2025年夏の新連載四天王の一角、ピングポング
新連載予告絵時点では面白くないフリ作戦してからの、いざ連載開始したら外連味ある試合と独特のテンポで新連載1の有望株との声も見かけるようになりましたが、新連載補正期間が終わる直前の展開で管理人的に

何かちょっと違くない?
と感じる部分に差し掛かったので、それについて語るだけの記事です。
道具使うのは何かちょっと違くない?
スピード感あふれる本作を採り上げる以上、こちらも手短に言うと番台さんとの試合で超高圧シャワーというラケット以外の道具が出てきたことに何かちょっと違くない?となりました。
出典:片岡誉晴『ピングポング』(集英社)

主人公の左乳首が消し飛んでそうな威力です
乳首事情はどうでもいいんですが、テーブル+ボール+ラケットという一般的な卓球と変わらない状況下と道具で、環境利用戦法で如何にして勝つかというのが自分の中で本作の見どころと捉えてただけに、他の道具が出てくるとそれなら何でもアリじゃん!となりました。
電気風呂は環境の一部として分かるのですが、卓球に関係無い道具で、しかもそれを直接攻撃に使ってもOKというのは若干モヤるポイントではあります。

ちゃんとボールやラケット使って攻撃なら文句は付かないんですけどね…
出典:許斐剛『テニスの王子様』(集英社)
この辺については、各読者の作中競技に対する線引きによって評価が全く違いそうで興味深い点ではあります。
主に何かちょっと違くない?と感じたのは以上の点で、以下ではその他の少し気になった点について👇
ピングポング試合成立条件がよく分からなくなってきた
この番台さんとのピングポングでは、環境面でも少し気になった部分があります。
第2話で「平行な台に球とラケットありゃそりゃ卓球」と説明されてましたが、その掟を元に銭湯での試合環境を見ると洗い場の上の台は平行って判定になるのか…?
出典:片岡誉晴『ピングポング』(集英社)

両端が反り上がってるけどこれも平行…?
これも各読者の線引き次第になるのか
掟を説明したバーテンさんはワインのコルクを握り潰してボールにするという荒技を見せたので、番台さんも「じゃあ台を平行にするね!メキメキメキメキ…」くらいのぶっ飛んだ描写を見せても読者は難なく受け入れた気がします。
察しが悪くなる妹
10憶の女として名を馳せた主人公の妹。
銭湯に行く前は主人公が危ないことをしているんだろうと察し涙する、敏い一面を持っています。
出典:片岡誉晴『ピングポング』(集英社)
しかし銭湯に行ってからの彼女は、球を打つ音は鹿威しの音という嘘で誤魔化せ、主人公が女風呂に吹っ飛んできても目隠しでやり過ごせるあたり察しが良いのか悪いのかよく分からんことになってます。
出典:片岡誉晴『ピングポング』(集英社)

電気風呂が気持ちよくて頭が働いてないのでしょうか
まあSAKMOTO DAYSだってモブが殺し屋にビビり散らしたと思ったら、次の話では人が吹っ飛んできても「うお、ビックリした」みたいな感じなので、この手のライブ感を重視した作品たちではキャラの細かい機微については考えるだけ野暮な気もしてきます。
まとめ
本作は「細けぇことはいいんだよ」が基本スタンスですが、この番台さんとの試合は何かと気になる部分があったのでそのまとめでした。
とはいえこれだけアレコレ言ったものの、バトルでイマイチ乗り切れないカエデ&予告絵からの印象を覆すに至れなかったであろうエキデンと比べたら生存の可能性は高いのかなとは感じます。

ハルカゼと比べたら…は何とも言えないところですが、反応見る限りピングポングが優勢か??

そもそも一度焼かれた脳はそうは簡単には戻らないという真理を考えれば、1.2話辺りでピングポングが読者の脳をこんがり焼けたなら、今回採り上げたところなんてかすり傷にもならないでしょう。

