本記事投稿時点でアニマルシグナル、HAL FORMULA、カノンマスターの新連載補正期間が終わろうとし、本格的に誌面の競争に参入し始める時期となりました。


最近は補正切れが遅くなった説がありますが、ここでは慣習上8.9話辺りで切れるモノとさせてください
連載始まって間もない頃に所感記事を書いているのですが、話数を重ねるにつれて以前と印象や評価が変わるのは往々にしてあること
ということで本記事では、いよいよ掲載順という名の戦地に赴くこととなるこの3作の管理人なりの所感&「面白さ」「応援したくなるか」etc.を考慮して改めてランク付けしていきます。
アニマルシグナル(9話まで消化)
まずトップバッターは9話まで消化したアニマルシグナル


9話までを振り返ると、縦軸の無い1話完結のコメディって感じですね
なんかこう、開始当初期待した展開より弱い形での運びに落ち着いたというか…そういう印象です。
アニマ対策センター舞台に、読心能力者のココネが動物知識が豊富だけど主張が控え目なツバサの心を読んでアニマ関連の問題を解決
⇧のようなお話になると思っていたのですが、いざ話が進んでみると対策センターでの仕事描写がほぼ無く、作品の見え方としては「動物好き男子とそれに振り回される女子のラブコメ」というややフックの弱い方向性に落ち着いた。そんな感じです。

第1話を見ると「アニマ犯罪が増加した世界」「ココネはアニマ対策センターでエース」あたりのクライム展開やるうえで美味しい設定はされているんですが……
とにかくアニマ対策センター周りの設定や描写が9話時点では弱く、そして今後しっかりと活きてくるのかという疑問がチラつくのがネックです。
出典:原作:春原ロビンソン/作画:筒井大志『アニマルシグナル』(集英社)

ココネの読心は1日3分まで設定も放置気味なような…?
こういうウルトラマン的制約も扱い次第で面白くなりそうなんですが
同じく学問的内容がテーマのドクターストーンと比べると、テーマの出力先が弱いというべきなんでしょうかね。
ドクストが科学の知識で文明再建といったように、テーマを想像が及ばないスケールに落とし込んだのに対し、アニシグは動物の知識の行き先がドタバタ劇に留まっているだけにどうも知識をお出ししたその先が薄いです。
出典:原作:稲垣理一郎/作画:Boichi『Dr.STONE』(集英社)
本作はあくまでコメディなので、動物トリビアで文明再建やら本格クライムアクションやらそこまでのスケールや路線は求めてないのの、どうせならそのテーマに機転を効かせた、ただ知識に関心するに留まらない展開が欲しいところです。

その点だと1話のマグロ人間倒すくだりは良かったかも

HAL FORMULA(8話まで消化)
2番手は記事アップ時点で8話まで掲載されたHAL FORMULA

8話時点の展開を振り返ると、大分でのレースで死を恐れない熱い走りを見せた涼風と、ムダの無いCOOLな走りを見せた火ノ倉が予選を通過し次回決勝で並走!!というところです。
出典:寺坂研人『HAL FORMULA』(集英社)

走行スタイルと名前がテレコで対比になってるのが面白いですね
前作グリグリが序盤でテンポを落としたこともあり、どうしてもテンポの面が常に気になるんですが、ここまでの展開はどうでしょうかね??

大分のレース始まるまでに話数割き過ぎたんじゃ…

最初から涼風と火ノ倉を並走させたほうが…
そういった声がどこかで上がってそうですが。
個人的にはテンポが良いとは言えないものの、レース自体はこなしてるので全体で見ればそこまで気にはなりませんでしたが、シュミレーターからのポテチ修行やった時は「このテンポは評価落とすかも」とは若干なりましたね。
出典:寺坂研人『HAL FORMULA』(集英社)

この辺りの掲載順反映される時にもし順位落ちたらポテチポテチ言われそうだ
ということで掲載順にどう反映されるのかドキドキしながら待つ次第ですが、それとは別に根本的な部分で気になったのが、話数を重ねて作品の輪郭がハッキリするほどに感じる主人公回りの設定に危険が伴うカーレースという題材が掛け合わさって生じる違和感について
まず主人公周りの設定をまとめます👇
・両親は他界し4歳の弟と二人で生活
・長いこと芽が出ず、除名されかけたけどそれをキッカケに開花し競技人生本格始動
・弟に誇れるレーサーになりたいという目標
苦境にいる主人公&真っ直ぐな目標を持っていて感情移入や応援したくなる素材マシマシであり、要素要素で見たら何1つ文句ありません。
出典:寺坂研人『HAL FORMULA』(集英社)
ただこれ、現実的な視点で見るとカーレースを続ける選択に至れるのかと疑問符が付きました。
もし兄貴が事故で死んだら弟は幼年にして孤独の身
一命は取り留めても、レースはおろか会社勤めも自由が効かない身になったら食い扶持を繋ぐことも儘ならない事態になるかもしれない
当然兄貴がそんな問題を承知してないはずないので、いざ彼の視点に立つと「弟に誇れるレーサーになりたいとはいえ、この生活基盤の弱さで弟の将来的な不安も無くリスキーな競技に臨めるのか」といった具合にキャラの心情として常に引っ掛かる部分です。

