週刊少年ジャンプ2025年21号で願いのアストロが終了となりました。全50話
他誌の大モノ作家の連載開始に各方面が湧き、ヒットを予感させた一方、打ち切りカルチャーで義務教育を終えた読者からは「サム8や一ノ瀬みたく1周年超えれず終わるんじゃね…?」と囁かれてましたが、結果は後者となりました。

願いの力を以てしてもジンクスには勝てませんでした
それではここから物語の集大成となる最後のコマ、打ち切りになった原因考察について書いていきます。
最後のコマ
こちらが物語の最後を飾るコマです。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)
ヒバル派集合写真ENDとなりました。

右上で1人だけ違うほう向いてる銀次さんにジワる
最終回にして新規の兄弟が2人お披露目され、第3話の写真に11人しか写ってないのにヒバルは13人と言っている謎が回収されたということでいいんでしょうか。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)
それはそうと、兄弟の中で唯一何も活躍が描かれなかった伍色があまりにも不憫で不憫で…。

これも打ち切りの醍醐味です
以下から打ち切りになった原因考察に移ります👇
打ち切り原因① ヒバルの言動不一致
主人公ヒバルの言動が読者を篩にかけたように思えます。
このヒバル君、亡き父の教えに従い、義侠心を持った少年として描かれているのですが、どういうワケかその信条に反するような描写が稀にぶっ込まれます。
有名どころだと兄弟たちへの愛を語った次の話で「アイツ(兄弟の1人)はいらねー」と吐き捨てたり、仲間が化け物に喰われるや否や即断で逃走をキメ込んだりとあの世で親父も怒ってそうなアクションが目立ちました。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)

そこに義はあるんか?と問いたくなります
現実でも創作の世界でも言葉に行動が伴わない人物は嫌われがちなので、ここで主人公に対する好感度を下げてしまい顧客獲得を進められなかったように思えます。

ツッコミ甲斐ある漫画愛好家としては、こういうキャラこそ愛おしいんですがね
打ち切り原因② どこか引っ掛かる設定の数々
上の項ではキャラについて触れたので、今度は設定について。
作中で提示される設定同士が噛み合わず、読んでて常に違和感や疑問符がつきまとった事も打ち切りの原因に思えます。
例えば本作では様々な能力を得た極道が出てきましたが、無法者というイメージが定着してるであろう極道が挙ってお星様に願いごとした事実に違和感を覚えずにはいられなかったのは管理人だけではないはず。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)

このヤーさんがお空に向かって祈ってる姿を想像出来るだろうか
お星様が降った後も、多くの建物が瓦礫と化すほどの被害があったにも関わらずクラブが営業してたり、そもそも場面によっては被害の跡が全く見受けられなかったりとどこかチグハグ。
このへんに関しては後半にフォローが入るのですが、「横浜の方の被害は壊滅的」にも関わらず序盤で映る横浜の景色は損壊1つ無く、むしろチグハグさが増してないかコレ…
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)

まあつまりは設定の練り込み不足ってことになりそうです
打ち切り原因③ 展開の幅が広がりにくいバトル要素
最後に本作はバトル漫画なのでバトルについて。
能力バトル漫画ではあるものの、あまりにも能力の及ぶ範囲や活かし方が限定されすぎててバトル展開に幅を出しにくく、読者を惹きこめなかったように思えます。
具体的には主人公格のヒバルとテラスについてになりますが、ヒバルの能力は片腕だけの強化、テラスは1人分サイズの盾と能力の及ぶ範囲が局所的で、読者としては能力の発展性を見出しづらく展開に期待感を持ちにくいうえに、作者としても非常に扱いにくかったのではないでしょうか。

特に攻撃能力の無いテラスは扱いに困ってたように見えたような…
ということでテラスも盾を投げて足場にしたり、剣状にしてましたが…う~ん、盾能力でバトル展開に幅を持たせるとしたらこれが限界か。
