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【野球カエデ駅伝卓球】ジャンプ2025年夏の新連載4作の所感

①掲載作感想
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ジャンプ2025年夏の新連載が揃いました。

約2年ぶりの4作投入かつ3作がスポーツ漫画(そして全部カタカナ)というかなり尖ったラインナップ。

1作はスポーツ漫画のヒットが欲しいのかな

ここではハルカゼマウンドカエデガミエキデンブロスピングポングの投稿時点での管理人なりの所感&「面白さ」「応援したくなるか」etc.を考慮してランク付けしていきます。

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ハルカゼマウンド

1番手、仄見える少年コンビの約4年ぶりの連載作ハルカゼマウンド

『ハルカゼマウンド』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト
『ハルカゼマウンド』|双子で同じ日に、同じ夢を抱いたそして俺...

投稿時点で4話まで消化。

ジャンプ+が(良い意味で)クセの強い野球漫画がそろい踏みの中、本誌で始まったこの作品は正統派路線で攻めてきました。

といっても右の剛速球⇔左の変則球、名門校⇔新設校、弟⇔兄といった具合に随所でコントラスト的味付けが散りばめられており、単調な野球漫画の構図にはしない意志を感じます。

出典:原作:後藤冬吾/作画:松浦健人『ハルカゼマウンド』(集英社)

普通に新設校で甲子園目指すストーリーだとありきたり過ぎるので、イイ感じの対比設定だと思います

そして本誌でスポーツ漫画をやるうえでは「如何に早く試合展開に持ち込むか」というのがカギになると言われますが、それを考えると4話のラストで物語を8割方回してる伊吹が練習試合を取り付けたようで5話から始まる模様です。

早くはではないですが、まあそこまで遅くもないテンポでしょうか。さすがド有能キャラ伊吹です。

出典:原作:後藤冬吾/作画:松浦健人『ハルカゼマウンド』(集英社)

速攻で打ち切られるスポーツ漫画だと7話や10話になっても試合が始まらないですからね…

ということでハルカゼマウンドの真価が試されるのは5話目以降となりそうです。

果たしてどう試合展開を見せてくるか…

ただ試合さえ面白く描ければ、4話まででそんな変な展開はしてないし、ジャンプスポーツ漫画のヒット作に不可分とも言える女性層の人気が狙えそうな画風とキャラ相関なこともあり、ヒットのポテンシャルは十分感じます。

というか作画の松浦先生がもし本作が打ち切りになったら3連続打ち切りになるので、そろそろ当てててほしい気持ちがありますね。

打ち切り漫画に魅せられた人間として色々語ってるものの、打ち切りからの次回作でヒットするサクセスストーリーが1番好物なもんで…

良い絵を描くだけに尚更ね……

ご武運をお祈りしております

カエデガミ

2番手、今回の改編で唯一のスポーツ枠ではなくファンタジーとして始まったカエデガミ

『カエデガミ』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト
『カエデガミ』|交わることのない異種族との秘密の関係ーー中華...

投稿時点で3話まで消化。

太古の昔からファンタジー創作が存在し、星の数ほど作品があるだけに、ファンタジー漫画が普通にファンタジーするだけではファンを掴むことは難しく、どれだけ強みになり得る個性を出せるかにかかってると思えます。

ということでカエデガミの「個性」について考えていきます。

まず挙げるべきは一際ビジュアルが強い相棒枠のシユウでしょう。

出典:遥川潤『カエデガミ』(集英社)

喜怒哀楽のページめっちゃ好きです

昨今流行りの色々デカい女、醸し出される姉属性、オッドアイetc.もはやフックの神怪と呼ぶべきキャラであり、SNSでの反応を見てても好評な模様。

あとはパッと見の絵も強いですね。

特に連載開始時の巻頭イラストは、近年の新連載の中でもトップクラスに惹くものがあったのではないでしょうか。

総じて絵は大きな武器になりそうですが、同時に弱点というか、気になる部分もあるのもまた事実。

個人的に気になるのが主人公のコウの戦闘に関わる描写。

戦闘フォームになるにあたりモーションや口上が無く、いつの間にかフードが生えてきており、バトル面での描写は若干引っかかる部分はあります。

出典:遥川潤『カエデガミ』(集英社)

フード被るだけ変身というのもなあ

バトルに際しては剣も生えてくるのですが、これもギミックやメカニズムが判然としないというか…

一応説明はされているのですが、絶妙にフワッとした言い回しで分かりづらく、1話の生首コレクターも2話の大蛇も即一刀両断されるから描写でも説明されず、「取り敢えず凄い剣」くらいのことしか分からないのもあり、フード被り変身と併せてバトルパートでの入り込み辛さを感じます。

出典:遥川潤『カエデガミ』(集英社)

3話のロバ娘とのバトルで掘り下げられるかな?

