ご覧いただきありがとうございます。
ジャンプで新連載がリリースされるたびに、作品ごとの所感を書いて好きな順にランク付けしているこのブログ
こんな感じ👇
一度記事を出したらまとめて語る機会は基本無いのですが、記事投稿時点で特に書きたいことも無いし頃良くゴンロン・エッグ・隣の小副川・JK勇者と隠居魔王が新連載補正が切れ始めて生存競争に本格参戦する話数だったので、改めてこの3作の所感と「面白さ」「応援したくなるか」etc.を考慮してランク付けしていきます。
ゴンロン・エッグ(8話まで消化)
まずは今回の3作の中で最初に始まったゴンロン・エッグから


記事投稿時点で8話目で一番ホットなタイミングです(センター告知無し)
連載開始時点では世界観が掴めなかったり、主人公がムキムキオカッパで魔改造フィギュアみたいだったり、キャラの線が太くて背景から浮いてたりでアカン新連載始まったなと思っていました。
しかし話数重ねるごとに「あれ、意外に読める…?」となってます。

自分でも不思議です
恐らく慢性的な誌面の弱体化で、見る目が甘くなっているかマヒしていることが大いに関係してそうですが、それとは別にゴンロンでしか味わえない愛おしさはあるなと感じます。
この愛おしさの源泉は何と言っても、金太郎飴から生まれたような量産型且つテンプレを突き通したキャラ付けの敵たちです。
出典:谷崎修平『ゴンロン・エッグ』(集英社)
最近は敵が悲しい過去や事情抱えてるのが当たり前で、これ見よがしにそういった要素提示してくる作品をよく見ることもあり(オテルなんかまさにソレです)、悲しい過去持ちの敵に食傷気味でした。
しかしゴンロンの敵はどいつもこいつも捻り一切無しに、進研ゼミで見たヤツレベルの、やられても何も感情の湧かない悪党。愛おしい。

ここまでテンプレに抵抗無く踏み込める作品は中々レアだと思います
敵に加えてモブたちもノリに妙な味があり、愛おしい。
出典:谷崎修平『ゴンロン・エッグ』(集英社)
視覚的な面では、最序盤の時のようなノイズになりかねない線の太さもいつの間にか無くなり、背景に合ったスッキリしたタッチになったのは明らかでしょう。
出典:谷崎修平『ゴンロン・エッグ』(集英社)

こういう改善の跡が見えるとますます見る目が甘くなります
と、ここまで書いといてアレですが生存という観点ではまあ厳しいだろうと。
この記事読んでる方の多くは分かっていると思うので多くは語りませんが、結局は初速が命です。

そもそも改善されたところで生存の水準を超えたかと言われると…はい
ところで気になるのは、見開きカラーで主人公の背後にいる人類解放軍と思しき彼(彼女?)はいつ出てくるん…??


もう単行本1巻分以上やってるのにまだ出てこない…
滅多なことを言ってしまいますが、このキャラが登場する頃にはどれほどの話数が残されているのか。
隣の小副川(7話まで消化)
お次は2番手の隣の小副川。


絶好調の証である7話目でのセンターは無しと言う結果に(8話も無し)
最序盤では魔法使いをどれくらい捕まえればいいのか、誰がラスボスなのかといった物語の最終目標が示されず、フワフワしたまま話が進行してしまいそうなことが引っ掛かりましたが、7話になっても結局フワフワしたままなのが痛いなと感じました。
本作はお悩み解決バトル路線とコメディ路線の両輪のようなので、まずは前者から見ていくと、上述ように目標が明確でないのに加えてゴンロンの敵の刑法犯版みたいな小悪党ばかりが相手であり、漏れなく小副川より格下なので盛り上がるポイントを掴めずにいます。
出典:鍋ヒデアキ『隣の小副川』(集英社)

彼らはスライムベスとドラキーみたいなモンなので、レベル85くらいの小副川が何匹倒しても面白味がなあ…
一応5話辺りで小悪党の階級制度が説明されましたが、それが読み手として一番欲しかった情報かと言われると何か違う。
出典:鍋ヒデアキ『隣の小副川』(集英社)

もっとこう…超えるべき壁みたいな存在をさぁ!!
もしかしたら今後のお話でそういった大目標になる存在が出てくるのかもしれませんが、本誌のスピード感を考えたら出すのがあまりにも遅いです。
コメディ路線については、これはもうシンプルに火力不足というか…本作に似ている銀魂と比べると見劣りしているのは否めないところです。

銀魂のコメディと比べるのも酷ですが
銀魂の他にも似ていると思う作品は各々浮かぶことかと思いますが、それらの作品に優位性を示せる何かが必要そうではあります。
JK勇者と隠居魔王(6話まで消化)
最後はJK勇者と隠居魔王


