週刊少年ジャンプ2024年28号でグリーングリーングリーンズが終了となりました。全26話
まさかこの引きから1話で終わるとは…
寺坂研人『グリーングリーングリーンズ』(集英社)
![](https://jump-otona.com/wp-content/uploads/2024/02/cropped-IMG_0127.jpeg)
てっきり新連載後ろ倒しでもう2.3話はあるものかと…
それではここから物語の集大成となる最後のコマ、打ち切りになった原因考察について書いていきます。
最後のコマ
こちらが物語の最後を飾るコマです。
寺坂研人『グリーングリーングリーンズ』(集英社)
そして大人になったのが新連載カラー1ページ目のコレということでしょうか
寺坂研人『グリーングリーングリーンズ』(集英社)
数年後展開でこのページに帰結させて終わるのかなと思ったら、割とアッサリとした幕引きでしたね。
それにしても水沙プロの活躍が描かれることが無かったのは残念です。
寺坂研人『グリーングリーングリーンズ』(集英社)
![](https://jump-otona.com/wp-content/uploads/2024/02/cropped-IMG_0127.jpeg)
このへんは単行本描き下ろしで!となるのかもしれない
以下から打ち切りになった原因考察に移ります👇
打ち切り原因① 第3~6話の飛距離対決
間違いなく一番の原因はコレです。
王賀さんに惚れているマッチョ萩野君との打ちっ放し勝負。
寺坂研人『グリーングリーングリーンズ』(集英社)
面白くなってきたー!とラリった目でバイト君が言ってるそばで、メッチャいい顔でハンデ要求する主人公ですが、この勝負の何が問題だったかと言うと
・ハンデをどんどん増やすから主人公が勝ったところで読者視点だとスッキリしない
・負けたほうは職場を辞める約束をしていたが、メタ的に辞めないのは分かり、緊張感が生まれにくい
・打つだけの勝負なので絵ヅラが地味
・これを最序盤でやった
・これに4話掛けた
この辺りがあがると思います。
ジャンプで競技漫画となると、2話目で強敵と試合し、次の話では派手な演出を魅せてゲームセットするくらいが理想です。
川田『火の丸相撲』(集英社)
ただグリーングリーングリーンズの場合は競技路線より人間成長譚として描きたかったフシがありますが、それでもこの勝負は2話くらいに収める必要があったのかなと感じます。
打ち切り原因② 飛距離対決直後のオリバーのキャラ
飛距離対決が終わり、新キャラのオリバーが登場。
のちに主人公のメンター的役割を担い、作中においても良キャラとしての地位を確立します。
寺坂研人『グリーングリーングリーンズ』(集英社)
しかし初登場からしばらくは結構性格キツいキャラのように描かれてたのが響いたのかなと思います。
寺坂研人『グリーングリーングリーンズ』(集英社)
この性格のまま突き通すワケではないのは察しがついていたのですが、やっと4話にも及ぶ飛距離対決が終わった直後に出たキャラがこの態度だと…うん。
そしてこんなツンツンのオリバーがデレるまでの所要話数が3話…う~ん。
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総じて1~10話の話運びでコケた印象です
まとめ
以上、私なりに振り返ってみました。
主人公が左利き判明したあたりからの展開はテンポも良く面白かったのですが、先述した通り序盤で読者に対するプレゼンに失敗したように思えます。
それにしても本作の少し前にアスミカケルとツーオンアイスが終わり、本作も終了。
競技モノが全滅してしまいましたが、このジャンルでのヒット作は果たしていつ出てくるのか。
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まぁあかね噺はやってることはほぼ競技モノですが
それでは今回はここまで!
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ご愛読ありがとうございました!!
