ジャンプ+のインディーズ連載というスタイル
編集が基本的に手綱を握らないだけに、時にフリーダムすぎる作品が世に出され、応援コメントを阿鼻叫喚の草地獄に変える危うさを内包しています。

まあ編集がいてもクレイジージャーニーする漫画は出てくるのですが…👇
そんなアナーキーが標準設計のインディーズから、ポテンシャルを感じる作品が2026年10月に誕生しました。
それがコチラの終劇のシエルです

本記事投稿時点で2話まで消化
以下では2話までの感想をツッコミどころを交えながら書いていきます。
回りくどい政策が終わり…
舞台は戦争勃発待ったなしの緊迫した情勢下の日本
素敵な笑顔で国民の生活を幸せにする離島暮らしの女子高生が主人公です。
出典:第2ベアコーポ『終劇のシエル』(集英社)
こう聞くと離島暮らし系JKとして配信アプリで投げ銭稼いでる女の子なのかと思ってしまいそうですが、そうではなく防衛局なる政府機関が主人公を含めた8人の女子高生たちの健やかな生活を国民に発信することで、平和の素晴らしさを説く政策としてやっているとのこと。
出典:第2ベアコーポ『終劇のシエル』(集英社)
計画の担当者はジュラル星人なのか?と疑いたくなるほどには啓蒙の方法が回りくどく、実際に国益には繋がってないようなので局長に計画を打ち切り宣告されます。

ジュラル星人ってなに?という人はチャージマン研という作品を観てください
それはそうと局長の新たな計画書を見るなり「あなたは鬼だ…」と真っ青になる少女たちの担当者。
出典:第2ベアコーポ『終劇のシエル』(集英社)
この先の展開では少女たちが、新兵器を植え付けられて戦地に駆り出される悲劇と極限下での彼女たちの友情が描かれるかと思えましたが、実際にはその予想の右斜め下に向かって突き進んでいきます。
更なる税金の無駄政策へ
なんと局長の計画はシエルという最新兵器を装備した彼女たち同士で殺し合いをさせ、国民へのシエルの宣伝&苦しい生活で溜まった鬱憤のはけ口にする目論見でした。
つまりは最新兵器を前線には使わず、自国で使って自国で消費するだけの世界一生産性が無い地産地消が税金で行われることに。
出典:第2ベアコーポ『終劇のシエル』(集英社)
👆の描写で「税金の無駄」というフリップボードを持ってる人がいますが、今から更なる税金の無駄が始まろうとしています。
そしてここで触れておきたいのが、この世界線における日本はまだ戦争は始まってはいないながらも既に食料配給制度を実施しておりしかも既に餓死者が出るほどには食料が不足しているとのこと。
出典:第2ベアコーポ『終劇のシエル』(集英社)
愚民政策を皮肉った言葉で「パンとサーカス」というフレーズが使われますが、この世界の日本国民はパンが無くてもサーカスがあれば満足なのでしょうか。

ちなみにルールには視聴率がどうこうも絡んでおり、何かもうミスコンとかその辺のノリに思えてもきます
シエルを実戦で使って宣伝すればよいのでは?と誰もが思うところですが、それをしない理由としては「少年兵を前線に出したら国際的非難を受けるから」とのこと
出典:第2ベアコーポ『終劇のシエル』(集英社)
パッと見は緊迫した情勢下でも人道に配慮した判断に見えますが、国民への宣伝と鬱憤のはけ口が目的な以上は秘密裡に行われわけではない、というか全国配信されるオープンっぷりでありこんな大っぴらにやってて他国に知られないハズもなく、自国で殺し合ってる以上、どの道国際的批難は避けられそうにありません。

一体誰に気を遣ってんだこの国の政府は…
この計画を実行した局長は先述の通り「あなたは鬼だ…」と言われてましたが、この人も大概にやる事が回りくどいので、鬼ではなくジュラル星人です。
どこか平成のかほりがする
ここからは2話の内容

