打ち切り候補が乱立し、逃げ若の完結といった候補作を打ち切りから救う要素や、逆にハンター再開フラグという打ち切りに導いてしまう要素も絡み、非常に楽しいことになっている2025年秋期。
本記事投稿時点ではこの大混戦のまだまだ序盤ですが、候補作の1つピングポングが早速「ん?」と反応せずにはいられない展開を見せたのでそれについて書いていきます。

これは畳んでいるのか……?
物語を終わらせにきてる賭け金
平と睦月さんが渋谷ぶらついてたら、蛇塚なる中学時代によく卓球の相手してもらってた男にエンカウント。

これまでとは格の違う本気者だそうです
スピーディーさが売りの本作は当然このまま試合へと持ち込まれるのですが…
9億8600万という天文学的数字を賭けてきました。
出典:片岡誉晴『ピングポング』(集英社)
この賭け金、大胆でありながら実に絶妙であり、平の所持金800万と元の賭け金500万を合わせても9億9900万円であり借金完済には100万足りず。
ピングポングで稼いだ金だけで10億返すことを物語のゴールに据えているなら、蛇塚はラスボスにはなり得ないものの、倒した瞬間に2つ目の村からラスボスの目の前までワープするくらいのショートカットを可能にしてしまい、連載継続の為には絶対勝ってはいけない相手です。

煽り分では「ウマい話」と言われてますが、連載の観点では非常に「マズい話」です
出典:片岡誉晴『ピングポング』(集英社)
そして記事冒頭で述べた通り、この展開が出された時点ではまだ秋の新連載が揃ったばかりの秋期序盤。
蛇塚倒して、その後に平を卓球辞めさせるキッカケになった奴とのラストピングポングでもやれば収まりが良い気がしてしまうのも怖いところです。
出典:片岡誉晴『ピングポング』(集英社)

せっかく昇格して上限500万まで上がったのに、ラストバトルは元の100万賭ける勝負に戻っちまうんか…?
このようにポッと出のキャラのドエラいアクションのせいで、一気に作品の存続的な意味合いでの緊張感が増したピングポング。
まあ結局のところ蛇塚が勝てば、平に黒星1つ付いて所持金が300万に減るだけなので連載は続きそうですが、平が勝ってしまったら急激に打ち切りムードが強くなるので、本作のファンには負けイベントであることが望まれていることでしょう。


主人公がファンに負けるよう応援される作品というのも中々無い気がします
最後にピングポングの生存レースにおけるライバルであり、同期でもあるカエデガミの同時点での展開を簡単に振り返ります(エキデンはもう見る必要が無いほどには…)
一方その頃カエデガミは…
今回怪しげな展開になったピングポングと同期であり、打ち切り危険度も同等であろうカエデガミの動向について。
シュウエイ劇団という多方面に配慮した名前の劇団に潜入し、これまたビジュアルが異常に強い神怪と接触したところです。
出典:遥川潤『カエデガミ』(集英社)

団員を食いものにするヤバい劇団でも、現実の劇団名と被らない配慮は忘れてはいけません
肝心の展開についてですが、巻いているようには見えない。
むしろこの神怪のお目見えまでに結構じっくりやっており、コイツにしても来週から本格始動といった感じなので、少なくとも急いでいるようには見えません。
カエデとピングポングで危険度は五分五分と踏んでましたが、ピングポングがひたすらキナ臭くなってるだけにカエデが優勢になってきたか…?

