2025年9月初め~11月中頃の本ブログにおける事実上のメインテーマである灯火のオテル、カエデガミ、ピングポング、エキデンブロスの4作による打ち切りバトルロイヤル。
投稿時点で概ねこの戦いの中盤が終わりに差し掛かかるところですが、ここで候補4作の展開で急速にフラグを立て始めた作品が出てきたので、ここいらで彼らの動きについてまとめます。
最後の戦い、ピングポング
まずは4作の中で最大のフラグをおっ立ててしまったピングポング
一体何が起きたのかというと「最後のピングポング!!」というセリフと共に、岸本先生の如く宇宙に行くことになりました。
出典:上…片岡誉晴『ピングポング』(集英社)/下…サクライタケシ『すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!』(集英社)
……まあ、ハイ最後とのことです。あの睦月さんが言うんだから間違えないんでしょう。

フラグというか、もう答え言ってますねコレ
とはいえ過去には鵺の陰陽師がとんでもなく巻いた展開からの「戦いは最終局面へ」という不穏な煽り文キメこんだのに普通に続いたりしたのでまだ分からない…
出典:川江康太『鵺の陰陽師』(集英社)
と言いたいところですが、ピングポングの場合は8話で掲載順最下層に落ちて、以降ドベ2が続いてる事実を照らして考えたらやっぱり噓偽り無い「最後」かなと思います。

鵺の一件は絶対終わるものだと思ってました
最強キャラの敗北、エキデンブロス
ピングポングほどあからさまではないものの、エキデンブロスもかなり濃ゆい展開を魅せてきました。
まず的射主将が見開き2ページ使ってぶっ倒れます。
出典:野乃大生『エキデンブロス』(集英社)

ページの使い方や構図で白卓の脳汁を思い出しました
出典:石川光貴『白卓HAKUTAKU』(集英社)
問題は的汁主将が倒れたことではなく、作中最強キャラの剣崎さんが負けたこと。
この剣崎さん、寮の兄ちゃんたち筆頭として描かれ、主人公を駅伝の道に導いた張本人でもあり、実力も箱根でごぼう抜きしたり海外のレースも余裕で勝ったり坂道も対応出来たりと、ワンピのシャンクスのような存在感と強さなのですが、それが負けた。
出典:野乃大生『エキデンブロス』(集英社)

彼らに「次」はあるのでしょうか……
要するに最強格から格が落ちしてしまい、もし今後連載が続いて再登場しても「でも剣崎さん前に負けてるかなあ」と実力がどうであれ読者に弱く見積もられてしまい、長期連載を見据えているなら少なくとも10話代でやる展開ではなさそうです。

東の海でミホークがゾロに負けたような事態ですね
ただこのブログでは何度か書いているように、打ち切られた漫画は基本的に無敵なので、最強キャラの格がどうなろうと最早何も問題が無いのです。
卒業式ムード、カエデガミ
上記2作が特濃打ち切り味を効かせたのに対し、カエデガミは鼻腔をくすぐる打ち切りの香りと独特な風味を演出してきました。
展開はトウテツと戦ってる真っ最中であり、それ自体は何も言うこと無いのですが、途中差し込まれる卒業式の呼びかけ的回想が怪しさを出しています。
出典:遥川潤『カエデガミ』(集英社)

楽しかったー!(運動会!!)
皆で行ったー!(修学旅行!!)
価値観変わったー!(コウとの出会い!!)
勝負の途中に回想入れて、「私は変わったんだ!」の旨を伝えて大ワザ披露する流れは打ち切りあるあるなものの、一応打ち切りじゃなくてもやりそうな流れではあるので、フラグの色濃さとしてはブラック寄りのグレーといったところでしょうか。
しかしこの作品に関しては、展開の他に単行本2月連続発売というデスソース級の味付けがされているのですが…どうなることやら。
生き残った??灯火のオテル
ラストは候補4作最年長の灯火のオテル。
展開としては、力の暴走を起こしたオテルを仲間パワーで止め、卑劣な悪党ながらも芯が強いドアドアを撃破。といったところ。

ドアドアが一番良いキャラしてた気がします
明らかに巻いていたり、打ち切りを香らせる要素も無いので語ることも無し。
展開以外の点について言えば、大増ページになりました。

この大増ページが何たるかに関しては色々と意見が分かれそうですが、個人的には「期の中盤で大増なら、今期は取り敢えず生き残ってるんじゃないかな」と感じます。
直近では20号で大増になったシドクラが期を跨いで29号で切られたりしたので、それなりの期間の生存を保証するものではないのはモチロン承知ですが、他の3作の絶望感がヤバすぎることもありオテルは生き残っていそうな気がします。

なので来期が正念場になるとだけ予想しときます
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!
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