ご覧いただきありがとうございます。
期の開始くらいのタイミングで次期の打ち切りを占っているこのサイト。
ということで本記事では、例年だと40~44号あたりに行われる秋の改編で打ち切りになるかもしれない作品について考えてみます。

夏期は4INにスポーツ漫画だらけと異色の改編でしたが秋はどうなるかなー
候補① NICE PRISON
まず最初に採り上げたいのがコチラのNICE PRISONです。

新連載補正切れ後最初の掲載順(29号)を見てみると、打ち切り執行待ち作の1つ上に位置しており、浮動票の中で最下位という結果となりました。

ここ1年で同様の動きをした作品はアネモネ、極東ネクロマンス、さいくるびよおむすけetc.どれも20話未満で終わった錚々たるメンツであり、監獄で過ごす隙すら与えない即刻死刑レベルの動きです。
と思ったら次の週では5番という高順位をマークしており、困惑した人も多かったと思います。


魔男の1歩後ろをつけてるだと…!?
この急上昇には驚きましたが、でもやっぱり候補であることには揺るぎないのかなあと思います。
こればかりは推移がどうこうの話ではなく、笑いのツボは人の数だけあれど、生存に必要な票数を獲得できる内容には思えないというか…
個人的な所感では笑えそうな部分はあるのですが、ギャグの手数が異常に多いだけで「こんなギャグ展開よく思いつくな」といった脱帽に近い読み味が一切無く、「これを面白いと思ったら負けだな」という思いが働き、笑えず。
出典:すがぬまたつや『NICE PRISON』(集英社)

掲載順5番の時は何かしらの内部事情で他作品とシフトしてるのではと感じます

補正が切れたばかりでデータが乏しいですが推移を見ても、10話の時点で生存の第1関門となる2度目のCカラーの告知は無し。

グリグリやロボコのように14~16話で獲得するケースもありますが、最短打ち切りを回避する作品は大体7~10話で獲得します
まとめると「補正切れ直後に実質最下位に落ちたし、2度目のCカラーも10話時点で無いし、そもそもアンケ取れそうな内容でもないし、掲載順爆上がりしても打ち切り候補」という予想です。

掲載順爆上がり直後の順位がどうなってるかがカギですね
候補② 灯火のオテル
次に挙げるのはNICE PRISONの同期である灯火のオテル

本作は記事投稿時点ではまだ新連載補正期間中の7話目。
掲載順でよく見る現象に「序盤の評価が振るわない作品は補正期間終盤から掲載順が落ちてくる」というのがありますが、本作は補正期間最後の週でも10番をマークしており、ひとまずこのジンクスには引っ掛かってはいない模様。


作画がかなり好評を得ているようです
「でもなあ、展開がなあ……」というのがこの作品を候補に挙げざるを得なかった原因です。
1話は良かったと思うのですが、2話で小目標がハッキリしない修行編が始まり、4話の物議を呼んだであろう灯火のオフロ展開…。
出典:川口勇貴『灯火のオテル』(集英社)
その後もどこか地に足が着いた感じのしない状態で話が進んでいるように見えるのですが、これどうなんやろうなあ…
絵は好きだし、前作の終わり方があんまりだったので生存するなら大いに結構なんですが。

この作品ほど「絵は好きなんだけど…」という感想の多い作品はないのでは?
各所の声を踏まえたうえでの感触としては「プリズンよりは安全そうだし、今のジャンプなら最短打ち切り(20話弱)は免れそう」といったところですが、それでも決して油断はできない立ち位置にいる作品だと思います。
因みに肝心の2度目のCカラーは8話目時点では告知無し。


…うん、やっぱり油断できないですね
取り敢えず8話の順位がどうなるかです
秋は小規模な改編の予感&冬改編の見立て
以上が候補作についてでした。
考えられる候補が2つしかないだけに、秋は1~2INの小規模な改編になる気がします。
円満完結作にしても、逃げ若が最終回までのプロットを仕上げた旨の発言をしましたが、展開的に秋で終わらせる気配は無く、終わるなら最短でも冬かなと思います。

