グリーングリーングリーンズが打ち切り回避するルートを考える | 大人の事情と読むジャンプ

グリーングリーングリーンズが打ち切り回避するルートを考える

①掲載作感想

週刊少年ジャンプで連載中のグリーングリーングリーンズ

本誌を読んでいる方は2024年5月現在、アネモネと共に次期の打ち切りが懸念されていることは御存じのことかと思います。

結構好きだけど打ち切りもまあ仕方ないよな…

やっぱジャンプでリアル路線のスポーツは厳しいね

と私自身冷め気味に見てしまってましたが、最近の展開を振り返ると見方を改めたくなりました

それくらい良い回でした。

ここでは感想とグリグリが助かる方法を書いていきます。

【2024/06/10追記】助かりませんでした。原因考察は以下の記事に綴りました。

思わずもらい泣きした回

まずは私が考えを改めるに至った場面からおさらい。

出典:寺坂研人『グリーングリーングリーンズ』(集英社)

当事者たちほどではないけどもらい泣きしました😢

この場面のいきさつや心理描写を簡潔に文字で表すのは難しいのですが、だからこそ表情や演出で八枝崎の感情や心情の変化を表しきった作者さんの腕前には脱帽です。

寺坂先生すごい

でも少しは語りたいのですが、ツンケンな王賀さんが八枝崎に励まされるや否や泣きじゃくるところや、1話ではアスリートの成功の部分だけを見て顰蹙を買っていた八枝崎が成長した視点を身につけているところは特にグッときましたね。

出典:寺坂研人『グリーングリーングリーンズ』(集英社)

感動ばかり浸していられない事情が…

連載22話目にして連載3年目くらいの深みを見せたグリーングリーングリーンズ。

王賀さんの生き様に真の尊敬を抱いた八枝崎のゴルフ人生が更なるステージに…と、なりそうで今後の展開に期待が高まります。

出典:寺坂研人『グリーングリーングリーンズ』(集英社)

しかしここは週刊少年ジャンプ。やはり「あの問題」が付いて回ります。

この感動回掲載時の掲載順が最下位でした。

こうなってしまうと話を纏めることに注力することになり最悪の場合、伏線や整合性を無視してでも畳まなければならず、ここまでの積み重ねのアウトプットが満足に出来ないまま幕を閉じる危険性が高まります。

せっかく面白くなりそうなのに…

最近では「俺たちの戦いは単行本でだ!」という手法も出てきてますが、私を含め読者によってはあまり良い印象を受けないのでやってほしくないですね…

どうにか続いてほしいので以下ではグリグリの生存ルートを探ります👇

生存ルート① ヒロアカ完結&次期新連載が2つ

まず思いつくのがコレです。

24時間マラソンのラストスパートのような激熱な展開になっているヒロアカの完結です。

引用元:週刊少年ジャンプ公式サイト(集英社)

例年だと新連載が次に入ってくるとしたら27~31号の間になるのですが、ここでの新連載とバトンタッチで円満完結するルート。

加えて新連載投入数を2つとすれば、ヒロアカと筆頭のアネモネで生存ルートを確保できます。

個人的にはヒロアカも終わってほしくはないのですが…グリーングリーングリーンズを救う現実的且つ最善手はやはりこうなります。

複雑ゥ!!

生存ルート② 鵺の陰陽師に競り勝つ&次期新連載が2つ

掲載順関係の話題で何かと話題になる鵺の陰陽師(以下鵺)。

引用元:週刊少年ジャンプ公式サイト(集英社)

24号時点では鵺は打ち切り候補なのか?ギリギリ違うのか?と物議を醸す最もホットな作品です。

仮にグリーングリーングリーンズが水面下で鵺のアンケート得票率を越していて且つ新連載投入数を2つとすれば、鵺とアネモネOUTで生存ルート確保です。

しかし別記事でもあげましたが、鵺とグリーングリーングリーンズで下から数えた掲載順を比べると一貫して鵺のほうが余裕があり、このルートは線が薄そうです。

掲載号14号15号16号17号18号19号20号21号22
23号
グリグリ4111335433
※読み切りとルリドラゴンは生き残りレースとは無関係なので除く下から5番目まで最下層として赤文字
掲載号14号15号16号17号18号19号20号21号22
23号
5474571042
※読み切りとルリドラゴンは生き残りレースとは無関係なので除く下から5番目まで最下層として赤文字