出典:和久井健『願いのアストロ』(集英社)
さらに始末が悪いことに、なまじ流星群が神秘的なものとして描かれているため、流星群をもう1回降らせて能力を上方修正!みたいな展開にしにくそうなのがまた辛いところです。

ヒロアカのデクみたいに修行すれば能力の及ぶ範囲が広がる!的なことにしても、それはそれでモヤっとするので八方塞がりでは
まとめ
以上、打ち切りの原因を考えてみました。
連載中、幾度となく軌道修正に苦心する様子は見られましたが、それでも上述のようなヒバルの言動や違和感ある設定をリカバリーするには足りずに打ち切られてしまった印象です。
また、前作と比べると、マイキーや千冬やタケミッチetc.ほどの良いキャラは見受けられず、血のハロウィンや聖夜決戦etc.読んだことない人でも「何それ?」と興味を持たせるキャッチーなワードも無かったので、その点でもファン獲得は厳しかったと感じなくもありません。
ただ和久井先生の並ならぬチャレンジ精神には感服の意を表したいところです。いやホントに。

果たして集英社で連載リベンジはあるのか
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
やっぱ設定があかんよ能力バトルにしても能力が上手く活かせてないんだよなクランくらいじゃない?能力活かせてたの。個人的にはポセハルミ戦とかはかなり好きだったし次回作は設定考え直して頑張ってほしい
コメントありがとうございます。
ヒバルの腕しか強化されないバトル設定も大概に扱いにくそうですが、なんと言ってもテラスが……。あんな心許ないサイズの盾が出る能力だけでどうやってバトル展開の幅を広げようとしたのか
実力も才能もあらへんから打ち切りになった、そんだけやろ
東リベのネームバリュー(これも微妙な終わり方してたからワイは信用してへん)あったのに成果0で恥晒しただけで打ち切りになる体たらくやのに次回作にご期待下さいとか何かのギャグ?
新人ならまだしもベテランでこれやぞ?
和久井はジャンプにはいらねー
和久井先生はこの事をえてジャンプに留まるのかマガジンに戻るのかはたまたもう漫画家は辞めるのか和久井先生の今後が気になります
次回作とあったのでチャレンジしてくれそうな感じ
コメントありがとうございます。
マガジン系列に帰る決断をしたわけではないと捉えていいんですかね、あの煽り文は
あいつはいらねーは不良っぽいぶっきらぼうな感じを表現したかったんだろうな(口ではそういうけど本心では大切に思ってるとかあるかもしれないし…)って風に自分は読んだけど、
ヒバルが怪物から逃げたのは、ギャグのつもりなんだろうけど、兄弟思いという設定のヒバルでそのギャグはやっちゃあかんかった感。
コメントありがとうございます。
あの化け物から逃げる描写は食べられたクランを見捨ててることとイコールですからね……。アイツはいらねーは兄弟への想いを語った次の回の開幕一番であのセリフだったから燦然と輝いてました。
能力で言うと、むしろクランだけ極端に何でもありだったのが引っかかりました。
動物にしか変身できないとか、なんか定めておけば良かったのに…
コメントありがとうございます。
「もうクランだけでよくね?元々ケンカ強いし」とはなりました
ヒバルの能力は早々に寅三と若干かぶっててそういう部分でも設定の練り込み不足だったと思わなくもありません
お仕事が早いですね、お疲れ様です。
今のジャンプに合わない形で連載を始めたのが良くなかった。
マガジンとジャンプでは、読者層の年齢がジャンプの方が幼いイメージなので、マガジンのノリでは読者が付いて来なかった印象です。
コメントありがとうございます。
普段から「なんでこれは打ち切りになりそうなんだろう?」と考えながら読んでいるので、その考察記事となると思ってたことそのまま書くだけなので速攻で出来上がります
マガジンでは許されるノリだけどジャンプでは許されないものは多そうですからね。東リベがジャンプでやってたらドラケンはピンクのお店で育つなんて設定無理ですし、マイキーも「四十八手って何個かかぶってね?」なんて言えないでしょうし
伍色さんは6巻の番外編で回収されることを願うよ…買わないけど
コメントありがとうございます。
自分は単行本買ってるので伍色の活躍が描かれるように既刊を握りしめてお願いしとくか……