物語はなにやら凄いスケールになってますが
出典:松井優征『逃げ上手の若君』(集英社)
そして2025年度の投稿時点までのIN数を見てみると
年明け2IN(エンバB)
春2IN(プリズンオテル)
夏4IN(スポーツ3つとカエデ)
で計8作。
残りの改編は秋と冬の2回であり、2025年全体の新連載IN数をスタンダードな12作と仮定すると秋と冬で4作入ることに。

円満ラッシュで全然代謝が進まないように見えたけど、こう見ると新連載はしっかり確保してくれてるんやなあ
夏に4INの大盤振る舞いで下位層を一掃したこともあり、秋に3つ投入してくるイメージは湧かないんですよね…
もし秋に3つ入れたら冬は1つですし。
そして冬の改編についてですが、ここが1INになる気は全然しない。
というのも夏の4INから最短打ち切り(20話弱)が出るとしたら、まさにこの冬が切られるタイミングであり、4作全てが最短打ち切りを免れる未来は視えないというのが正直な感想です。

特にピングポングあたりがヤベェ香りがすっぞ!!
加えて先述の通り、逃げ若円満の可能性があるのと、何よりオテルが秋での最短打ち切りを回避しても今の調子の展開が続けば冬でジリ貧になる可能性を感じなくもないので、冬は秋から一転して終了候補が増えそうな予感…

自ずとこれが「秋は小規模改編説」の裏付けになりそうです
長くなりましたが、ここまでが秋の改編(と少し冬)の予想記事でした。
…がここまで読んで以下のような違和感を感じた方もいるかもしれません👇

ひまてんは?キルアオは?この2作も推移見るに秋の候補には入りそうじゃね?
ということで最後にこの2作を候補から外した理由を簡単に書きます。
候補外① ひまてん!
ひまてんを候補から外した理由としては以下リンクの次世代を担う3作品による企画。
海千山千の打ち切りレース愛好家に、この手の企画は生存保障にはならないと言われてしまいそうですが、とはいえ流石に次世代を担うと銘打たれた作品が、次期に打ち切りになることはないのかなと踏んでます。

それこそ冬の改編はどうなるか分からないかもですが…
候補外② キルアオ
2周年を越したものの、浅井編集の腹から生まれた双子の兄弟である鵺と差をつけられてしまったキルアオ。
記事投稿時点最新の30号から8週分の掲載順を遡ってみると…
掲載号 | 23号 | 24号 | 25号 | 26号 | 27号 | 28号 | 29号 | 30号 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キルアオ | 14 | 12 | 16 | 15 | 13 | 14 | 13 | 18 | 14.375 |
こう見ると危険ラインと扱われる平均16よりは上の推移ですが、28号からは改編が始まっており、打ち切り執行待ち4作が最下層に団子にされ、掲載順が底上げされた状態になっているので額面以上に危険なことは確かです。