殺戮エンタメに参加させられる8人の女子高生が、「最も死んでほしいのは誰か」という国民アンケで順位が低い順(=最もヘイトを買ってない順)にシエルを選ぶお話
しかしこの武器選びには恐ろしい罠が潜んでおり、1つだけ負傷兵を戦場に駆り出すために設計した義足型シエルが存在し、これを選んだ者は両脚を切断しなければいけないということ。
出典:第2ベアコーポ『終劇のシエル』(集英社)

多分作者さんは「地雷は人を殺すことよりも、怪我を負わせることに重点を置いている」という情報からこの武器を思いついたんだと推測します
当然そんな武器を選ぶ人間はおらず、必然的に最後まで余ることになるので、最もヘイトを買った少女が脚をカットしてこれを装備することに。
最終的に笑顔がウザいと思われてた主人公と、ストレートに国民の気持ちを逆撫でするような発言の多い子が残り、後者が麻酔無しで両脚を持ってイカれました。
出典:第2ベアコーポ『終劇のシエル』(集英社)

見てて脚がムズムズしました
…しかし一口に「戦場の負傷者」と言っても誰もが両脚を失うワケではないのに、どうして両脚を切断しなきゃ装備できない設計なのか……
普通に負傷して動けない人でも使える武器として出せばよかったのでは…?

まあウダウダ言っても両脚は戻ってこないので、そういうものとして考えます
2話の最後にはゲーム開始と共に両足を失った子が主人公に襲い掛かるところで終了
出典:第2ベアコーポ『終劇のシエル』(集英社)
と、ここまで見てきましたが、応援コメント欄でチラホラ見かけたのが「平成の作品ぽい」という声
確かにキャラ造形や両脚切るような暗い展開は、ストレス無く楽しませることに重きを置かれがちな令和の作品では中々見れ無いので本作はある意味硬派な作品かもしれません。
そしてこれまたある意味で「平成の余熱」を感じさせる作品と呼べそうです。
出典:沼駿『超巡!超条先輩』(集英社)

全体的に2011年前後の作品の香りを感じました
まとめ
以上、終劇のシエルについてでした。
戦争設定を抜きにして、ただの少女たちの兵器使ったバトルロワイヤル漫画なら、ここまで読んでて違和感のある作品にはならなかっただけに何だか惜しくなってくる作品ではあります。

しかも戦争が根幹に関わる設定なので軌道修正で無かったことにもできません
迎える3話からはいよいよ本格的に戦いが始まるようなのですが果たしてどんな方向に作品は突き進んでいってしまうのか…
そしてインディーズじゃないけどSNSで騒動のあったイッピツアヤル、記事投稿時点でサムネがシンプルなものに変更され、ヒロインの目の離れも修正されて大まかな起動修正が完了しましたが、作品の行く末はどうなるのか…!?(ホント気になってしょうがない)


針太郎よりPVが下か……
コメント数は多いんだけど
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!














COMMENTS
キャラが全員胸糞
夏虫でいうケーキと五味しか出てこないみたいな漫画。
主人公は一番怒りを買ってないやつに選ばれなかったら友達置いて笑顔で逃げるし、選ばれたやつも自分が悪いのに謎の逆ギレをかわすし…
元々このサイトでも比較的に評価されてたクソ女やモノクロやゴーストフィクサーズが打ち切りエンドだったのはどう思われてるんだろう
これは全体的に突っ込みどころしかないんだよなぁ……
イッピツは作品より作者が批判的なコメントをアンチ扱いしてるのがアカン
そしてそれより下のルノリータには頑張ってほしい
これに限らず1話でウ~ンってなる新連載が多過ぎるんだよな
これや書道もそうだけどアイスホッケーと宮司と白髪のルリドラみたいなのと靴職人とアフタヌーンみたいなのも1話で切っちゃってヒロイン解体が話題になった海底地下サスペンスしか見てないわ(今週休載なのは残念)
それらも今の本誌での連載ならそこそこやれたのではとも思ってるが
2011どころか2005くらいの作品だと思った
まだヤングサンデーが生きてた頃とか青年誌もこれくらいイカれた作品たまに投下してた記憶