そしてこれはSNSでよく見かけたシユウのフクロウ形態に対する賛否の声。

出典:遥川潤『カエデガミ』(集英社)

改めて見ると、耳みたいな器官あるしフクロウというよりミミズクでは…?

という疑問は一旦置いておいて、先述のようにシユウのビジュアルがウケただけに、この簡素な形態は取り扱いには注意が必要そうです。

このように光る部分はありながら、粗削りなところが如何にも初連載らしくて管理人的には好きですが、誌面で盤石を敷くにはあと1歩何か欲しいところではあります。

エキデンブロス

3番手、ジャンプでは中々見ない駅伝をテーマにしたエキデンブロス

『エキデンブロス』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト
『エキデンブロス』|駅伝強豪校の寮で育った高校生・風間信長は...

投稿時点で2話まで消化。

2話までの展開を見るとヒロアカに影響を受けてるのかなあと思えてきます。

凝り性気質で気弱な主人公に対して1話の「君はヒーローになれる」的発言からの、2話でささっと体力づくりを済ませて物語の本舞台である学校に入学…ヒロアカっぽいですね。

出典:野乃大生『エキデンブロス』(集英社)

設定上の懸念点としては、主人公の特性である「集中力が凄い」というのがキャラ付けとして弱いことでしょうか。

ドクストの千空やあかね噺のあかねといった突出した素質を持つ主人公って集中力はありきで、そこにもう1つ才能があるというキャラ付けなので、集中力だけだと物足りなさは感じます。

出典:野乃大生『エキデンブロス』(集英社)

そもそも集中力ってスポーツでも勉強でも文芸でも何でも多かれ少なかれ必要なものだから、それを特性として推し出すにはやはり味が薄い…。

「才能に依存しないスポーツ」と説明はされてますが、身体的な素質は何かしら付与したほうが印象付けれて良かったかなと思います

と、ここまで物語のことだけ触れてきましたが、本作を語るうえで避けて通れないのはやはり画風についてでしょう。

全体的にクセが強いのですが、特にそれを強く感じるのが主人公。

常時目の焦点が合っていないに留まらず、ドーピングの疑いがかかりそうな程に目がガンギマってることがあり、読者を脱落させる危険性を孕んでいます。

出典:野乃大生『エキデンブロス』(集英社)

ドーピング発覚で出場停止にならないか心配です

成長した後のこの表情にしても、頬を赤めてトロンとした目で一部の層は大喜びしそうですが、基本的にはウケは良くはなさそうです。

出典:野乃大生『エキデンブロス』(集英社)

迫真駅伝部に所属していたのかな

実際、作品の第一印象を測る指標であるジャンプ+試し読みPVが同期のハルカゼとカエデと比べてかなり劣ってしまう結果になり、やはり作品のルックスが足を引っ張ってることは間違いありません。

管理人的には2話を読む頃にはクセの強さにも幾分か慣れたのですが、1話で読むの止めたorそもそも最初から読まなかった読者が結構な数いそうなことから、作品が話題になって読者を呼び戻す機会でもない限りはリカバリーは難しそうに感じます。

マイナスの感想が多くなってしまったので一応プラスの感想を言うなら、剣崎さんは良いキャラだと思いました

ピングポング

4番手、いまだヒット作を生んでいない人外魔境のジャンル、卓球に挑むピングポング

『ピングポング』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト
『ピングポング』|10億の借金を背負った高校生・御門平が、一...

投稿時点で1話消化。

正直、第一印象では一番ダメそうと思ってたのですが蓋を開ければ相当インパクトある作品でした。

10億の借金を負った主人公が裏社会の卓球で稼ぐという、卓球版ドリトライとしか言い表せない設定に思わずドリトライの栄光を思い出した方もいるでしょう。

作中でもドリトライファンなら反応せずにはいられない発言を持ってくるあたり、かなりしたたかな作品なのかもしれません。

出典:片岡誉晴『ピングポング』(集英社)

1話の展開を見ると

何で裏社会で卓球が流行ってるの?