カラーは取ってるものの、浮動票内で見れば最も悪い推移と言えます
ではなぜ候補から外してるのか?
コメントでは散々書いてますが、ここまで打ち切られないならメディア化が決まってプロテクトされてるだろと思ってます。
春改編では1年以上後輩のアストロを蹴落とすことに成功し、夏の下位大粛清すらも超巡とシドクラが点鬼簿に加えられたなか生存…
なんかもう10INとか来ても生きてそうな不死鳥っぷりであり、連載期間も長いことからアニメでも決まってるんじゃないかと。
もちろん「そんなことなかった」というオチも考えられますが、メディア化説を強く推したいという意味も込めてこの手の予想からは外すことにしてます。
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
オテルはテンポの悪さを細かいコマばっさり切って大ゴマで殴りつける感じにしてきたの元ネタのバイキングのイメージとも合っててちょっとノってきた感じはします
アイスヘッドギルがバイキングの殺伐さばっかり強調されて最初から少年誌は無理だろなって思ってたので今回はとにかく豪快さ重視して勝負していってほしい
コメントありがとうございます。
自分的にはまだ不安は残ってます。あのまま修行編を長々とやるよりはパパっと終わらせた方が良かったとは思いますが、それにしてもちょっとパートそのものが薄味だったというか…そもそもこの修行編は必要だったのかと。まあ過ぎたことですが
アイギルよりは画風にしても路線にしても世界観と雑誌のカラーにはマッチしてそうなので、取り敢えずはアイギルが超えれなかった最短打ち切りの壁を越えていてはほしいです
局面が大きく動いた直後だけに、候補が安定するまでには時間がかかりそうです
ナイプリの謎の順位、キルアオがあっさり蓋の下になど不確定要素が多すぎる
ひまてんしのびがどうなるかも予測つかないし、次の構図が見えてくるまでは1ヶ月以上かかるかな、と
コメントありがとうございます。
とりあえず秋は紙版の企画のこともありひまてん&しのびは大丈夫なんだと思いますが、結局鵺と差が開いてしまったキルアオとオテルあたりはどうなってしまうのか…
先ず最初に立ち位置が見えるとしたら次の号でレース参加となるオテルにはなりそうです
私も今期と来期は新連載から打ち切られていくと思いますが油断すると刈り取られるのでね……。主観でしかありませんがオテルは打ち切られるなら20話より30話タイプに見えますし。
ひまてんは読者からも見えるターニングポイントの周年カラーが近いのでそこで巻頭なら完全に候補から外せるのですが……。
コメントありがとうございます。
オテルは自分の感覚的には「ギンリューが29話の壁までもったならオテルもそこまではもちそう」って感じです。とはいえギンリューがいた頃ともヒロアカ呪術あたりが抜けて環境も編集部体制も違うのでその先は未知数ですね
とはいえオテルも記事で書いた通り、20話弱の可能性もありそうですが…とりあえずカラー告知はさっさと欲しいところです
そもそもオテル、プリズン以外に切れる作品が思いつかないんだよな強いていうならキルか鵺の移籍くらい?キルはサバゲーがなんの盛り上がりもなく終わったのは少し気になったし鵺はこの路線でやるなら本誌から消えて欲しい
コメントありがとうございます。
記事は長々と書きましたが結局、キル鵺を切る気が無いならもう新連載同士の泥沼の食い合いしかないような状態なんですよね…
鵺…副隊長とバトルしてた時はトンチキ路線に戻って欲しいと切に願ってたけど、いざ戻ったら羽目外しすぎてて、見たかったのコレジャナイとは正直なってます
蓋を開けてみると、この度のスポーツ3+ファンタジー1の新連載全部が最速で切られる感じは無さそう
少なくともハルカゼマウンドとカエデガミは作家の能力の点でナイプリやオテルに後れを取る事は無いでしょう
そうなると冬までに消滅する可能性がある既存連載はナイプリ・オテル・キルアオ位しか候補が無いのは大方共通の認識でしょうね
キルアオは既に多少なりとも固定ファンを獲得しているので、そもそもこれを捲るのは相当難しく
ナイプリは論外として、オテルも「共感を呼ぶ主人公像作り」に決定的に失敗しているので
最終的にこの辺りが足枷となってナイプリ20話、オテル30話前後で脱落となりそうです
コメントありがとうございます。
4inの最短打ち切りを占いにはやはり少し危ない香りがする後半2作を見届けてからになりそうです。ハルカゼカエデは多分最速にはならないんじゃないかなあ…