競技に文字通り命を懸けることが、兄貴個人の問題ではないのです

先述の通り感情移入&応援したくなる要素が多いだけに、題材の性質と絶妙に嚙み合わず引っ掛かりがつきまとうのが凄く惜しいのですが…自分が気にしすぎなだけ???
落語ならしくじっても死ぬようなことは絶対無いのですがね(落語家として死ぬことはありますが)。
出典:原作:末永裕樹/作画:馬上鷹将『あかね噺』(集英社)
カノンマスター(7話まで消化)
ラストは7話まで話を進めたカノンマスター

7話時点の展開を振り返ると、経済担当大臣の救出ミッションで魔像サイドの風使いとバトルしているところです。
出典:町田麗弥『カノンマスター』(集英社)
ズバリ連載開始前後の印象よりだいぶ好感触です。
魔像のメカメカしいデザインも秀逸であり、冴えないけれど常に民間人優先で好感度の高いバラトが良い味出してます。
エイリアンヘッドバットもそうでしたが、主要キャラの好感度高いと多少気になる部分があっても見れちゃうモンなんですよね。
出典:町田麗弥『カノンマスター』(集英社)
直近で連載していたファンタジー漫画のオテル&カエデガミ&ゴンロン&キナトと比べても(個人的な好みは抜きにして)完成度で見たらこの4作より上かなと感じます。
この4作は現行誌面で揺るぎない地位を得ている魔男とのジャンル被りを心配する以前の段階で散った感が強いですが(キナトは記事投稿時点では一応まだ連載してますが)、果たしてカノマスは魔男と共存の挑戦権を得る土俵に立てるのか……


ラブコメみたく「誌面に1作あれば十分」なジャンルではないから、さむわんと戦うよりはチャンスありそう
あとは主人公サイドの最強キャラであろうウルをどう活かすかが気になりますね。
第1話見た感じだとウル無双にバラトが振り回される漫画かと思ったら、7話時点ではバラトの描写がメインになってるので未だキャラの魅力は分からず
出典:町田麗弥『カノンマスター』(集英社)
「主人公サイドの最強キャラ」というと、五条先生やマイキーetc.上手く立ち回らせれば超大ヒットの立役者になる事例を見てきただけに、味方に最強キャラがいる漫画が出て来るとそれをどう転がしてくるのかが個人的な関心事になります。

「でもウルは五条先生やマイキーみたいに線の細いイケメンじゃないし…」とかは一旦置いときます
まとめ(好きな順ランキング)
以上、2026年夏の新連載所感(2回目)でした。
改めてこの3作を「面白さ」「応援したくなるか」etc.を考慮してランク付けをすると…
1位:HAL FORMULA
2位:カノンマスター
3位:アニマルシグナル
でしょうか。
連載開始時はハルフォ>アニシグ>カノマスだったので、カノマスがアニシグを抜いた形となります。

ハルフォとカノマスで差はそんな無いかな
アニシグもアンケ入れるかは別にして、読む分には別に悪くはないのですが
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!