この作品が早々打ち切れないのは、今のジャンプが暗黒期でかなりヤバい所に居ると思いました。
コメントありがとうございます。
ここまで続いたのは前作の話題性ありきなところは盛大にあると思います。あとはやっぱりアストロが連載開始してからヒロアカ呪術夜桜アンデラで4作も円満が出てくれたのがアストロにとっては幸運でしたね
補正切れたイチ組の時の改訂から今日までに終わった作品見ると
即死組→おむすけ/ネクロ/いはら100%/白卓
完結組→呪術/夜桜/アンデラだけなので、ここまで長くなったのは作者補正ではないと思います
ジャンプで大々的に発表された作品のヒット率、お世辞にも良いとは言えないのは不安ですね(ステルス交響曲とか)
コメントありがとうございます。
こう見ると即死組は錚々たるメンツですね…。極東は比較的無難な部類ですが、後世では2014年打ち切り四天王とか呼ばれててもおかしくなさそうです
まあ前作が大ヒットしたからといって、次もヒット作になるアイデアを持ってるかと言われるとそういうわけではないのでしょう。あの岸本斉史先生だってそうだったんですから
綾鷹とかいうアストロファンがお気持ち表明してて草生えた。最近はこういう過激なファンも目にする機会増えたね
コメントありがとうございます。
そんなに過激な気持ちを表明したんですか……。まあアストロよりも連載期間長いうえに掲載順ヤバい作品が他にも何個かあった中でアストロがサドンデスしたとも取れますし、ファンなら少々乱れるのも頷ける気もします
アストロに好意的だった自分ですらあの人については賛同できない部分が多かった。
鵺の署名運動騒動の後らへんから他作品界隈でも模倣犯みたいに面倒な人たちが増殖して呆れる。
作品単位としてはもちろん、ジャンプ読者そのもののイメージが悪くなりそうで嫌だなあ。
もちろん和久井先生を過度に攻撃する人も目に余る。
いずれにせよ反応したら向こうが嬉ションするから無視でいいと思う。
初めまして。コメント失礼します。
何だか一部のファンの過激ポストによって、ずっと読んでるジャンプ読者達が怒り、Xが荒れ気味になってました。
先生を応援してた身からしたら、悲しいのは分かるけど、周りを敵に回すような発言は良くないしやめてくれってなりました。
残念だけど、これからも応援します。次回作楽しみにしてますね!くらいだけで良かったのに…。
コメントありがとうございます。
こればかりはSNSの悪い部分と言うべきでしょうか。お互い誰かも知らないネット上で喧嘩しても「効いてて草」か「顔真っ赤で草」から何も進展しないんだから吹っかけられても無視するネット上でシンプル且つ最強の処世術をもっと多くの人が持つべきだと思うんですがね…。
アストロについては残念ながらということで、和久井先生お疲れさまでした。
打ち切り原因は元々のちぐはぐさにトーナメントがとどめを刺した形なのか。
そしてここからは不愉快にさせたらごめんなさい。
一部のアストロ目当てで追ってた人らがジャンプ今週最後に離れるって件のことで荒れてる感じかな?
自分も一連の顛末をみてたからある程度把握してるけど数週間前から一部で既にそういう言い争いの応酬があってた。
他作品や編集部を攻撃してる人についてはまだしも、単にモチベとか個人的な理由で購読をやめるというだけの人達にまで追い打ちかけるようなこと言ったら泥沼の言い争いになるに決まってる。
雑誌や作品を購読し続けるも途中で辞めるも各読者の消費者としての権利で自由に決めていいことだからそこを侵害することだけは絶対に避けてほしい。
来るもの拒まず去るもの追わずの姿勢でいいのでは。一部のアストロ(和久井)ファンの行き過ぎた行動はファン寄りの自分も賛同しかねてたけど、ジャンプ読者側にも一切の批判は許さないとか他誌出身者はいらないみたいな言い方する過激な人が同じくらいいて、事情を良く知らない外野にはジャンプ読者もアストロ(和久井)ファンも厄介な人の集まりと思われてしまうのではないかと心配している。
お互い一度頭を冷やして一線越えてないか自分を省みてほしい。こんなことしてたら作家さんや編集部の人も悲しむと思う。
長文失礼しました。
編集部が無能なだけだろいい加減にしろ
君はアストロ&和久井信者とジャンプ本誌側の信者、どっちの立場で言ってるの?
