ご覧いただきありがとうございます。
打ち切り漫画や誌面での生存レースばかりを記事のネタにしてるのの、たまには純心で面白いと思えた漫画も語りたくなる時もあります。
ということで本記事で採り上げるのは、最近面白いなと思ってる作品ドリーム☆ジャンボ☆ガールです。


週刊少年マガジン2025年26号より連載開始。
作者はアホな女子ばかり描くことで有名なヒロユキ先生。
以下で内容や推しどころを書いていきます👇
あらすじ&宝くじというテーマについて
まずコチラが公式から出ているあらすじです👇
将来の不安を無くすために東大を目指す高校生の千恵と、ちょっぴりおバカな叶。ある日、叶が購入した宝くじの1等が見事当選!その額なんと7億円!?
突如として大金を手にしたプレッシャーに千恵は受験勉強に身が入らず…。こうなりゃヤケだ!!7億円を元手に最高に楽しい人生を送ってやる!!!宝くじ1等当選から始まるマネー&ガールズコメディ、開幕!!
引用:https://pocket.shonenmagazine.com/title/02758/episode/418285
「もし宝くじで1等当てたら」という宝くじ買った事ない人でも夢想はするであろう、縁が無いようでいて実は脳内では身近な出来事を軸に物語が進みます。
出典:ヒロユキ『ドリーム☆ジャンボ☆ガール』(講談社)
この宝くじというテーマ、読者にとって馴染みのある物でありながらも、創作ならではのスケールの大きい事も描けるかなり勝手の良さそうな題材だと感じたのですが、過去の宝くじをテーマにした漫画を調べたところベストセラー本のコミカライズと宝くじは主題ではない異世界転生モノしかない模様。

他と被らない狙い目なテーマなのかも…!?
しかしドリーム☆ジャンボ☆ガールの推しどころは穴場ジャンルを開拓しただけはないので、以下では他のオススメポイントについて👇👇
圧倒的テンポとスケール
本作の特長として、一番ノッてる時のアンデラかよと言いたくなる、ジェットコースターのような圧倒的なテンポの良さが挙がります。
まず第1話で総予算7億円のうちの1億円が消えます。


このペースだとまさか全7話…!?
とか思っていると、続く第2話ではさらに2億円消えます。

全4話くらいで終わるのかと思えるテンポですが、この最序盤からの出し惜しみの無さは、ある程度のライブ感や爆発力はどのジャンルでも求められる週刊連載においては最適解と言えるのかもしれません。

展開を出し惜しんでペースを掴めず打ち切りになる漫画へのメッセージかもしれません
もちろん予算を元手にマネタイズもするので、以降も同じペースで消費するわけではありませんが、それでも作中で動く数字が常に大きく、買う物もタワマンの一室だったり推しの個人情報だったりとスケールがとにかく大きいので読んでいて爽快さすら覚えます。

大金持ちになることの「夢」がこの漫画には詰まってます


594円
底抜けに明るい作風
上で挙げたテンポとスケールを支えるように、本作は作風に湿っぽさがなく、底抜けに明るいのも良いですね。
まず7億円を当てた張本人が(良い意味で)アホであり、彼女がアホみたいな目的でアホみたいな額を消し飛ばす、豪快かつ快活なまでの消費だけでも頭空っぽにして笑えます。
出典:ヒロユキ『ドリーム☆ジャンボ☆ガール』(講談社)
その相方は例によって足るを知る常識人ですが、ツッコミのノリが終始明るく、アホな相方のお目付け役ではあるものの、お金を巡ってシリアスな展開に…みたいな現実なら起こりそうな重い話には決してならないので手放しでコメディを楽しめます。

大金を手にした瞬間に人が変わった的な、これまた現実なら起こりそうな展開も一切ありません
まとめ
以上、不定期でアップされる普通にオススメの漫画紹介記事でした。

管理人だって打ち切り漫画ばかりを読んでるワケではないのです
ドリーム☆ジャンボ☆ガール作者のヒロユキ先生、前作も前々作もアニメ化を果たしたヒットメーカーでもあるので、今作もかなり期待を持てるのではないでしょうか。
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
ヒロユキ作品全部好きでアホガール、彼女もカノジョ全巻持ってるぐらい好きなんですけど今回男性のメイン級キャラがいないのが意外でしたね
あと宝くじあててなんかするって漫画ってありそうでなかったので全体的に新鮮な漫画で大好きです巻頭カラー取ったしマガジンの中だったら人気なんですかね
あと彼女もカノジョのアニメ第三期何時ですかね
コメントありがとうございます。
そういえば今回あっくん的男キャラはいないですね。東大目指してた点だけは共通してますが
経済的成功を目指す漫画は星の数ほどありそうですが、その辺の過程全部すっ飛ばせる宝くじというのは新しい題材だなと感じました
せっかくなので最新話まで読みました!
コメントありがとうございます。
いいですねぇ!!僕は人生で初めて宝くじ買ってみたくなりました
おっとコミックギアのヒロユキ先生じゃないですか。編集いらないって言ってたのに編集の力が強そうな講談社で成功してるのはやっぱり編集者って漫画のヒットには重要なんだなと再認識させてもらえます。
コメントありがとうございます。
ヒロユキ先生のwiki見てみたら
2009年(平成21年)6月、企画としては2年前から進められた『コミックギア』(芳文社)の制作総指揮を担当することを発表。漫画家が自ら企画を提案するのは異例だが、本人は「連載作家全員が、自分の作品だけでなく漫画誌全体のことを考えるような漫画誌を作りたい」という思いを以前より考えていたとのこと[3][4]だが、わずか2号で休刊となる[5]。
アホガールからのヒロユキ先生しか知らなかったけど相当波乱万丈だったんですね…
横ですけどコミックギアは数々の伝説を残してるので良かったら検索してみてくださいw
アイドルとなったペーゥさんとか、面白い情報いっぱいですよ
逆にこんな大惨事雑誌の中でも正統派で光ってた漫画で評価された作品があって
その方は経歴もその後も謎で、色々な意味で魅力的な雑誌なんですよコミックギア
初ヒットのドージンワークの頃からドロドロしそうなテーマでドロドロ一切皆無が売りみたいなとこありますね
簡単に見えてオンリーワンすぎて真似できないタイプ
コメントありがとうございます。
底抜けに快活としたアホなキャラ描くこのと関して属人化しているように思えます。
結局こういう感じのキャラで話回せばキャラが留年しても共テ爆睡して人生某振ってもなんか明るいノリに昇華できてしまうという
とにかく明るいのが持ち味だとクリスタルな洋介先生あたりも同系統な気しますね
どんなテーマでもいつものノリに持ち込めてしまう
コメントありがとうございます
誰?と思って調べたら酒飲んでしふくぅぅぅの人ですか
うすた先生のあらばけが、特定キャラを貶して笑いとってるということで不評の声がチラホラあるのを見るに、時代的にもヒロユキ作品のようなブラックなギャグ一切なしにみんな仲良くてハッピーな作風の方が次第にマッチしてるのは間違えなさそうです
麻生先生の斉木は勇者学から棘なくして登場人物いいヤツにしたおかげでヒットしたやつなんでそりゃまさに今リバイバルして当然って感じなんですよねぇ
最近はマガジンの方の新連載も面白いのが出てきて両方読んでる身としてはホクホクになりますね