COMMENTS
全部きついなぁ特に車なんかグリグリから課題が治ってなくないか?グリグリに少しは残ってた少年漫画感がなくなって完全にヤンジャンみたいな内容になってる。
子供が読んだら絶対につまらないと思うだろうね
ゴルフの方がまだ少年漫画してた分、楽しめたよ
子供です
小6です
よんでて楽しいよ
アンドク、ロクと改編毎に1作は生存コースに入れそうな流れが来ていますが、アニシグ組は正直遅かれ早かれ脱落する予想です
こういう生存判定記事は後から振り返ると違った味がして楽しいですよね
ゴンロン組が全員即死するとは枠都合的にもおもわなかったなあとか
仰る通り、カノンマスターはバラトのキャラが際立って来るにつれて、好感度が上がってきていると思います。
冴えないおっさんに見えるが、本当はかなりの実力者だった…実は「片田舎のおっさん、剣聖になる」系だったということですね。
面白いのは、バラトは対人では無双だけど魔像相手だとウルの力が必要というところです。このバランスをうまく取り続けることができれば、長期連載も見えてきそうだと感じました。
カノンマスターだけ一巻発売月はぶられてるのなんでなんだ
連載順で後ろのやつが月が跨ぐことは珍しくないよ、普通に進行が半月違えば月跨ぐこともあるし
ロク空知が9月に出るのに2番手の蛍が10月みたいなケースは珍しいけど
まあ勇デスの2巻発売は蛍のそれより遅れそうだけどね…
減ページ続きすぎて単行本1巻分のページ数に達するのは一体いつになるやら
ハルフォとカノマスは生き残って欲しいなぁ。
アニシグは全然読めるんだけど、アンケ入れるほどではない感じ
補正期間は期によってまちまちとはいえ、3週連続で第3カラー付近のアニシグは補正中ではあまり見られない怖い推移をしている
カノマスはウル主体だったら多分即死だったかなー師匠軸で好感度高いキャラ描写でかなり個人的評価上がってきた
今週のハルフォ8話ではコラム「HALスポ!」が掲載されました
センターカラーが来ない状況ですが、コラムを貰えたのは即死回避に向けて1歩前に出れた形になるのでしょうか?ともかく早くカラーが欲しい
ちなみに他作品は
アニシグ→1〜3話、7話でコラム掲載
勇デス→13話〜15話でコラム掲載※減ぺ分補填?
キナト→18話でコラム掲載
アンドク、ロク、蛍籠、カノマス→コラム未獲得
となっています
減ページだらけで短編読み切りばっかの現状そこまで効力無さそう
勝手なイメージになってしまうけどここのサイト主さんお涙頂戴ドラマやればどんな作品でも好きになりそう
F1や今週のロクみたいな
文章読む限り良い人っぽいから、御涙頂戴に弱いんだと思う
なんでそんな人がジャンプまとめやってるのか不思議だw
ジャンプなんて御涙頂戴から最も遠い所にいる雑誌なのに
ハルフォーミュラとカノンマスターは面白いですね
ジャンプに必要な実力を持ってると思うな〜
アニマル→2人の掛け合いがワンパターン過ぎるし何がしたいの?アニマ犯罪対策も高校もぶん投げて迷走してそう
F1→初心者で失う物は無いみたいな主人公ならまだしも他要素が噛み合ってなさ過ぎる、主人公に優しい世界過ぎる
カノン→ウルが空気過ぎて太鼓持ち以上の存在意義ある?未だに世界観がよく分からんし
結論としてアニマルF1はツッコミ所が多過ぎてキツそう
カノンは坂本みたいに画力で見せる系か
ドクストは千空、大樹、杠が1話からめっちゃいいキャラなんですよね〜
世界観も壮大でワクワクするし
3作とも少し前の基準なら20話打ち切りコースだとは思いますが、円満連発と新作不振でロクに巻頭が回ってきてしまうような状況なので、生き残りは出るのでしょう
ハルも全然褒められたものではないですが、アニシグはさむわんだけでなくロク相手でも勝負になる気がしない、ファンタジーものであるカノンは最初から即死臭がすごすぎて、イチとの勝負以前に単体でかなり突き抜けないと長期生存は見込めない…と見ると、一作残るならハルなんだろうとは思います
ただこれ、本当に兄主人公で最後までやるつもりなの?とは思うんですよね
兄が退場しそう感を出しながらずっと居座っているのも違和感あるし、弟の物語に切り替えるつもりなら気が長すぎ
今は「上杉達也が野球を始めるまでにコミックス7冊かかる」ような手法が許される環境ではないので…
逆にもし兄で最後まで行くなら弟出し過ぎなんですよ
あくまで本筋に関わりすぎないマスコットキャラにとどめておかないと、ずーっと「いつ弟の物語になるの?」になってしまう
今の所の予想としては
アニシグ→20話打ち切り
ハル→周年迎えられるか五分五分
カノン→30話台で打ち切り
ですかね…
ハルフォーミュラは弟に切り替えそうと言われてるけど、正直そういうタッチみたいな展開やるにしては弟若すぎると思うんだよな……
兄貴死んで弟が育った後に遺志継ぐとかの展開やるなら兄貴は最初からそこそこ強い状態で始めればいいから、こういう下からのスタートさせる必要性がないし