【追記】2024年25号で鵺の巻頭が決まったのでこのルートは廃止になりました。

生存ルート③ 他作の作者が逮捕

裏の中の裏ルートです。

2020年にアクタージュという作品が原作者逮捕により、打ち切りになったのは記憶に新しい方もいるかと思います。

この時、舞台化のオーディションが開催されていたにも関わらず、逮捕をうけて中止になるという、どんな状態からでも作品そのものを闇に葬り去る最凶の一手と言えるでしょう。

まあこのルートは正真正銘の「禁じ手」なので、可能性に掛けることは控えておきます。

【最悪のケースを考える】もう打ち切り打診済み?

上で色々と生存ルートを模索していると、不思議なもので「意外と行けそうじゃね?」と段々と思えてくるのですが、やはり最悪のケースも考えなければいけません。

というか贔屓目無しで見るとこの線が一番濃くなるのですが、もう打ち切りが打診されているケースです。

ここ1~2年で打ち切りになった作品の最終回から逆算して明確に畳み始めたのは何話前かを観測してみました。

いつのタイミングで打ち切りが打診されたが何となく分かります。

一例として挙げるのが令和の伝説的昭和漫画、ドリトライ(全19話)

この漫画の場合、11話目が修行パート、宿敵との対決、覚醒パートを1話に収めており明確に畳みに入ったと見ていいでしょう。

出典:雲母坂盾『ドリトライ』(集英社)

他にも色々な作品のサンプルがあるのですが、趣旨がズレていきそうなので結論を言うと、概ね最終回の7~10話前の話が掲載されるタイミングで打ち切りが打診されているように考えられます。

結構話を畳む猶予期間はありますね

この仮定をもとに考えると、30号から新連載が投入されるとしても感動回が載った24号時点でもうグリグリは打ち切り宣告済と見れるような…

ジャンプ大好きジョン
ジャンプ大好きジョン

そう考えるとアマチュア大会の結末も巻いていたような気が…

果たしてグリグリの運命はどうなるのか、答え合わせは例年だと6~7月の次期改編期で

おまけ(次回予告で気になったこと)

23話の予告に「王賀と帰路を共にし、二人の距離は近づき⁉」ってあるんですが、もしかして恋愛路線始まる??

それはそれで大いにアリやんけ……

出典:寺坂研人『グリーングリーングリーンズ』(集英社)

ご愛読ありがとうございました!!

コメント 名前とアドレスは任意です

  1. ぐりりば より:

    グリグリは面白いです!
    努力友情を丁寧に描いていますね
    しかし、主人公の勝利というのがまだない…
    萩尾くんに勝ったという勝利はあるけれどそれはまだスタートラインにも立っていない状態で、やはりジャンプでは主人公の覚醒イベントが遅すぎると物足りなさを感じてしまうんでしょうね。

    25年くらい前に『ライジングインパクト』という鈴木央さんのゴルフ漫画が連載してました。
    打切→復活→他誌に移動という経緯があります。
    ジャンプでゴルフ漫画って厳しいんです…

    • とうま とうま より:

      コメントありがとうございます
      主人公の成長物語としてすごく面白いんですけどね、、、
      萩尾と打ちっ放し勝負は話数割き過ぎもありますが、ハンデやらなんやらで勝ったところで読者視点だとイマイチスカッとしないのも痛かったのかなと思います。

      ゴルフ自体がミスをしないことや、ミスの修正が競技の肝ということ(らしいの)で必然的に絵ヅラが地味になってしまうのもジャンプでやる題材としては少し扱いにくいのかもしれませんね

  2. 匿名 より:

    当然の打ち切りですなw
    ジャンプでゴルフは無謀なのよ。
    作画も酷い方だしね!

    • とうま とうま より:

      コメントありがとうございます。
      落語が生き残っている以上結局のところ題材の転がし方次第なのかなとは思いますが、その点でも少し人間ドラマに重きを置きすぎた印象です。
      巻末コメント見るに、次への意欲はあるようなので今後に期待したいところ

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