本記事投稿時点でUNDER DOCTOR、回撃のキナト、エイリアンヘッドバットの新連載補正期間が終わろうとし、本格的に誌面の競争に参入し始める時期となりました。


だいたい8話目くらいからですね
連載始まって間もない頃に所感記事を書いているのですが、話数を重ねるにつれて以前と印象や評価が変わるのは往々にしてあること
ということで本記事では、いよいよ掲載順という名の戦地に赴くこととなるこの3作の管理人なりの所感&「面白さ」「応援したくなるか」etc.を考慮して改めてランク付けしていきます。
UNDER DOCTOR(8話まで消化)
まずは今回の3作の中で最初に始まり、記事投稿時点で8話目を迎えたUNDER DOCTORから

連載開始した時は今後どう転ぶにせよ、ツッコミどころの少ない堅実な筋運びのバトル漫画になるかと思いきや、速攻で変な方向に突き進んでしまった印象です。
というのも、本作で初の長編となる上海10億円案件編が色々おかしかった
出典:谷本今日『UNDER DOCTOR』(集英社)
5億元=10億円という日本円が紙切れと化してる事は恐らく単行本で修正されますが、途中から思い付きでネームを変えたかのようにマフィア周辺の展開軸が雑に処理され、シュリという少年周辺の話に軸がすり替わって違和感を覚えた方も多そうです。

ドナー候補の少女はどこに消えてしまったのか……
その後の展開では、このシュリが弟子入りしたりと作中における比重が高くなったように見えるのですが、当初提示された展開軸から逸れて登場しただけにポッと出のキャラがやけに出番が多いなという感は残ります。
出典:谷本今日『UNDER DOCTOR』(集英社)
そして本作の感想でよく見かける声が

医者要素活きてなくない??
というもの。
これについてはバトル展開における医者要素がツボや急所を突く指圧鍼灸的なものですが、一般認識として指圧鍼灸⇒医者というのがイマイチピンと来にくいのが原因かなと思います。
指圧鍼灸も医者の仕事だ!と言われたらそれまでですが、やはり「医者」と聞いてすぐにイメージするのは聴診器を当ててお薬を出す白衣を着た人か、メスや手術用ハサミを使って手術する人なんじゃないでしょうか。

また、医者としてのハイジは一般認識としてイメージしやすいれっきとした外科医であり、バトルパートに絡むことなく別個で動いていることから、医者という1つの要素のために2パターンの設定を扱わなければならず、結果として掘り下げ効率が悪くなって設定が活きていないという感想になるのかなとも感じます。
出典:谷本今日『UNDER DOCTOR』(集英社)
設定を飲み込みやすくするためにメスやハサミで戦うのが良かったのでは?と思いますが、連載開始時のコメントを見るに医療従事者へのリスペクトが第一にあるようなので、手術道具で人を傷つけるなんては不敬極まりない!ということでこのような設定になったかは一考の余地がありそうです。

と、アレコレと生意気に描いてしまいましたが、ヒロインのチワさん可愛いよねということでアンドクの所感は締めたいと思います。
回撃のキナト(7話まで消化)
続いては2番手であり、記事投稿時点で7話まで回撃のキナト。

SNSなどで本作の感想を眺めていると、良くも悪くも作中の描写が話題になり、好き嫌いがキッパリと分かれている印象です。
というのも前作の評価を受けてのことなのか、ハイスピードで新キャラを連打する所謂キャラガチャが標準装備となっており、このキャラたちが話題に事欠かない要因となっているように思えます。
「良くも悪くも」の良い意味での話題の例としては、食戟のキナトかな?と言いたくなる全裸ヘブン状態キメ込んだカミナギさんが挙がります。
出典:雨宮ケント『回撃のキナト』(集英社)
しかし悪い意味での話題もカミナギさんが作っており、騎士属性に加えてプリンセス属性にも目覚めた描写がジェンダー論を巡るアレコレで海外読者間で荒れてたりもしてたので、これは難しい問題ですね……
出典:雨宮ケント『回撃のキナト』(集英社)

カミナギさんがおもしれー女すぎて読者を振り回しまくってます
作品の好き嫌いについては、反応を見ていると傾向としてなろう系を知らない人には刺さってそうですが、逆に刺さらない人は「なろう系みたい」という事で忌避されているように見えます。
この評価の割れ方がどう作用するかは間もなく終わる新連載補正後の掲載順を見てからのお楽しみですが、それとは別に他作との既視感を指摘する声が多いのは少々危険な香りがします。
そもそも「なろう系みたい」という感想もある意味では他作との既視感にあたりますが、他にもジュナが持っている盾がFGOのマシュというキャラの物と酷似しているという声は非常に多かったです。
出典:雨宮ケント『回撃のキナト』(集英社)
制作サイドに真似する意図があったかは不明ですが、パクりと認定された途端に客は離れていくものなので、評価にキズを付けないか心配なところです。
なろう系もFGOも知らない自分としては気にならなかったですが、個人的にはブラクロぽいなと感じるところはあるんですが、どうなんだろう…?