まだ6話目ですが、次号予告で7話でのカラーは無いのが確定してます
読み切りがXでバズって1年以内で連載化となった本作、最序盤から引き続き、掛け合いやコメディの部分は結構好きな作品ではあります。
それだけにジャンプ+試し読みPVが圧倒的に低いことには驚きと焦りを覚えました。

ネット漫画に馴染んでる層が狙い目だっただろうに……
しかし他の試し読みPV愛好家の方の研究(?)によると、どうやら2話目以降の維持率は優秀な模様。
果たしてこのパフォーマンスが作品を救うことになり得るのか…
肝心の内容の話ですが、意外だったのがJK勇者と魔王の関係性は「まずはやむを得ない事情で同居を許すくらいの距離感から始めるのかな」と思ったら、序盤から勇者が魔王に依存しているような距離感だったこと。
出典:初雛まつり『JK勇者と隠居魔王』(集英社)

何なら既に恋愛の一歩手前くらいなような
連載開始した時は破壊神マグちゃんみたいに異種間の同居で徐々にお互いを知っていく作品だと勝手にイメージしてただけに、もうこれ縦軸ほぼ完結してない?とはなりました。
しかしここまでの話を見てると、勇者故に孤立がちなヒロインが普通のJKやるために、魔王はそれを根回しする裏方としてのポジションなのかもしれません。

魔王、異様なほど万能に描写されてますしね
見開きも友達みたいの沢山います(投稿時点で右の女子は友達に)

ということで作品の縦軸もとい方向性は日常コメディを楽しみながら様子見…
と言いたいところですが、過去の記事でも散々書いているようにこの作風が本誌読者に受け入れらているかという疑問は依然として残り、果たして様子見が許される程度の票を最序盤で維持できているかというのが問題になりそうです。

ということで強味である試し読みPVの維持率という指標が連載継続のカギになります
まとめ(好きな順ランキング)
以上、2025年冬の新連載所感(2回目)でした。
改めてこの3作を「面白さ」「応援したくなるか」etc.を考慮してランク付けをすると…
1位:JK勇者と隠居魔王
2位:ゴンロン・エッグ
3位:隣の小副川
となります。
この3作が始まった時のランキングは1位JK勇者・2位小副川・3位ゴンロンでしたが、いざ物語が進んでみると謎に味があるゴンロンのほうが小副川より上になりました。

「どちらかと言えば」程度の差ですが
新連載補正が切れるということは、同時に生存の第一関門である2度目のセンターカラーが取れるかの査定時期でもあります。
早い段階で獲得した作品ほど好調な傾向があるので、なる早で欲しいものですがこの3作の中から勝ち取る作品は出てくるのか。
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!









