインのノリが学マスの人気キャラぽいのでそれで今時に刺さったり話題になったりすれば
でもこの系統のテンション抑え目ギャルは各地ですでにクローン量産されてるのでどうなるかっすね
サンデー連載中のトニカクカワイイや百瀬アキラ系のヒロインですね
絵柄はジャンプラのイマニンに確かに似ています
コメントありがとうございます。
ジャンルは現行作と被ってはいてもテイストでの差別化は出来てると思うので、刺さる層がどれだけいるかが重要になってきそうです(どの作品にも言えることですが)
さむわんは上手くいけばアオハコの後継者になるかもしれないので期待しています。
アオハコはもうやることやり尽くした感があるので無理に引き延ばさないで綺麗に終わらせて次の世代にバトンタッチして欲しいです。
今のジャンプの現状を考えると難しいかもしれませんが。
コメントありがとうございます。
1度先輩とくっついた以上、もう大喜は先輩以外のキャラとの関係には何も起きないのは読者視点では分かりきってるのに大喜が雛に優しくしてそれで雛が惚れ直してで話を繋いだり、これまた大したことは起きそうもないのに先輩の隣人の存在を匂わせるだけ匂わせて…まあとにかく大体は茶番に見えてしまうんですよね。というか大喜も振った女に優しくし過ぎるなよと
引き延ばさざるを得ないなら、いっそガチなバトミントンの試合展開でも描いてほしいところです
なんかさむわんへるつは《今までに無い》が具現化したストーリーかと思いましたね。なんかジャンプ+感強いとか言われてますけど絵柄が柔らかくてすきやで
コメントありがとうございます。
ジャンプラっぽいことが悪いことでは決してないですからね。ジャンプもだいぶ激動の時代を迎えている頃なので、「らしさ」みたいのに拘る段でもないと思えてきたので、ハメ外さない程度にどんどん新しいテイストを試してほしいです
更新お疲れ様です❤️🔥
さむわんへるつ、個人的にはうーん、という感じでした。
作画が好み分かれる感じですし、まぁラブコメはもうお腹いっぱいというか。
モジュロはまぁこれからですね。そんなこといったらさむわんもそうなんですけど、呪術廻戦という最強のIPがあるんですから、さむわんよりもこれからが鍵になってくると思います。悪くなればとことん悪くなりますし、良くなればとことん良くなりますからね。
あとイマニン、おもしろいですよね。僕もあれは好きです。
コメントありがとうございます。
個人的には現行の恋愛モノでお腹満たすには物足りないから期待って感じですね。ひまてんも最近は顔がどんどん皆んな同じになっていに、先生のキャラに絶妙にもノリきれないところがあり……
イマニンは最初は「あーこれ尊い言わせたい昨年か~」と冷ややかに見てましたが、何だかんだ読み続けたら隔週の木曜に読むあの空気感が好きになりました
さむわんへるつ、かなり好きな感じの漫画でした。アオのハコから尊みを摂取し続けてきた自分ですが、摂取量がどんどん少なくなってきていたので、尊さを得られる貴重な漫画になってほしいです。アオハコは先輩と雛と大喜の話を引き伸ばしてやるぐらいなら、匡と菖蒲の話の方がまだ、とは思います。超個人的にはですが。
さむわんへるつの不安な点は、やはりこのweb漫画っぽさがどうでるかでしょうか。1話の個人的感触は2025新連載陣の中でかなりいい感じだったので、応援していきたいです。まあ、そもそも2025が不作続きなんですが……。
コメントありがとうございます。
サブキャラ同士の恋愛で話数繋ぐようになったら地獄ですが、先輩と雛と大喜のもう結果が出てて変わることのないもので引き延ばす方がもっと地獄なんですよね…。どうしたところで雛が感情蒸し返されてやっぱ辛ぇわとしかならないですし。ただ何より尊み削ぐのが絵の変化な気もしています
続けるならもういっそスポーツ漫画にするくらいの思い切りの良さを見せてほしいです