週刊少年ジャンプ2024年43号で連載を開始した白卓HAKUTAKU
3話掲載時点で「なんかもう厳しそう」という記事をアップしてから8週が経ち、迎える2025年01号掲載の11話。
「これもう絶対ダメなやつだろ」と思わせる展開が飛び込んできたので、打ち切りフラグをアップデートしてしまった11話について以下で書いていきます。
そもそも掲載順が…という話は一旦置いときます
公園のオバサンの処理方法
7話で難癖をつけて子供を公園から締め出そうとするオバサンが登場。
そこから4週(作中だと2ヶ月)経った11話で再登場。
公園をボール無しで楽しむ子供たちを前に彼女はどうやって成敗されるのか……
ヒロインが知り合いのイケメンが立ち上げたジムを紹介して、そっちに流れてもらいました。やったぜ。
出典:石川光貴『白卓HAKUTAKU』(集英社)
えぇ?ああ、うん…ゲーム関係絡めて解決はせんの…??
またヒロインの人脈で解決かよとも言いたくなりますが、主人公が「食戟でアンタを負かしたら田所の退学以下略」のノリで啖呵切っておいて、作ったゲームが一切絡んでこないこの解決方法は、連載の時間軸でも作中の時間軸でもえらく尺を取っただけあり、スッキリしない読者も多そうです。
出典:石川光貴『白卓HAKUTAKU』(集英社)
それこそ食戟のソーマのように、悔しがるオバサンがゲームを手に取り、あまりの面白さにオーバーリアクションで屈服withイマジネーション謎空間くらいやっても罰は当たらなかったと思うのですが…
ソーマのトンチキなリアクションが、創作漫画で成果物の凄さを伝える最適解だったんだと感じます
長大な仲間集めパート
公園のオバサンとのいざこざと並行して進められていた、凄腕プログラマーの勧誘パート。
こちらも11話の最後で無事成功したようです。
出典:石川光貴『白卓HAKUTAKU』(集英社)
まあこれも6話から勧誘が始まり、その5週後で仲間入りということで、じっくりやり過ぎたなとは思います。
この仲間集めの尺の取り方はクーロンズボールパレードを思い出させます
そもそも人脈の4次元ポケットと化してるヒロインが何故プログラマー1人勧誘するのにここまで躍起になって、こんなにも尺取ってるのかという違和感も残り、話数を割いてしまったこと自体がノイズになっているように思えます。
そして人脈凄いヒロインはゲーム制作において何が出来る人間なんだ…?
まとめ
なんかもうスッキリしない決着にする&ヒロインは人脈しか活用しないという縛りプレイの中で連載をしているのかと思えてきましたが、白卓は連載コンティニューが出来るのか…!?
コレばかりは掲載順が物語っている気がしますが
そして白卓と似た推移を辿りそうなキルアオはユニコーンとの対決一斉消化が始まったように見えなくもないですが、こちらはこちらでどうなるのか…!?
現場はバラモスエビル2体とエンカウントした時並みの修羅場と化してます
それでは今回はここまで!
ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
ゲームで解決しないなら、性悪おばさんなんて出さなければ良かったのに
コメントありがとうございます。
結果的にマジで不要なキャラでしたね。プログラマーとその妹だけで話回せましたし。
モブとの決着の付け方が毎回最悪なの何なんですかね……。正直、導入も決着もプログラマーの妹だけでよくてこのオバサン必要ありませんし。頭の方に持ってきたので今までに比べて読後感はそう悪くありませんが。
コメントありがとうございます。
決着がこうとなると、このオバサンは「この作品は露悪的なキャラで話を回すんだな」という印象を作品に付けただけで役目が終わってしまった気がします。
面白さにつながることも、特別プラスなことも無いのになんでこんなキャラ出したんや…
読んでて面白さを感じるところがない
コメントありがとうございます。
「うわーこの展開やらかしてんなー」と個人的には楽しめますが、1つの物語として見ると色々宙ぶらりんのまま話が進むからまあ厳しいですね
同じ9話ドベ1でもドリトライやアイスヘッドギルの方が余程見所あったと思う。
特にフックの無さと倫理観の欠如は近年屈指。
近年の新連載で白卓より明確に劣っていたと言えるのは8話ドベ1のさいくるびよりくらいだと思う。
は良くも悪くもなく無味無臭で心が1ミリも動かないさいくるびよりと
嫌な奴(なお制裁パートはない)展覧会のこれとだと甲乙つけがたい…
村上はイルカ回と単行本の頑張り具合が良かったから個人的にこの二つよりは上になった
コメントありがとうございます。
とにかくモヤモヤを解消してくれないまま話が進むのが良くないんですよね、ドリトライは空回りながらもちゃんとその辺はしっかりやろうとはしてましたし。
なんというか白卓の倫理観については、タイパラみたいに善人ヅラで倫理観ズレてるワケではないですが、作者が創作の文脈上で悪い事をそこまで悪い事ではないと認識している感があります。
うーん、自分はなぜ白卓が面白く読めるのか、逆に不思議になってきました。
キルアオもそうですが、次の改編までと仮定した場合、あと10話くらいでしょうか? 白卓はまだしも、キルアオは色々と巻かないと、収まらないように思えてきます。
コメントありがとうございます。
まあよくあることです。特に日本では大バッシング喰らってるけど海外では好評みたいのはめっちゃあるように思えます。
キルアオもユニコーンとの対決一気にまとめてやってこれもしかして巻いてる?とも思えましたが、微妙なラインですね
いや、もう…今週ほんと酷かったです。
まさか公園おばさんの撃退をゲーム関係なしにやるなんて、公園の話ゲーム作んなくても解決できたじゃん…作中時間で2ヶ月も子供任せた意味は?
あと子供よ「歩きスマホしてません」ってなんだろう一瞬でバレる嘘つくのやめてもらっていいですか。歩きスマホじゃなくて走りスマホならセーフってか?
コメントありがとうございます。
今週は今までに前例が思いつかない新機軸のやらかしだったと思います。
こんだけ引っ張っといてジム勧誘してハイ退治終了はさすがに新しすぎる
「歩きスマホしてません」は作者さんなりの予防線だったかもしれませんが、まあ何言ってるんだとはなりましたね
2024年に連載開始で20話前後で打ち切られた作品は、累々戦記、Dear Anemone、極東ネクロマンス、さいくるびより、妖怪バスター村上の5作品だそうです。
それぞれ打ち切られる理由が分かる作品たちですが、個人的に白卓は倫理観の欠如やキャラの魅力のなさが群を抜いてる気がします。
コメントありがとうございます。
魅力の無さは文句なしにずば抜けてますね。ヒロイン以外のキャラのビジュアルが全員マネキンみたいなモブだし、唯一個性あるヒロインはゲーム制作で何も活躍が描かれてないから凄さが分からないのに人脈凄い設定だけ押し出されてしかも態度は尊大。
なぜこんなキャラにしたし…
編集部は3話までのネームを見て連載会議してると思うけど、4ページ脳汁の1話、クラスメイトの女子に「性格わるくね?」と言われる2話、シングルマザー振り向かせるため子どもを使って外堀埋めようとする電気屋の3話……。
ヘッドハンティングの魔男や、連載リベンジのしのびの当て馬だったのかもしれんが、それにしたって これをよく連載OKしたなとは思う。
シドクラが筒井先生呼び戻しだと考えると、マジで新連載の弾がないんじゃないかと不安になる。
一ノ瀬の疑似家族みたいな展開ですね。あれも何の為に話を載せたか不明でした。
初めからイケメンジム紹介したらオバサンの関心はそっち行って普通に解決してましたよね
ボール遊びが憎いというよりただの鬱憤晴らしだったんですし。
「起」の作り方が悪印象で「結」もスカッとさせることなく拍子抜けの上モヤモヤが残るという
1番の問題はジム紹介が子供達が公園で遊ぶことに不満を持つおばさんの問題の解決に至っておらず、ただの時間稼ぎでしかないことだと思っています。
おばさんがジムに飽きたらどうするんだ。
最初から否定する気しかないおばさんをどう納得させるのかが注目のポイントだと思っていたので、ただ問題を先延ばしにしただけの今回の策はゲームと全く絡めていないことに目を瞑っても心底がっかりしました。