COMMENTS
絵に関しては3作中最低だけどまだジャンプ作品として引っかかるところがないこともないような気がするのはゴンロンだなぁ
まあ最新話で縦に斬ったと思ったら横に斬れてた絵を出された時にはこりゃ駄目だとなったが
コメントありがとうございます。
最新話のアレはやけに幅の広い十字架型に斬ったんだと思います。いたずらに切り倒されただけの木には涙を禁じ得ませんが
JKはPV数の維持率は高いが結局10万切ってるから打ち切りには変わりないと思う
JK(129000ー111000ー99000)
維持率が良いで生存狙うならキヨシ並みの3話で浮上するぐらいまで狙わないと苦しいと思う
キヨシ(160000ー144000ー146000)
コメントありがとうございます。
記事では「どうなるか」的なニュアンスで書きましたがまあ厳しいそうだなとは思います。なにせよ維持できてても絶対数があまりに少ない…
連載に際して青森から引っ越してきたようなので短期でハイただいまとかになったら目も当てられないので頑張って欲しいんですがね(小副川も引っ越してきたぽいですが)
ゴンロンはダメだろうなって思うも
ゴンロン独特の漫画の癖が味になってきて個人的には好きで楽しんでる
JK勇者は初見の印象はそこまでよくなかったものの、畳みかけるようなギャグに、でてくる新キャラがどいつもとても良くキャラもたってて今期はこれが残るんじゃないかと一番思ってる
小副川はJKの逆で一話目の印象は悪くなかったものの、二話三話とどうにもはねきらないどこぞの漫画の二番煎じを見せられてるようなキャラ展開+ひろまりのなさで
個人的には一番評価が低くなってる
コメントありがとうございます。
自分も3作とも概ね同じ感想です。違いがあるとすれば、JKが「残れるかなあ?」と少し自信が無いことくらいでしょうか
ゴンロンはあの個性を大切にしてほしいですね
自分はバトル漫画好きだから応援してるのは必然的にゴンロンになるけど作画と主人公の見た目があまり好きじゃないんだよね
長期連載のウィッチ、アオハコ、逃げ若が完結しそうだからそれに代わる新しいコメディ漫画を当てるためにバトル漫画よりJK勇者や小副川などのコメディ漫画を多めに入れてるんだろうな
でも結局ほとんどの新連載は即打ち切りになるから長期連載組が話を引き伸ばして綺麗に終われなくなり、誌面の澱みが増していく
今は新人より連載経験ある人を戻した方がいいと思う
編集部は自分達が思っている以上に深刻だろうな
コメントありがとうございます。
実際、編集部は現状をどう見てるんでしょうかね。超絶不景気ムードなのか、意外とどっしり構えているのか
JKはラブコメならひまてんがいるし、恋愛ありギャグならウィッチウォッチがいるし、友達以上恋人未満ならさむわんへるつがいるし…で割と八方塞がりに見えてしまいます。
あと個人的に絵柄が商業っぽくないというか、pixivっぽい感じに見えました(あとカゲプロに影響受けてそう)
コメントありがとうございます。
さむわんが恋愛モノから票を奪ってる説の出てる現状を見ると、どうにかその合間を縫って共存できるようなテイストが望ましそうです
絵は確かにpixivぽいですね
JKはプリキュアとかを剥きたい層にちょうどいいエロさがあると思います。作品が剥かなくても俺達が強引に剥く、女児アニメに興奮するタイプは一定数いますしニッチとは言えそういう層を総取り出来るのは強いと思います。
コメントありがとうございます。
なんやかんやJKのヒロイン可愛いですよね(決して僕がプリキュアとかを剥きたい層というワケではないですが)
こなれた感じのしない作画だからこその可愛さはあると思います(決して僕が女児アニメに興奮するタイプというワケではないですが)
ゴンロン、扉絵の彼(彼女?)まだ出てきてないのかよ!!
パッと見のキャラデザは良さそうだから、登場したらワンチャン跳ねるかもしんないのに
コメントありがとうございます。
なんとまだ出てきてないんですよ。ちょうど今週倒した中ボスぽい奴だったからようやくお披露目かと思ったら、事前に存在だけ仄めかして結局登場せずでした
ゴンロンは基本アウトだと思います。今週の絵がメランコリー終盤を思いださせます。
川は今週の話が前書いた読み切りの使い回しみたいな構図、話を作る引き出しが絶対的に足りてない印象です、連載が無理という印象ですね。
JKはサンデーかプラスだったらやれるかもですが…
ジャンプだと厳しいですねえ…
こういうタイプの男女カップリングが好きな人が読者層に1番いない雑誌だと思ってます。
小副川は逆にジャンプ読者に受けそうな助手ちゃんやライバル出してて、これは意外といけるんじゃね?って感じ
ゴンロンはもうムリなので何も語らんでいいでしょう
ゴンロンはたまにツッコミポイントありますがそれ以外だったら最近結構よくなってると思います。小副川も3、4話がやばいだけあって今週も先週も良かった感じあります。やっぱ一話完結型が小副川には合わないなというのが印象でした。マッシュルのバトルにはならないでくれ…!
今季の新連載はジャンプラ試し読みの3話までしか読んでないですが正直、応援したいと思う作品が1つもなく
ゴンロンの作者は読切を見ると地力はありそうだけど主人公に好感が持てなくて
予告絵の時点であ、ダメかな…という印象でした。
初速が全てなので厳しそうというのは同感です。
隣の小副川は今の所可もなく不可もなしでフツーに楽しんでますが、
PV数死んでるでそのうち死ぬでしょうね〜
だから行けるところまで応援しようかなと思います
もう読んでないからこういう記事ありがたい
オテルとハルカゼ別にそこまで好きでもないけど
新連載このレベルならオテハル残してゴンロン組切って欲しい
ゴン玉=テンプレの焼き直しの百番煎じ
となおそ=遅れてきたやれやれ系
JK=ガンガンかな?
って感じでどれも続かなそう
齋藤編集長は村上カエデを即死させたように数字でドライに切る印象ですがゴンロン組の処遇はどうなるんでしょうね
即死全滅させると掲載本数が物理的に不足しかねないので1本は消極的に生存させる気がしています
次がオテハルで2、その次3か4でも若とモジュロとゴンロン組なら5本あるから何か残るって感じですかね
次が3ならもっとゴリゴリに下で固定されてるでしょうから平均14組はまだでしょう
ジャンプ買った日に読んでるのはゴンロンだけですね。
連載開始直後にネタ方向の話題で興味が湧いて読んでいます
他の2作は碌に話題も無いし興味が湧かない