火事にも大して驚かずに卓球を続けるコイツらヤバすぎん?

といった疑問を抱かせる隙を与えないテンポであり、卓球というスピード感に溢れる競技を扱うにふさわしい体感速度で導入をささっと終わらせました。

出典:片岡誉晴『ピングポング』(集英社)

細けぇことはいいんだよ!!という作者のメッセージが伝わってきます

ピングポングという一見朴訥としたタイトルも、顰愚碰喰ピングポングという暴走族みたいな造語であることが判明。

じゃあ他の新連載も覇琉風魔雲怒ハルカゼマウンド華壊出我魅カエデガミ炎鬼電武露エキデンブロスだったってコト…!?

ジャンプってこんな治安悪そうな雑誌だっけ

歴代のジャンプ卓球漫画は外連味はありつつも、現実の競技に準じた設定でしたが、それで全て打ち切られてる事を考えるとハッチャケるくらいが丁度良いのかもしれませんが、能力要素無しでここまでぶっ飛んで見せるあたり、どう転んでも侮れない作品になりそうです。

果たしてジャンプ卓球漫画初の成功者となるか、それとも稀に出てくる読者の理解を超越した打ち切り漫画になるのか…。

本作はそんな0か100か、否、0か10億かの世界に生きているように思えます。

行く末がどうであれ、楽しくなりそうな作品が入ってきましたね

まとめ(好きな順ランキング)

以上、2025年夏の新連載所感でした。

4作を「面白さ」「応援したくなるか」etc.を考慮してランク付けをすると…

1位:覇琉風魔雲怒ハルカゼマウンド

2位:顰愚碰喰ピングポング

3位:華壊出我魅カエデガミ

4位:炎鬼電武露須エキデンブロス

となります。

でも1位~3位でそんな差は無いかも。

皆さんのランキングもコメントで夜露死苦よろしくゥ!!

それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!

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COMMENTS

  1. 匿名 より:

    顰愚碰喰は成功すればプロゴルファー猿、失敗すればドリトライというところでしょうか
    まぁどっちに転んでも爪痕は残せそうな気はします

    覇琉風魔雲怒はストーリー的に文句はないですが弟の出番が全然無さそうなのは気がかり
    華壊出我魅は戦闘シーンがいつも一瞬で終わるのでもっとしっかり見たい
    炎鬼電武露須は…何か色々既にダメそう…

  2. 匿名 より:

    個人的にカエデとエキデンは読んでないです…
    何となくハルカゼとピングポングは読みましたが、ハルカゼは「これでダメならもう本誌で真っ当な野球漫画は無理っしょ」って感じでした
    メガネキャラの好感度管理がかなりうまいなという印象でしたね
    ピングは絵に自信がない新人がスポーツで生き残るならこれぐらいぶっ飛んでないとキツイと思うのでアプローチ自体は凄くいいと思います。まあ卓球好きには全く刺さらんでしょうが鵺的なイカれ具合とジャンケットバンク的な魅力の欠片は感じました
    鵺も本当に読者が定着したのは3話の真っ当な面白さとゼノブレイド辺りのかっこよさで、トンチキだけではないと思うので(特に絵とキャラデザを考えると)ちゃんと面白い展開を3.4話で持ってこれるかがカギだと思います

  3. 匿名 より:

    個人的には
    覇琉風魔雲怒→絵が綺麗だけど魅力的な絵ってわけじゃなくてストーリーも淡々としていてあまり面白みが無い。今回の話のキャッチャーage描写とかが気になる。嫌いじゃないけど好きでもない透明な漫画

    華壊出我魅→キャラクターと画力の魅力ではピカイチ。中華系での神話要素や都市伝説要素などそういうとっつきにくさがあるのが欠点だと感じる。

    炎鬼電武露須→うん

    顰愚碰喰→勢いで全てを吹っ飛ばして登場キャラも最低限にしてこういうことやっていきます!と明確。画力足らずかと思ったけど魅せる場面ではしっかり魅せてくれる。この勢いをどこまで維持できるかに期待