まあ何にせよセンターカラー取った方が勝ちです
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
今週時点での情報だと
out: エキデン・ピング・逃げ若
in: 3in or 2in+ハンタ
になりそうかな。
てなるとさらに次の改編は
オテル、カエデ、(ハルカゼ、さむわん、アオのハコ?)となりそうなので、鵺の陰陽師含めて現中堅作品は相当なことが起きない限り夏ごろまで安泰かもですね。
にしてもここ数年、誌面の再建に対して割と温かい目で観測してたけど今年の不作っぷりにはさすがに勘弁してくれと言いたい。
確かハンタは超過連載枠らしいので、3in+ハンタな気がしますね
コメントありがとうございます。
アオハコは大喜3年生編として2年生の時と同じ期間くらいはやりそうな気がするんですよね。で、大喜も晴れて卒業してend。もうタイトル変えた方がいいレベルです
個人的には今年の不作っぷりもですが、上位に上位らしい勢いがなく、中位にも中位らしい格がないことのほうがツラいですね…。まともに誌面で機能してるのイチとカグラとあかねとウィッチと設定開示中のワンピだけなような……
トンチキの魅せ方は上手かったけど本人も出落ち覚悟でネタ用意してなかったんじゃないかってくらいネタ切れ早かったなって
こんなところに卓球台がみたいな感じでシュールさを押し出してほしかったし連載の崖っぷちではリアルな崖でバトルしてほしかった…
コメントありがとうございます。
初速の大事さは理解していてしっかり踏み切れたけど、その先のことまでは考えが及ばなかったのかなとも思えてきます。
流石に台は人の頭の上はぶっ飛んだ作風であると分かってても色々納得できないですよね…
新連載1話1日PV 比較
村上 8.2万
キヨシ 7.8万
ひま 7.5程度?(正確なデータなし)
魔男 12.8万
しのび 12.1万
白卓 4万
シド 8万
エンバ 7.6万
B線 6.8万
ナイプリ 9.3万
オテル 10万
ハルカゼ 8.7万
カエデ 11.5万
駅伝 5.7万
卓球 6.3万
さむわん 9.8万
駅伝と卓球はそもそも読んでもらえていない時点で厳しい戦いでしたね、やはりジャンプラpvが8万未満は即死濃厚です(高くても離脱率高くて落ちるオテル、カエデの例もありますが)
こう見るとドベループしてる作品はPV低いな。(エキデン 白卓)
むしろキヨシとひまてんはよく生き残ったなと
コメントありがとうございます。
それでも好評の声を多く見かけたのと自分の中でもバーテンとの試合くらいまでは好感触だったからワンチャンイケるのでは、と思ってましたが現実は非情ですね。
にしても白卓の4万て
もう冬改編の連載会議は終わってるので脱落作には宣告も済んでいる状況ですが、駅伝と卓球が内容的にはリーチですかね。
逃げ若含めた3inなのか、片方は生き残って2inなのか。
ただハルカゼオテルも周年は超えられないと思われるので冬、春、GW改編は4in、オテル、逃げ若、モジュロの7作で概ね満員と思われます。
コメントありがとうございます。
もう今の段階で来年のGWくらいまでは改編スケジュールがあらかた予測が出来てしまうのは色々考えてしまうものがありますね
駅伝と卓球の一騎打ちならさすがに卓球が残りそうですが、残ったところで次で…となるのが切ないところです
カエデガミ、展開だけ見ると終わりそうには見えないので自分もわりと楽観視しているんですが少し気になったことがありまして
新キャラがトウテツという格の高い元ネタの名を冠しているあたり、もしかして本来はもっとあとに出す予定のボスを前倒しで登場させたのか?とちょっと邪推してしまいました
カジとトウテツの関係性は刺さる人にはめちゃくちゃ刺さりそうなのでこれが起爆剤になってくれたらいいなとは思っているんですがどうなることやら
饕餮は蚩尤と関係が深いとされる……というか説によっては蚩尤の斬られた首が饕餮になったという巨大な因縁があるので、ラスボスや章ボスでも全然おかしくないんですよね……
短期打ち切りになったときにうまいこと纏められる相手としてはかなり絶妙なので、展開読みという意味では油断は禁物です
絵柄も蚩尤とコウの関係性も大好きなのでできれば続いてほしいですが、こればかりは他の読者たちの総意としてのアンケがどうなるかなのでただ自分の分のアンケを出して後は祈るのみです
コメントありがとうございます。
自分が中国の神話?に明るくないので分からないのですが、そういう読みもあるんですか。
作者のx見てもどこかまだ余裕がありそうな感じもするので、取り敢えず今回は打ち切り回避してると信じたいところです