アストロが憎いのかジャンプという雑誌が憎いのか、そこだけはハッキリ教えてほしい
どちらでもないぞ。和久井は講談社に戻ってマガポケでやってればいい
購読やめるのは個人の自由だし、好きな作品終わったら普通この事、イチイチ表明してるのがね。
黙って去っていって、売上下がったとジャンプ編集に後悔させれば良い。
コメントありがとうございます。
六本木での戦いでアンケート上がりましたが、その後のプラント編で見せ場が作れずトーナメントでとどめになった感じでしょうか。
にしてもアストロ周りはそんな荒れてるんですね…。鵺が露骨に巻いた時はおすすめTLに言い争いやら何やらはたくさん流れてきましたが今回のアストロは全然見ないな……
確かに一部、ホントに一部の過激ファンvs過激読者で荒れてて、誰も幸せになれない争いは見てて辛いですね。
コメントありがとうございます。
世界各地で紛争が起きている理由がコレで簡潔に説明出来てしまいます。思えばアストロが始まった時も魔勇を打ち切って始まったから魔勇ファンが荒れてたなあ・
この先も他誌経験者を呼ぶならまた今回みたいな言い争いが頻繁に起きて界隈の治安が悪くなるリスクが残るんだろうと思うと気が滅入る。
ジャンプは新人優先で数年前までマガジンとか他誌の出身者が来ること自体無かったから読者の中には余所者に免疫がない人も多いのかもしれない。
とりあえずキレる前に一度深呼吸しようとだけ。
コメントありがとうございます。
正直、東リベの流れから熱心に応援してた人の気持ちもそれを快く思わない人の気持ちもまあ分かる気もするんですよね
前者に関しては東リベは最後こそ引き延ばしの挙句歯切れ悪く終わりましたが、タケミッチがキヨマサをヘッドロックで倒すところ~天竺の途中までは多少の設定の違和感が気にならないほどには読んでて勢いを感じましたし、キャラたちが魅力的だったことも含め、作者全肯定姿勢のファンを多く獲得するのも納得ではありました。
後者に関してはまあ正直自分もタコピーを未読で全く関心無い状態で一ノ瀬の大罪始まった時に終始はよ終われやと思っており、実際に終わった時はそりゃもう心が晴れ渡りましたし(ファンに攻撃的になったりはしてませんよ!)、今回はそれの東リベ版が起きてたということなんだということで理解してます
完結してから見返すと、ワンピを絵柄も内容も意識しすぎて余計にぐちゃってるところがあるので、もう少し整理してから改めて連載に臨んでほしいですね
コメントありがとうございます。
ワンピとドラゴンボールから影響受けてるのは分かるんですが…うん。ルフィって絶妙なバランスで作られたキャラだったんだなあと感じずにはいられません
ジャンプのバトルは二次創作の人気が出るかどうかが正直でかいし。
東リベよりキャラデザ尖りすぎてた。
コメントありがとうございます。
東リベがキャラビジネスで大成功したこと考えるとアストロはなんか全体的にオジサンな見た目のキャラが多かったのも地味に痛かったように感じなくもありません。
まあリベは不良で一方のアストロは極道というある種の社会人集団なので、キャラの年齢層が上がってしまうのは仕方ないですが、やっぱり場地やマイキーや千冬みたいなジュブナイルを出した方が良かったんじゃないかなあと思えます
一番腹が立ったのはヒヨヒコの扱いだったな
前作東リべでは弱いけど弱いなりに懸命に頑張っていくタケミッチがマジで好きだったんだよ
なのに似たようなキャラであるヒヨヒコはヒバルの代わりにボコられたのに口だけダサボーって言われたりだとかABRでロクな活躍がなかったりだとかでマジでなんだったのか
コメントありがとうございます。
ピヨ彦に対するクランの発言は自分も「え?」となりました。優しい性格ってキャラ付けのクランがなぜ…
あの発言もアイツはいらねーと同じ匂いがしましたね
無能な和久井がいなくなってスッキリだな
二度と神聖なジャンプに戻ってこなくていいわ
肝心要の主人公の能力が強い右ストレートと超強い右ストレートのみ、しかも超強い方は重いデメリット持ちと戦闘描写に広がりを作れない設定にしてしまったのが致命的だったかなと
敵の能力に翻弄されながら能力無しで小競り合いしつつ、最後は右ストレートどーん・・・心が強えと言う幻聴が聞こえて来そうな描写にならざるをえなかったのが厳しかった
ヒロアカのOFAのように、能力成長や開発が可能な話を後付けで良いので早々に盛り込むべきだったのかなと思ってます
コメントありがとうございます。
せめて全体強化とかじゃないと読者としても戦闘描写の広がりに期待できないんですよね…
前作の主人公が心が強ぇを地で行くキャラだったので、ヒバルはそのエッセンスを引き継いだ正統後継者なのかもしれねぇのか…!?