でも今後も高圧シャワーみたいな道具は使われるのかなという心配は個人的にはあります
そんな2025夏の新連載達も記事投稿時点では、2度目のセンターカラーの有無が問われている頃。
先発のハルカゼは無事獲得しましたが、ピングポングはこれに続けるか……
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
最後のドット絵笑った
もし好調なら今後、野球vsピングポングも実現しそう
野球くんがボール落としたと思ったら野球側のチームメイトが拾って投げ返してくるのw
コメントありがとうございます。
例によって某チャット式AIに描いてもらってますが、適当なプロンプトだとワケ分からんイラストになってシュールさを演出できて良いですね
次回予告で次は学校が舞台って言ってたからめっちゃ楽しみや。どう転んでもオモロくなりそうな舞台設定。
コメントありがとうございます。
意外と普通の卓球台で普通に卓球したり…?とも思えてきます
ピングポング好きで今週もオモロいなーって感じで勢いで読んではいましたが
確かに極端な環境でラケット(に見立てたナニカ)で卓球するってテーマに面白さを感じてたので道具を使っての直接攻撃はちょっとなーって感じはありますね
これ以降もそれが続くのであればそういう作風と割り切った上で読み続けますが
コメントありがとうございます。
バーテンダー戦が葛藤とか描いて面白かっただけに、銭湯戦は少し物足りないのと直接攻撃で引っ掛かる部分はありました
まあ次の学校がどうなるかですね
そのうち銃撃戦とか始めたり…しませんよね?
コメントありがとうございます。
1話ですでに関西弁に銃使われてるからもうしない…ハズ
「ししおどしなわけないでしょ!全部話して!」みたいな展開が来ると思ってたので、ここで妹を誤魔化し切ったのは意外でしたね。
とうまさんのご指摘のように、水圧シャワーはナシだろ!とも感じました。
とはいえ妙な勢いに加え、舞台設定(借金返済のための地下競技)の割に明るい読み味なのも面白いとは思うので、新連載4作の中では応援したいな~という印象です。
チュートリアルの借金取りも含めると、既に3戦を終えてるスピード感も熱いんじゃないかなと。
コメントありがとうございます。
妹が銭湯行く前に察しの良さを押し出す描写があったので、バレそうなムードにでもするのかと思ったけどそんなこともなかったのは意外でした
今回は細かい部分で色々思うところがありましたが、でも何だかんだ勢いは落ちないし多分自分が気にしすぎてるだけかなとは正直感じてます
今週のピングポングはアクション的にも局部隠しに手間どったのか勢い少なめに感じました
インパクトはあっても初手で挑むには難易度高かったのでは…
あとは人体の限界に挑むから臨場感があったのでぶっ飛びアクションは違うなとも
卓球する場所だけが狂ってて他はまともなバランスが卓球漫画としても成立させてた気がします
コメントありがとうございます。
下手に部活卓球やっても勝算はうすそうなので、あれくらい吹っ飛んでた方がいいのかなとは思いますが、それだけに中々取り扱いが繊細なのかなと感じました。今回の件で言えばやはり自分的には卓球に関係ない道具で攻めるというのもうーんという感じでしたし。
仰るように割とまともな感性に人間が狂った卓球やるというのが面白いのですが、まあ中々納得いくポイントでバランスを取り続けるのが難しそうです
将太の寿司電車にごっつんこみたいな盤外妨害とか出てきそうですね
天丼されると興醒めですが
大前提として「何でもアリの裏社会卓球」なので掟から少しズレてようが当人同士が了承してたら「そりゃもう卓球」なんですよね……。
シャワーも水圧に目を瞑れば1戦目の火花と同じ卓球台のギミックですし、電気風呂も電圧に目を瞑れば2戦目の店内と同じ環境でしかありません。
水圧や電気に耐えれる主人公がおかしい!についてはそもそも1話目に至近距離で銃弾を避けたことについて……となるため誰も得しない追及になります。
妹は察しが悪くなったわけではなく、物証がある上に「番台さんが言ってる」ので一時的に引いただけ。あんな大金すぐ稼げるわけないので危ないことをしてるのは4話時点で確信してる妹ですけど横で卓球してましたなんて普通信じられませんからね…。
と擁護してみましたが、私としても妹バレしないならこのエピソード3話構成でなく2話構成でまとめてほしかったな…と思います。合併号が挟まったので引きで終わらせたかったんでしょうけども。
ただ今までで一番ぶっ飛んだギミックをもってしても主人公の地力の前では小細工にすぎないというのは面白かったと思います。
今週(6話)は、確かに読んで「んんん?」とはなりました。妹さんがモノローグで【ししおどしじゃなかったんだろうな……】とかのセリフがあれば、まだ違っていたかもしれませんが。
でも、やっぱり2回目のカラーも、獲得できるんじゃないでしょうか? 早ければ再来週の40号で。仮にそうだとすると、(同じ号でしのびが巻頭なら)残りが何になるのかにも注目ですね。
ネットだとこの作品は持ち上げられていますが、とうまさんも違和感を感じていて良かったです。私もかなりこの作品には違和感を感じておりました。
この高圧シャワーがアリなら、なぜバーテンダーは瓶のウイスキーを投げなかったのでしょうか?まさか娘の生死がかかっているのに舐めプをしていた…?ありえません。
審判がいないことも意味不明です。なんでもあり過ぎます。決着がついた後に拳で勝ちをもぎ取ることもできます。
色々書きましたが、違和感を書ききれません。
なんにせよとうまさんが同じ感想で安心しました。