エキデン、ピングポングがおそらく打ち切りになるおかげで、オテルがまた生き延びる要素増えた気がします。
なんだかんだでオテルは運良く1年生き延びるような作品のように思えてきました。
オテルvsハルカゼvsカエデガミvsさむわんで仁義なき戦いが繰り広げられそうで楽しみです
コメントありがとうございます。
オテルが始まったころはシドクラ超巡エンバBで下が詰まってると言われてたのに、彼らと入れ替わりで始まった作品でまた下を形成してしまうのは流石に渋いものがあります
オテルもカエデハルカゼに勝てたらもうその先は何が起こっても不思議ではなさそうです
とうまさんに聞きたいですがSNS等のネットの評価はやはり当てにならないと思いますか?
漫画とはいえやり過ぎな展開はやはり運か
今ジャンプSQでやってるテニスの王子様なんて本誌連載以上にやり過ぎな展開らしいですし
コメントありがとうございます。
あてにならないというよりは、あてにし過ぎてはならないというスタンスで見るのが吉だと感じます。
ネットやSNSに限らずオールドメディアの報道だって実態や自分が実際に見て感じたものとは違っているなんてことはザラです。
ただあてにならないものとして全て突っぱねて疑いにかかるのも現代社会で生きていくには窮屈すぎるので、あくまで人の意見や二次情報は参考に留めて、そこに自分の知見や実体験や直感を絡めて情報を吟味&精査して自分なりに嚙み砕いていくのが今の世の生き方だなと感じます。
と、このように語っているこの場もネットですし、何なら記事での賭け金の認識も間違っていたのでやはりあてにし過ぎないことです(修正しました!)
勝ったら借金ほぼ返済で打ち切り負けても借金抱えすぎになるしこんな前例見せられてから100万とかじゃ盛り上がれない。んー詰んでるなこれ
コメントありがとうございます。
読み直したら500万に追加で9億8600だから蛇塚に勝ったら残りわずか100万なんですよね(記事は直しました)。もう1番下の階級1人倒せばクリアですし、ピングポングせんでもカタギで頑張って貯金すれば普通に返せる金額なような…
ピングポングは、ふた昔前の子供向けとかならウケたなかなーとか思ったけど、トンチキバトルだけで何とかするにはもっとトンチキさを考えないといけないのかもな……。
コメントありがとうございます。
結果論ながらテニプリの「ならダブルスでいくよ!」くらいやっても良かったのかもしれませんね。まああれは美麗な作画とのギャップだからこそ面白いというのはありそうですが
あそこまで異能力スポーツに振り切れなくてもせめてピングポングのルールはしっかり一貫していて「トンチキのながらにも考えられた作品」と思わせる読み味は欲しかったです
500万+9億8600万のはずなので勝てば平の所持金は9億9900万なのかな
あ、読み直したらベースの賭け金500万追加で9億8600ですねコレ、失礼いたしました。
記事訂正させてください🙇
最初は良かったんだが、なんか勢いが無くなったなーやっぱ、ドリトライ経由は通用しなかったか。こういう経由をするなら工夫がとても必要だな。
今年で一番良い連載かと思ったのにな、残念です。
コメントありがとうございます。
実際何が悪かったか考えたら個人的には銭湯の高圧シャワーでルールの線引きがかなりあいまいになってしまったところかなと思えます
とはいえ8話で掲載順最下層になったことを考えるとそれ以前から問題があったと見るのが正しそうです(十中八九ジャンプラのPVからしてそもそも読まれてない問題ですが)
それこそ1話のアンケ不振を見て直ちに4話目で今週に近い展開を投げつける決断をすべきだったのかもですね
その時点なら3話からすぐとなる蛇塚登場も出てくる金額も師匠兼ライバルによる負けイベとしてピングポングの弱点であるキャラ主体の盛り上がりを作れたかもなので…
コメントありがとうございます。
駅伝はその辺の修正はしっかりしてるんですよね。画風の変化にこれでもかと表れています
ただまあ駅伝にしてもピングポングにしても予告絵の時点で読者をふるいにかけ、始まる前から結果は決まっていたと言えそうなので、作中でいくら直したところで…というのはやはり感じずにはいられません
さむわんと、ピングの、ビュッフェネタ被り。たまたまなんでしょうけど、さむわんが、ピングをディスってる構図にしか見えず、高度なギャグかと。もはや、笑うしかないですw
ピングポングは着眼点は良かったけど、画力も話作りも未熟だったってことなのかな……
もっとやれるはずだと思えてしまうのが、このまま終わらせるには惜しいところです
ネットの声はあてにならないというか