なんていうか全体的に練り込み不足というか作者の情熱がいまいち見えてこない作品だった
ヒバルの言動、中途半端な星害の規模、能力の設定、全部が薄いメッキのようで
編集に言われたまま、深堀もせずに描いたかのような印象を受けた
コメントありがとうございます。
やっぱり準備期間不足というのはあったんじゃないかと思います。リベからそんな期間空けずに始まったから出版社鞍替えするにあたる手続きやら講談社での後片づけで忙しかったりしたんですかね
好きな作品ではなかったし、打ち切りについて作品そのものを惜しむ気はあまりしないというのが本音です
ただ、ジャンプの停滞打開のために勝負に行ったこと自体は評価しますし、その勝負が敗北に終わったということに関しては残念に思います
元から即打ち切りレベルほどではないが期待からは程遠いアンケ、売上で推移し、上がり目が全くないまま緩やかに下降しいつしかドベ枠へ…。
それでもキル鵺超巡を差し置いての1outは予想外でしたが、テコ入れの余地が乏しいと見られたか、あるいは和久井先生の方が先に作品に見切りをつけてしまったか、でしょうか。
内容面では、作品の世界設定を詰めず、他のジャンプ作品の成功理由も表層的に捉えて、小手先で合わせに行って見透かされた…ってとこでしょうかね。
大人の事情でそうなることもあるし、また名漫画家から失敗作が出ることもあるあるなので、作品の評価ではなく和久井先生自身に対して無能だの何だのという論調に与するつもりはないですが…。
まあ、なんというか、ですね…。
コメントありがとうございます。
内容面では、和久井先生なりに自分の得意ジャンルの範囲内でジャンプぽいものに仕上げようとして、結果盛大に滑ってしまったのかと感じます。
技名とかも今までの作風からして考える機会なんてなかっただろうに、慣れないながら奮闘してる様子はあったのですが…まあ色々厳しかったですね
なお、この作品を延命したせいで他の有望な作品が…という論調もありますが、少なくともアストロ掲載以降の打ち切り作品でそう言いうるのは個人的にはグリグリだけだと思ってます
あとの作品は正直アストロ云々以前の問題だった、というか。
コメントありがとうございます。
該当する作品というのが、グリグリアネモネ極東さいくる村上白卓あたりになるでしょうか。うん…こう並べると後世にも伝わりそうな中々濃ゆいメンツだ。
グリグリも飛距離勝負に話数割かず早めに左利きバレしてコース出てたらなあと感じます
ヤクザやチンピラや不良みたいな落ちこぼれは、クソの役にも立たなくて邪魔にしかならない人間のクズだと思っているので、それらのフィクション作品もあまり好きではないのですが
極道ものを好きな人が求めてるのは、ヤクザ自身が社会のゴミ扱いされててそれを自覚してて、それでも自分達の中のルールでカタギとの線引きを厳しく取り締まったり
ヤクザの世界を侵略してくる別な勢力に対して共闘したり
馴れあわないとか言いながら、中学生がカッコつけてるようなセリフで絆(笑)を示すみたいなものだと思います
みんなから愛される街を守る良いヤクザをやってる時点でアストロには極道ものの魅力は全くなく、主軸となってるヤクザという属性がただのフレーバーになっていました。
蓋を開けてみれば目新しさも無い能力バトルものでしたし
作者の伝えたい内容と読者の求めてる部分の温度差がそのまま人気に反映されていると感じました
コメントありがとうございます。
現実世界で抱かれてるであろうイメージから微妙にズラされて作中でお出しされると読者としては混乱するかモヤっとさせられるんですよね。そういう意味ではアストロの「極道」はサム8の「侍」や「武士」、魔勇の「勇者」や「魔王」と同じ問題を抱えていたように思えます。
アストロ世界のヤクザはエネルギー開発してたりインバウンド事業しているって語られてましたが…いやホンマかいなと
ジャンプにみいちゃんと山田さんが生まれない理由、たぶんこれ