ギルドのネーミングがブラクロの騎士団ぽいのと、タリウスとジュナがマグナとグレイぽい
出典:雨宮ケント『回撃のキナト』(集英社)
最後に簡単に大まかな作風について。
コメディ要素多めのハイファンタジーといった感じですが、これは誌面の環境を鑑みると良い路線なのかなと思います。
生真面目にハイファンタジーやっても独自色を出せそうな設定でもないですし、なにより十中八九同じジャンルの魔男のイチに狩られるのでね……

この調子でおもしれーキャラたくさん出してワチャワチャやるのが良さそうです
エイリアンヘッドバット(6話まで消化)
最後に3番手で6話まで消化したエイリアンヘッドバット

ずばり結構好きな作品です。
ヒール役ながらも人当たりの良さとサービス精神にあふれるオウガは主人公として魅力的に映りますし、相棒枠に収まったタツミも見ててストレスの無い善人であり、弟のハルヤ君も10歳とは思えない実況力が光ってます。

タツミがただのリアクション役の一般人ではなく、戦闘パートで活躍できるキャラなのも良いですね
出典:犬居彰『エイリアンヘッドバット』(集英社)
オウガが戦闘の際に目の下に十字架を描く「特定行動」もサマになっています。
出典:犬居彰『エイリアンヘッドバット』(集英社)

「特定行動」って何?という方は魔女の守人という作品を読んでください
出典:坂野旭『魔女の守人』(集英社)
ただ何かあともう一味足りない……
その「何か」を考えてみると、やっぱり現状ネームドのエイリアンが出てこなくて敵サイドが印象に残りにくい点にありそうです。

呪術で言えば、野良の3級呪霊を倒すだけに終始してしまってるような
あとは作中の謎を謎のままにしすぎてるのも原因かなと感じます。
オウガに寄生した生物のこととか、そもそもエイリアンたちは何者であり、何がキッカケで地球に飛来したのかetc.の設定を6話時点でははぐらかし気味であり、諸々の設定が未だ不鮮明なだけに結果として読み味が薄くなってる気がしますね。
出典:犬居彰『エイリアンヘッドバット』(集英社)

主人公の寄生虫は何モノなのかはバトルにも関わってくるので、これはネタバラシしても良いのでは…?
現状、主要キャラの良さ一本で勝負しているような状態なので、もう一押し欲しいところです。
締めとして、これは直感の話ですが先述のように結構好きな作品なものの、「俺は好きだったけど短期打ち切りは仕方ないよな~😩」枠になってしまいそうな気配を感じています。
「俺は好きだったけど短期打ち切りは仕方ないよな~😩」枠の作品例👇

なんというか、この直感が的中しないよう頑張ってほしいですね。
まとめ(好きな順ランキング)
以上、2026年明けの新連載の所感(2回目)でした。
改めてこの3作を「面白さ」「応援したくなるか」etc.を考慮してランク付けをすると…
1位:エイリアンヘッドバット
2位:回撃のキナト
3位:UNDER DOCTOR
となりました。
連載開始時はキナトが1位、エイリアンが2位、アンドクが3位でしたが、いざ読み進めてみると引っ掛かり無く読めてキャラの魅力があるエイリアンのほうが好感触です。
彼らは連載開始のタイミング的に2026年の次に来る漫画大賞の出馬枠になりそうですが、さむわんは今の調子ならほぼ確実にノミネートされるとして(何なら1位になりそうな)、それに続くことが出来るか……

仮にノミネートされても、結果発表の頃には打ち切られてるor打ち切りが確実みたいな見てて一番気まずい事にならなきゃいいですが……
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!














COMMENTS
wikiで確認したところ『超巡!超条先輩』は
2024年11号(2月13日)~2025年28号(6月9日)に連載、全65話でした
【次にくるマンガ大賞 2024】コミックス部門で6位、翌年3位(2025年9月発表)に
ランクアップしました。TVアニメ化発表は10月でした
アンドク組は…申し訳ないけど『さむわん』にも『鵺の陰陽師』等にも勝てない?と
勝手に思ってしまいました。『さむわん』は職場の後輩にオススメしました
余談ですけど、ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートで
『りくりゅう』ペアが金メダルになった直後、『ツーオン』の逸茂エルク先生が
SNS上で反応して、イラストなどを投稿していました
(漫画のスケート監修は五輪のペアで解説を担当した高橋成美さん)
アンドクはバトル描きたいが先行しすぎだなそして編集に言われたであろう医者描写が適当に付け加えられたようにしか見えず浮いてるこれならまだ書かないほうがマシ
キナトは会話劇の面白さはいいと思うが正直1話から出てきてるキャラのガチャを完全に失敗してるのが痛い後から出てきた奴らのが好きだな
エイリアンはピングよりはキャラを出して主人公の周りを固めようとする意志を感じはするがそれでも不足かな後エイリアンの不気味感が表しきれてない特にでかいエイリアンの描写は完全にミスってたな異質さの表現も強さの表現も絵で表しきれてなかった。
まぁ一番はキナトかなぁ アンドクはどうしてこうなった
夜桜みたいに1年目はキャラガチャ回しまくってその後の展開に繋げた例があるので、キナトもガンガン回していくんでしょうね
1巻の締めである7話でライバルと対抗ギルドを提示したのも意図的でしょう
問題はキャラガチャ回すほどの余裕があるのか
アンドクはジャンプラ見るに0話切り筆頭なので行末が見えちゃってるのが何とも悲しいですね
エイリアンでした
キナトはどんどんキャラ出してくるのは悪くないなとは思いますね組織や良キャラを出し惜しみして打ち切られてった作品達は星の数ほどありますし(前作累々なんかそう)
キャラデザや話のブラクロ感(既視感)なんかはるろ剣の頃みたく元ネタは◯◯って言える時代じゃ無いとは言え怒られない内ならですかね(上手く自己アレンジして差別化して貰いたいですが)