このマンガ、作中時間が2017年なんですよね
どっかで10年すっ飛ばすのはほぼ確定なので、
正直それだけでも脂肪フラグビンビンです
じゃあなんで下層でこんなじっくりやってるんだろう
というのはよく分からんですね・・・
ハルフォの作中時間が2017なのはHalo(ヘイロー)と言う事故防止アーマー装着義務が2018年からあるから、とは言われてますね
飛来物による事故を防ぐ為のものなのでそれがあると1話みたいな「死の危険」はやれ無くなるので(あと作画コスト的にも)
そういう展開で10年すっ飛ばして主人公を弟に変えるなら2話で無茶やって1位になった後、翌日のレースで無茶な走りした時に事故って再起不能で弟に託すとかの方がテンポ的にも良さそうな気がするんですよね
いやまあ今のあまりにもショタな弟に継がせるのは無理があるんですけど、このまま弟が走れる年齢になるまで兄が主人公で長期間やってから死んで交代とかだと、流石にそのタイミングで一気に評価落ちそうな予感しか
弟若すぎというより、変える気ならもう手遅れじゃないかと思うんですよね…
それこそ志ん太のように1話で死んでもらい(死んでない)、1話ラストで青年になった弟出すくらいじゃないと
ここまで展開してから兄退場で弟の物語スタートだともうみんなついてこない気がします
カノマスのオジサンってそんなに好感度高いんですね、ちょっと意外です。
私としてはウルが子供で資格も無いのに、部隊入りはおかしいと反発した相手に除名を告げるって勢いとはいえヤバい奴だなあって印象しかないんですが……。
言う事を聞かせるのに腕ずくだし……。
わかる
わかりすぎる
あとあんまビジュよくないからかも好きになれないの
アニマルシグナル、今回ようやく1話みたいな展開見れるのでは!?と途中まで期待してたけど、結局いつもの動物の好きな事紹介で終了…。ターゲット層である子供たちにはしっかり刺さってるんですかね?
小学生です
刺さってません
けど小学生中学生の人気集めるならビジュ重視の方がいいのかなと。
キナトみたいにいろんな性格でいろんな見た目のキャラいれていくといいと思いますね。
あと女子受け狙うならカップリング、BL要素とかいれたら受けるかなーと
自分の見る目がないだけかも知らないけどロクやアンドクよりもアニシグ、ハル、カノンの方がずっと作品の質は高い気がするんだけどね…
まあどんな作品を面白いと感じるかの感性は人それぞれだからね
結局より多くの人の感性に刺さった作品が生き残るわけだから、打ち切られた作品であってもある人にとっては大ヒット作品より遥かに面白く感じるということも当然ある
……誰が読んでも論外というような作品もたまにはあるけど
ゴンロン、U19、タイパラ3話ぐらいから(1話2話は支持する人もちょっとはいた)、村上、エキデン、古いけど2000年代後半の伝説の作品達、そこまではいかないけど支持する人皆無だった白卓とかかな
その中ならゴンロンが一番論外度高いかなぁ
あそこまで論外オブ論外な作品は中々ないと思う
質なんて曖昧な基準では何とも…
個人的にはロク(特にデカ女)が刺さらなかったから他四つのが期待している
ただハルは悠長だな〜とは思うね
自分の見る目がないだけかもしれないがエイリアンヘッドバッドはアンドクキナトよりもずっと作品の質が高いと思っていたんですよ。結果はご存じの通りでございます
挙がった中だとアニシグは読むのダルくなるレベルで微妙だなって。ラブコメにしても動物にしてもあんまりにも中途半端じゃないか…?
エイリアンは真っ当にバトルやってたので、バトル好きなジャンプ読者なら高評価だと思うよ
作画が乱れてたから作者がギブアップしたんだと思う
僕は管理人さんとは真逆だなあ
アニマル〉カノン〉ハルですね
アニマルは中身が無いって非難されてるけど、コメディだからこんなもんじゃないの?
連載ピンチになったら可愛い女の子をバンバン追加したらいいし、一番伸び代があると思う
カノンはオッサンも子供もカッコ良くないのがなあ
絵は上手いけど、派手な必殺技は?イケメンキャラは?ライバルキャラは?って不安になります
もっとベタにやる事が有るでしょと
ハルは題材からしてマイナス要素なのに練習とタイムアタックばっかりで地味過ぎ。全然面白くない…
主人公兄弟のお涙頂戴ドラマに興味が持てない人はもう読んでないのでは?
展開さえ変えれば、みたいな意見もあるけどぶっちゃけアニシグって原作の春原ロビンソンがずっとこんな作品しか書けないタイプだしこれ以上話に伸びしろないと思うぞ
掴みミスったら即死のロケットスタートタイプ
いや、路線を変えなくても、
作品の性質上、可愛い動物娘が無限に出せるでしょ
そのうちミルコみたいにバズればワンチャンあるんじゃない?
自分も概ねこれだな
アニシグとカノマスはそんなに差がないけど
2作は一応何を見せたいのかが分かってスラスラ読めるけどハルは主人公こんなに凄いんだ頑張ってんだだけじゃん
まぁ3作とも厳しい気がするが