ドベ争いをしてた中ではキルアオが読み切りを経て連載へ漕ぎ付けただけあって、設定や作風に安心感を個人的には感じています。
藤巻先生も黒子の時のように華があるイケメンキャラを次々出せば人気が出る事を分かっていると思いますが、安易に人気取りに行かず中学生化したおじさんの学生生活を描き続けた事がアンケートの回復に繋がったのかと
藤巻先生の場合はジャンプを卒業した読者が一時的に戻って来たのかもしれません
和久井先生は東リベ終了からアストロ開始までの期間が短か過ぎるのと本来マガジンの編集みたいにプロデューサー的立場の存在がいた方が実力を伸ばせるタイプだったんでしょう
和久井先生が得意なのは設定やストーリーよりキャラデザ(主に男性キャラ)にあるので、今のジャンプ向きの資質でなかったと思います
女性ファン「メイン」か、女性ファン「しかいない」かの差なように思います。
コメ主さんのいう藤巻作品や、他たとえばですが銀魂、テニプリとかはちゃんと男性も読んでたわけで。
アストロは東リベからの女性ファンしか打ち切りを嘆いていないのが全てだと思います。
コメントありがとうございます。
あのNARUTOがサム8になってしまうんだから外部が思っている以上に作品における編集の存在は大きいんでしょうね。相性があるというのは漫画家の裏話でよく見聞きしますし
アストロのキャラデザにしても今回は割と線が太いタイプのキャラが多かったから、やっぱりリベみたいに線細いキャラ多い方が良かったのではと思ってみたり
単行本魔々勇々を終わらして、それに代わる3作品を連載開始しましたが、結果的に見事に全滅しましたね。序盤のアストロは鵺とほぼ同じでしたけども、後半から大失速に陥り、最終的に打ちきられたとう流れになりました。打ちきられた原因は仰る通り「あいつはいらねー」という点は完全に矛盾しており、受けなかったのが印象ですね。 まあ流石にさいくるや村上、白卓よりはマシだったとは言えですが。
続きは単行本で掲載と魔勇以来の本誌未完という結末になりました。
次回の改編は恐らく4OUTが有力でしょう。シドクラは過酷な状況の中で生き残れるか。
今週の表紙にエンバーズ、B線、シドクラフトが居なかったのでこれら3outが有力だと思います
2021年のあやトラ移籍outから4週ほど後に次の改編を前倒しで行ってアヤシモンとしゅごまるを切って2inした例もあるからそんな感じの改編になる可能性はありそう。
コメントありがとうございます。
同期の極東さいくるには「東リベの実績者」という肩書だけで勝てましたが、やはり1周年超えるかとなると勝手が変わってきますね
次回の弾で4つも新連載用意してくれてたら嬉しいですが果たして…
マガジンは金田一の為に読んでたようなもんだからどういう層向けかは分からないがジャンプと比べてもバトル漫画はあまりないなといった印象があるな(知ってるのは真倉先生や上条先生くらい)
今のマガジンはラブコメ漫画ばっからしいが
三浦先生がジャンプで成功したのはジャンプの特徴を掴んでたからなのかな
三浦先生は連載前にもジャンプ系の読み切りやコンペで腕試ししてたからそれも成功の秘訣だろう。
好きな作家さんだからあまり悪く言いたくないが、和久井先生は読み切りの一つも描いてなかったのが悪手だったと思う。イチは西先生がSQで連載歴あったし宇佐崎先生も度々読み切り載せててジャンプの勝手をよく知ってたから成功したんだろう。
コメントありがとうございます。
自分はここ何年かはマガジン読んでませんが、マガジンと言えばバトルと言うよりはスポーツやる雑誌という印象です。
今はホントにラブコメだらけらしいですね。女神のカフェテラスくらいしかまともに分かりませんが
マガジンはジャンルとしては昔から雑誌としてこの系統を推すとかはなくて売れそうなら何でも推してくれる感じで目玉もその都度変わるカオスな雑誌って感じですね
次の目玉候補のガチアクタはダークバトルにブルーロックみたいなレスバと顔芸ぶち込んだ飛び道具だけど