雑誌買ったら全部読まないといけないわけでないし「これ嫌い」発言して敵作りたいわけでもないからその作品を苦手としてる人はそもそも触れなくて改善点わからないまま落ちてくっていういわゆるでんでん現象だったってオチでしたかね
でんでん現象って言葉ももう古いか…
更新お疲れ様です。
カエデガミは暫定ラスボスのような相手が出てきても全然話に乗れないというか、作者だけ盛り上がってるような印象でした。
ただ今期の打ち切りは回避できたのか少し腰を据えてる今回の劇団編はバディの子の心情もよく描かれていてとても楽しんでいます。
内情は分かりませんが現状4inの中では1番続いた欲しい漫画になっているので頑張ってもらいたいです。
カエデ、アンケが良いわけではないけどそれ以上に入稿が遅いのでは?という説を見かけて一理あるなとは感じました。
省エネ作画フォームが不評だったためか使われなくなったので、時間かかっちゃうのかなと…
「入稿遅れ」って所謂掲載順に対するテンプレワードだから
あんま真に受けない方がいいんじゃないかな
白卓やエンバーズ組の後ではどうしても前向きな評価していたし、その見る目が狂ってた
みたいなオチになりそうなのがなんとも辛い……。強いて言うなら、ルールの開示について乗り切れない部分が世間的にはあった可能性も?
すでに終わっちゃって、少し経った漫画だけど、『白卓』。漫画内でゲームがすごいすごい、みたいに言われてたけど、読者は完全に置いてけぼり。べしゃり暮らしみたい。
作者が勝手に盛り上がってただけ、というか、説明不足感が。(白卓)
絵もなんか、ダメだった。ジャンプっぽくない。サンデー向けかな? ガンガンっぽい、とも言われたりした。掲載誌が違えば続いたかもしれないけど、ジャンプでは明らかに負ける。駅伝も、マガジン向け、でしょう。
他誌だったら続いてたとか言う奴ってたいてい根拠ない思い込みだよね
ジャンプでは明らかに負けるってそもそもジャンプ以外だと連載取れてないかもよw
やる気あれば最後まで応援したいけどここまで投げやりだとどうしていいのか…
プラスのラストページ抜けの件とか編集に恵まれないとかもあったからなぁ
夏の新連載4本。ピングポングは予告絵で損した感。フタを開けてみると、めちゃくちゃぶっ飛んだ卓球(?)漫画。ハッタリのきかせ方は上手い。けど、レパートリーが枯渇したら、ごまかしもきかなくなってしまいます。
それを考えたら、カエデガミ、ハルカゼマウンド、駅伝、ってなりますが、駅伝は、一番苦しい。次点でピング。
カエデは絵に力があるので、細く長く、続きそうな気がします。
派手さはありませんが、ハルカゼマウンド。万人受けしそうな感じ(裏を返せば、『おとなしい・無難な感じ』。)けど、私は好きかも。
つまりは誰一人プロって凄いなって思えてない時点で最初から全部駄目だったんだろ
25年何かしら残ってほしくて持ち上げてるだけで最悪以下の年なんだよ
チェーンソー息吹き返したから下のことなんてどうでもいい
上位予想なんてプロでも難しいことしてないで出来上がった打ち切りだけ味わってればいいってことだよ
勝てたらラスボスと勝負して完結、負けたらここで修行イベント入りかな?
ちょっと今回のフィールドに無理を感じるのでこれでおしまいになりそう。
光るところは感じたのでもし今回打ち切りでもしのびごとの作者の様に
次回作は活かしてほしいところです。
ピングポングは内容が濃すぎて癖強だから読者によって合う合わない両極端なんだと思います。
それはそうとネットの感想で絵を理由に読まれないという意見をよくみかけますが果たしてそんなことってあるんですか?
2025年の新連載、不作続き、ですが、オテル、カエデ、ハルカゼマウンドで一騎打ちになりそう。そこにハンターハンターが絡むと、この中から1out?(さむわんは始まったばかりですので。)
ピング、個人的には好きなんですが、続くか否かとは別。尖らせすぎた感?? なんだか終わりそうですが、固定ファンが付けば、たぶん化ける!!(直感←)
まず11月の改編での現状の候補は逃げ若完結?、エキデン、ピングポング
オテル、ハルカゼ、カエデ、ついでに落ちてくるのであればさむわんは2月改編の候補です
そしてハンタは掲載形式が変更された前回は超過枠でしたので他を押し出すことはないかと思います
そもそもさむわんがセンターカラー獲得できるかどうかの問題。
ネットでは盛り上がったけど濃いファンはいなかった…ある意味キルコさん
ピングポング、個人的には4作の中で一番光っていると思っているのでとても残念です…
多分そもそも読まれていないんだなと
切ない…
ただ話に粗があるのも絵に癖があるのもそうですとしか言えず
非常にチャレンジな作品なので、もし打ち切りになっても勢いは失わないでいて欲しいですね