    顰愚碰喰>華壊出我魅>>覇琉風魔雲怒>>炎鬼電武露須

    という感じの好み

  4. 匿名 より:

    ハルカゼマウンドはとうまさんの仰る通りある意味正統派な展開を続けてはいる優等生ではあるものの今のところ(ヒットしてるかはともかく)キャラ目当ての女性客頼りで作品独自の面白さを出せていない状況。5話以降からの練習試合次第ですよね。面子的に即死はありえないので久しぶりに野球漫画で20話越えは狙えるんじゃないでしょうか。

    カエデガミはキャラのビジュアルの良さと1話単体の出来が良い物のそれ以外がパッとしない印象です。特に不快感とかはないので打ち切りまでに爪痕残してもらえたら…って感じ。

    エキデンブロスは相手が短距離&序盤舐めプしていたとはいえ陸上部に勝った漫画で「漫画あるあるは無縁」とか言われてもな……って気持ちが強いです。パパっと成長を終えたのはいいものの新天地で駅伝始めるってことはここからキャラ紹介パート……ヒロアカと違って1話が強かったわけでもないのでペースが不安になります。

    ピングポング、予告絵とタイトルから想像したものとかけ離れたモノをお出しされて大変満足です。
    競技を用いたデスゲームと言えばサッカーの「ブルーロック」や古いところで言えば将棋の「ハチワンダイバー」、何でもアリの卓球と言えばテレビ番組ですが「とんねるずのスポーツ王は俺だ」を彷彿とさせますがどこまでネタが持つのか……。勢いが途切れて出オチにならないことを祈るばかり。続くにしろ打ち切りにしろこの漫画にヘイトを向けてる人が更に怒り狂うようなぶっ飛んだネタをぶち込み続けてほしいところ。
    てか借金漬けのJKを10億で売る話を持ってきた借金取りはやり手すぎて人生の勝者を名乗ってもいい……。

    私は顰愚碰喰>覇琉風魔雲怒>華壊出我魅>炎鬼電武露須でした。

  5. 匿名 より:

    ハルカゼは今の所特に文句つける所も無いし正統派で順当に面白い カエデガミは現状シユウが可愛いだけって印象だから今後のストーリー展開に期待 エキデンは確かに作画のクセは気になるが内容自体は2話時点では普通に楽しめてる ピングポングははっきり言って期待してなかったけどいざ読んでみるとぶっ飛んでて良い ともかく4作とも読み続けます

  6. 無印 より:

    個人的な順位はカエデガミ、ピングポング、ハルカゼ、エキデンでしょうか
    カエデガミはシユウのキャラデザが性癖にぶっ刺さりまくっててとてもいい唯一あとバトル作品ってことで展開も一番熱いし
    そしてピングポングこれはおもろくなりそうって言う期待ですねなんかドリトライと同じ匂いを感じますが熱血漫画が今のジャンプには不足しているので、続いて欲しいっていう気持ちと普通に名前忘れたんですけども上の女キャラが性癖に刺さった
    その次にハルカゼこちらは普通に展開、キャラ描写、テンポ感が全て素晴らしいバランスで展開されてて凄く好きなんですけども性癖に刺さるキャラがいなかったのでピングポングより下にしました
    エキデンブロスは口臭臭いので口閉じて下さい以上です

  7. 匿名 より:

    10億の借金はエキデンの方だと思ってたから、いつ背負うんだと勘違いして1話読んでて最後に気づいた

  8. 匿名 より:

    管理人と同じです。
    ハルカゼマウンド、ピングポング、カエデガミ、エキデンブロスです。
    ピングポングはダークホースになって欲しい。
    カエデガミは予想通り、ギンリューと同じでフワフワしてきました。2話のヒロイン推しも作者が浮ついてるだけです。
    最終的にハルカゼマウンドだけ残りそうだけど、ピングポングだけ残ったりして?

  9. 匿名 より:

    今回のランキングは自分とも一致ですかねー2位と3位に大きな差がありますが(もっと言うと3位と4位の差はもっとでかい)カエデは個人的に感じた感想としては現ジャンプへの舐めでしたね。絵が上手ければ今のジャンプなら問題ないと言う舐めを感じました。駅伝は主人公が1話で嫌いになってしまったのが辛い

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