同じバトルもので今から育てる宣言してるガラクシアスはかなり王道寄りだし
編集に関してはフリーダムすぎる久米田先生飼いならして代表作出したりあたりが編集が出てくるエピソードとして有名で
編集がしっかり管理してくれるのでギリギリ攻めたい人が流れてくると上手いことハマって
自分で描きたいもの決まってる人や作品のコントロールできるタイプは地味になりがちな印象
マガジンもとい講談社は作家一人に丸投げしないで編集部も一丸となって話作りに参加するのが長所でもあり短所でもある。
一人の作家に何人かの編集者が集まって意見を出す機会があると聞く。
中には樹林伸氏のように編集者自身が原作者になってしまうケースもある。
ジャンプとは風土がまるっきり違うと思う。
組長がなかなか実子作れず跡取りの為に養子を取る→わかる
跡を継ぐのは1人なのにわざわざ14人も養子縁組する→ええ…(困惑)
いざ亡くなった後秒で派閥争い勃発、実子派は10人くらいしかいません→そんなに大量に養子取るから統率全然取れなくなって本末転倒じゃねーか
っていう根本の設定の疑問が解消される事はありそうですかね?
コメントありがとうございます。
最終的に親父が組長に選んだのが高校生ってのもリアル設定の極道なのにそれはどーなのとは思いましたね。まあそれも指名されたヒバル本人によって反故にされるわけですが
一応単行本描き下ろしがそれなりにあるそうですが、そのへんの設定の疑問が解消は今更しないんじゃないですかね…
跡を継ぐのは1人なのにわざわざ14人も養子縁組する
→世剣は大組織だからお金が有り余ってる。デスノートのワイミーズハウスのように恵まれない子供たちを引き取ってる。
1話はこの解釈で十分に理解したけど、段々「親父あまりにも養子たちの育成失敗しすぎやろ…」ってなったり、そもそも1話だけなら親父が聖人のように書かれていたけど親父自体が普通にクズっぽかったのが明らかになっていったりで、物語が進むにつれ解釈が苦しくなっていった。
ぶっちゃけ最近のジャンプ本誌界隈って、麻雀界隈みたいにだいぶ排他的で攻撃的な界隈になってきたと思うわ。いま積極的に本誌を読んでる人達の年齢的にも被ってそうやし。
数年前の調査で読者の平均年齢28歳って言ってたからなぁ。今だともっと上がってるだろうしなぁ。
打ち切りになった作品とその作者に対しては永遠に罵倒や中傷していいみたいな風潮もあるし、ジャンプを神聖だとかめちゃくちゃな言い方する人もいるからジャンプ読者そのものへの外部からのイメージはかなり悪いと思う。
他誌の読者からもジャンプ読者は選民意識が強いってよく言われる。
打ち切り漫画に色々言うってぶっちゃけこのサイトとかもやってしまってることではある
作品を発表するってそういうこと(ずっと作品が残る事を覚悟しなきゃいけない)だろうけど、もう許してやれ感もある
オタクのメイン世代がその辺りだからどこもそのラインは無視できないのも確かではあるけどせめて年相応には振舞ってほしいというかね
データないのになんでもかんでも若い子のせいにして押し付けたり若い子のふりして公共の場できわどい話題ばら撒くのとか恥ずかしいのでやめてほしい
ノリは若ぶってるけどエロゲだの競馬だの他の趣味のラインナップでバレてるから…
別に作品の感想を言ったり批評したりするのはいいんだけど、なんか「俺たちはジャンプ読者だぞ!」感が滲み出ているのが気持ち悪い
ジャンプ作品とその読者が一番偉くて他は見下していいみたいな考えなんだろうな。
打ち切り云々抜きでも和久井先生のこともジャンプ出身じゃない余所者だからって邪見にしてるかバカにしてるんだろう、俺たちの神聖なジャンプを汚した余所者けしからんみたいな。
巻頭取る前の初期アオのハコもそういうアンチおったし。
サカモトのアニメ化効果が微妙だったことでメダリストや薬屋のひとりごとのような他誌のヒット作に八つ当たりで矛先を向けるジャンプ読者もいてみっともない。