プリズンオテルに関してはやっぱり前者が20話、後者が30話って雰囲気がありますよね、オテルはまだ良い方向にも悪い方向にも動く余地はありそうですが
4inがきたこともあり、秋の改編は1作か2作の小規模できそうな感じはしますよね。
候補となるのはやはりプリズンとオテル。2作とも未だカラー予告なしなので、そうなるのかなと。ただ、掲載順的にはまだまだ分からない感じ。プリズンは落ちていくだろうなと思えば5番を取り、オテルは補正明け次第。ここからどうなるかでしょうね。
逃げ若の完結はまだ先でしょうね。個人的には春ぐらいのイメージです。
ひまてん……。周年巻頭を獲得できれば安泰なのですが……。32号のカラー予告にいないことを願ってます……。
キルアオはもうわかんないです。単純に掲載順を見れば打ち切り候補ではあるのですが、水面下でプロテクトされていたりするのか。ほんとどうなることやら……。
冬の改編は4inから最低でも2作ぐらいは落ちてくるだろうと考えると、2〜3inの予感。個人的には秋1in、冬3inとなる気がしてます。ほんとに勝手なイメージですが。
コメントありがとうございます。
ここ何回かの改編が「明確な候補がいなくて結果小規模」というケースが多かっただけに、秋もそんな感じになりそうな気配がします。まあ今回4INでスポーツ3つというインパクト凄まじい改編してくれたので1INでも文句は言いませんが
キルアオはアストロを打ち負かしたときは、「アストロに中途半端に周年越させて原稿料上げたくない」みたいな思惑のもとで残したのかもと思わなくもないですが、さらにそこから超巡とシドの屍を超えて2周年獲得となるとプロテクトされてるんじゃないかと思うんですよねえ…鵺も然り。
総括して自分も秋1in、冬3inに1票です
個人的には秋1out、冬3outになりそう
秋はプリズンだけ
冬はオテルかひまてんのどちらか1つと、今回の新連載から2作が最短打ち切り
と予想しておく
コメントありがとうございます。
冬は夏の新連載4つのうちから1.2個は出てきそうな予感がします。ひまてんとオテルだったら多分ひまてんを残しそう。あとは逃げ若が冬になるかはたまた年明けになるかといった感じでしょうか
プリズン、読み返しても「うーん……」なんですよね。31号の順位がどうなるか。
オテルは、第7話(30号掲載)を読んで「今までの勢いは、どうしたんだ?」になりました。近々、カラーを獲得できるかどうかですね。
ひまてん、「夏休み(特に花火大会)の話が、先月から今月だったら……」という感じがします。今くらいだったら、秋の改編は心配なかったんですが。
キルアオは、絡むとしたらサバゲー対決の評判がどうだったかでしょうね。個人的には、悪くはありませんでしたが。
改編は、秋が1~2inで冬が3inと予想しています。
コメントありがとうございます。
プリズンはもはや語ることはないですが、オテルは7話で技名バンバン出てきて若干おや?となりました。呪術フルドラetc.過去の作品見てると、最序盤の読者の反応見てから行うテコ入れが大体6~7話あたりから始まるので…。まあ全然思い過ごしかもしれないので、取り敢えず見るべきはカラーが来るかどうかですね。
サバゲーは騎馬戦やサーフィンの時よりはコメディ色もあってウケてそうかなと感じますが、推移を上げる要因になれるかと言われると…個人的にはビミョいです。
更新ありがとうございます
ナイプリの急上昇ですがこれ2話目の四コマが反映されたからじゃないですかね?
アプリ版ではナイプリと四コマで別々に投票出来る形になってましたので合算されたとかありそうですよね
コメントありがとうございます。
最近アンケ出すのサボってたから見てなかったけど、4コマあった回は別途で投票枠設けられてたんですね……
もし合算されたとしても正直高いなとは感じましたが、まあ新連載2話目で期待票もまだ生きていて3重要素でアンケを爆上げしたのかもしれません。
新連載少なくとも2つは大外ししてこなかった感じでこっから中堅下位出られない作品には厳しい戦いに
作品が充実してきて雑誌としてはいいことですが
コメントありがとうございます。
編集部はキル鵺を切る気が無いという事が中堅下位出られない作品と新連載達には非常に重くのしかかってますね
生存には円満完結作がいつ出てくるかも重要になってきそうですが、あてに出来そうなのは逃げ若か。アオハコは何だかんだまだまだつぢきそうだからなあ…
鵺はコラボカフェまでやってたから何かしら途中までメディアミックスの企画進んでたかもっていわれてもわかるんですけどキルアオはなんかそういうのありましたっけ