週刊少年ジャンプ2024年12号より始まったDear Anemone。作者は本作が初連載の松井 琳先生。
過去にヒロアカのアシスタントをやっていた方ですね。
表紙からも分かるように、絵から漂う期待感はかなりのモノです。
出典:『週刊少年ジャンプ』(集英社)
では肝心の中身はどうだったか、早速見ていきましょう
連載までの背景と中身
まずこのDear Anemoneですが、2020年冬号のジャンプGIGAに掲載されたAnemoneという読み切りから取ったタイトルと思われます。
出典:ジャンプ+ 読み切り版Anemoneはコチラから読めますAnemone/2019年8月期JUMP新世界漫画賞 - 松井琳 | 少年ジャンプ+主人公・亜久里の能力(タグ)は、花を咲かせること。しかしその...
しかし内容は連載のサバイバルホラー要素は無く、イジメを扱った作品となっており、よくある読み切りがウケたから連載化した例ではないと考えていいでしょう。
イジメを題材にジャンプで連載獲得は難しいでしょうしね(一ノ瀬から目を逸らす)
そしてこれが本題の連載版です
出典:松井琳『Dear Anemone』(集英社)
なんちゅう描きこみや…ヤンマガにありそう
すごいですね。何がすごいって読み切りからの画力の成長ぷりがすごいです。
「進化」について扱った作品ですが、一番「進化」したのは松井先生自身な気もします。
あとはこのクオリティを週刊ペースで保てるかどうか
何にしても久々に画力で驚かされた新人さんでした。
ただ、やはり初連載なだけにツッコミどころと気になる点もあったので、それを少し取りあげます。
ツッコミどころと気になる点
ツッコミどころ
1年前調査に向かった計15名(重要)の調査隊…その後どうなったかというと……
出典:松井琳『Dear Anemone』(集英社)
誰一人として帰還する事は無かった(20人映ったモニターを映しながら)
出典:松井琳『Dear Anemone』(集英社)
数!数間違えてますよ!!先生!
「誰一人」と言ってる以上、普通にミスだと思います。ヤンマガぽい絵といい、彼岸島のようなポジションになりそうで期待と怖さがあります。
単行本で修正されるんでしょうか
それとは別に、作中で引用されているダーウィンのセリフが実際には言われてないセリフのようです。私自身も知らないことだったのでこの辺をツッコむのは控えますが…
気になった点
どことなくヒロアカに似た描写が見受けられました。気のせいかな?
出典:1枚目…松井琳『Dear Anemone』(集英社)/2枚目…堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』(集英社)
出典:1枚目…松井琳『Dear Anemone』(集英社)/2枚目…堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』(集英社)
人気漫画になる要素もある一方でツッコミどころを量産してカルト的人気漫画になる可能性を秘めており、どう転んでも今後が楽しみな作品です。
ご愛読ありがとうございました!!
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