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最初からアンケート不振で、手遅れだった。むしろね。センターカラー取れなかったら魔々より先に終わるところだった。最終的にツーオンを下回る26話で打ち切りになった。最初からアンケート取れば1年ぐらいは続けたと思う。
コメントありがとうございます。
初速の重要性が分かる結果だったのかなと思います。
元々アンケートの結果が不調だったことに加え単行本の売り上げが累々戦記以下だったのがトドメになったかと思われます
次の新連載もギャグが多めですしジャンプのスポ根漫画は冬の時代が到来しそうです
コメントありがとうございます。
コミックスが発売時点で終わってた累々より下はかなり痛いですよね…
爽やかな作風なのに書影は謎に暗いのがいけなかったのか
師匠の藤巻先生でもゴルフは周年達成だで精一杯だったので嫌な予感はしていました。
致命的にここがクソ!って点はありませんでしたがジャンプでやるにはフックが弱かったかもしれません。
他の感想サイトやSNSでもジャンプ向きでは無いと1話の頃から言われてました。
寺坂先生はサンデーっ子だったらしいので作風もその影響を少なからず受けているように見受けられました。
次回作は他誌で書いた方がよいのではと思いました。
ビーストチルドレンの頃から応援してたので残念です。
コメントありがとうございます。
記事でも書きましたがやはり打ちっぱなし勝負で作品の進退が決してしまったように思えます
あの勝負内容であのペースだとそれこそサンデーみたいなある程度作家の自由に描ける雑誌くらいしか許してくれなさそう
いくらサンデーでも自由に描かせる為の担保というか信用させるパワーが足りなさそう
今作もジャンプだからセカンドチャンスが回ってきたという気もしますし…
今の時代、1話で主人公が嫌なヤツと思われた時点で終わりな気がする。主人公がヤンキーだとしても普通の連中には何もしない、とかね。
コメントありがとうございます。
確かに1話のスポーツマンに対する軽薄な発言は読者視点で顰蹙買ったかもしれませんね
もしかしたら作者としては「これからコイツがスポーツ通じて成長していく」という方向性を示すために軽口叩くキャラで始まったのかもしれませんが
オリバーがいい奴になってからは好きでアンケも出してたんですけど、序盤は主人公のひねくれた性格とヒロインのキツすぎる性格が読んでいてキツかったですね。
あと皆主人公に基本冷たい…
初めから主人公が今くらい素直でいい奴だったら、アンケももうちょっと伸びたのかなと思いました。
コメントありがとうございます
序盤の主人公の性格に関しては、作品全体を通して「夢中になれるものを見つけて人間的にも成長していく」という過程を描きたいように見えたので、敢えて軽はずみな発言が目立つキャラにしたと推測しているのですがやはり少し受けつけない声もあったようですね
この辺は落としどころが難しいところだと思います。
バーディ決めたくらいからアンケ1位にし続けてたので非常に残念です。
仰る通り、打ちっぱなし対決に4話かけたのが原因だと思います。
対決相手を馬鹿にしてきた客にして2話ぐらいに納め、どうにかして左利き判明の11話までを1巻に収めていれば…など勿体無い気持ちしかないです。
コメントありがとうございます
よく考えれば1巻の半分以上の話数はあの打ちっ放し勝負ですからね…
2話目の内容削って、打ちっ放し勝負を2話で済ませて、勝負中に左利き判明で1巻に収まるか…?
久しぶりに好きな作品が打ち切られた。
ノアズノーツやギガとか。
35年位ジャンプ買ってて、気に入った作品は軒並み看板になってたのに、3作目かな。外れたの。
これまで打ち切られてた作品は打ち切られるのは鼻から見ない。
一応、自分は長年見てきたから目はそこらへんの人よりある。
東リベの作者も断言するが、間違いなく打ち切られる。
東リベはマジで楽しかった。
けど、今回はダメだ。
俺なら、アストロなんてファンタジーにせず、特攻の拓みたいにフィジカルでやれば良かったと思う。
東リベの悪い所は、良くも悪くもタイムリープ作品なとこ。
惜しいよなと思う。
唯一打ち切りか知らんけど泣いたのはライトウィングや。
あれ打ち切られた時有給使い切ったわ。
コメントありがとうございます。
色々惜しかったですよね…序盤をジックリやりすぎたかなと思うのですが、素人主人公でジックリやらない方が無理があるので、このへんのキャラ設定は難しいところです
ライトウィング、ネタにされがちですがあの青臭さと勢いは好きでした。「あの人」とかもかなり印象残りましたしね。
元々短期連載だった気もする。
ただし主人公はオウガだった。
コメントありがとうございます。
実際王賀さん主軸のほうが話は進めやすそうではありましたね
初心者主人公はテンポを考えると中々扱いが大変そうです
スポーツ×恋愛は「アオのハコ」があるから、
スポーツ×エロで攻めるべきだったな。
ヒロインの着替えを覗いてしまうとか、
フォームを教えてもらうときに胸が当たるとか。
主人公の性格をHENTAIにしてしまって、
必殺ショットもHENTAIボールにしてしまえば良かったと思う。
コースやグリーンを女体に例えて、ショットを打つとかね。
コメントありがとうございます
コースやグリーンを女体に例えてしまうと「芝を読む」という行為が色々ヤバいことになりそうですね。それつまり読んでるの陰もu…ゲフンゲフン何でもないです