ご覧いただきありがとうございます。
2025年4月のジャンプ+新連載が出揃いました。インディーズも含め6作という相変わらずの豊作っぷり。


本誌に分けry
4月はキリよくインディーズと一般枠で3:3なので、ここではインディーズで始まった姫死んじゃった!、亜人の王、鬼士道の所感を、「今後も読み続けるか」という閲覧継続意志も絡めて簡単に書いてきます。
姫死んじゃった!
1番手、おとおと先生による姫死んじゃった!
毎週木曜更新、投稿時点で5話まで消化。
インディーズといったら針太郎、ザオサガ、多重人格彼女、バイオアビスといった具合にクレイジージャーニーな1面を持つ作品に目が行きがちですが、本作は真っ当な面白さで目を引く作品でした。
殺人を通して繰り広げられるボーイミーツガールという毒のある設定ながらも、王子、姫、殺し屋でそれぞれのキャラ関係と目的がハッキリとしていて分かりやすく、何より毎話で何かしらこちらの予想を少し上回る引きを持ってきてくれるのがいいですね。
出典:おとおと『姫死んじゃった!』(集英社)
このインディーズだからといって侮れない話作りの巧さが、ジャンルも読み味も全く違うものの、刃ノ眼と面影を重ねました。
肝心のランキングについても、始まって直ぐに猫田のズッ友になることも珍しくないインディーズにおいても中々に健闘している模様。


こう見ると木曜の作品は全然読んでないな。シバつきくらいかな?
出された伏線の回収方法や次の展開も気になるので、閲覧継続予定です。
亜人の王
2番手、ヤギ君先生による亜人の王
毎週金曜更新、投稿時点で3話まで消化。
本作はインディーズでありながら、第1話ではPVと応援コメント数がメゾンやMARSHAL KINGといった金曜の強豪を圧倒的差で引き離してトップになり、今後金曜日を牽引することが期待される作品です。
なんてナイーブなことはもう言いません。
いざ蓋を開けてみると、デッサン人形にそのまま顔と洋服の模様を張り付けたような歪な人体、バグった遠近感、シュールなバトル描写などなど…
出典:ヤギ君『亜人の王』(集英社)
ランキング1位どころかインディーズの王、バイオアビスに似たオーラを感じる作品なのですが、このPVとコメント数の異様な高さは作者が凄まじいまでのヘイトを読者から集めている件に起因することが判明。(詳細は以下の記事のコメントで色々教えてもらったので気になる方は見てみてください👇)

つまりは炎上商法の要領です
そんなことで第1話の応援コメント欄には星1つ与えるのは不本意だけど、作品には物申したい読者の声が溢れる地獄の様相に。
「もう読まねーからな!!」という旨のコメントが多かったからか、第3話を迎える頃にはランキングが猫田を抜きにしたら最下位になりました。読者の有言実行っぷりに感服です。


亜人の王が誰になるか決まる前に、打ち切りが決まってしまいそうです
ここまで作品の背景の話ばかりになってしまったので、内容の所感について簡単に。
バイオアビスと同じオーラを感じつつも、それほどトンチキな展開があるわけではなく、筋運び自体は可もなく不可もない能力バトル漫画ですが、個人的に気になるのは隠し切れない金色のガ〇シュの丸パクリ感。
というか作者本人が臆面もなく公言しており、この点については先述の姫死んじゃったがオリジナリティを出していることと、作者の画業に対するスタンスも相まって何だかなあと感じずにはいられません。


ジャンプっぽく作ったつもりがバイオアビスっぽくしかなってない気がします
せめて今後、ガ〇シュよろしく涙無しでは見れないエピソードが出てくればいいのですが…

ちなみに管理人はガ〇シュで特に泣いたシーンは、ウ〇ンレイが魔界帰るところとコ〇ルのところとラストバトル前の卒業式のところです
話が小学館に逸れてしまいそうなので集英社に戻しますが、閲覧継続するかについては、確かに作者について思うところはあるけど、バイオアビス味を感じたのは事実ですし、この作品の評価が行き着く先も気になるので読み続けます。
鬼士道
3番手、Wataru Studio作成の鬼士道
隔週土曜更新、投稿時点で1話消化。
読んで真っ先に抱いた感想が、「何この質感」
漫画といったら基本白黒で、ペンを使い分けて創られるといったイメージがあった中、突然フルカラーでCGのようなヌルっとした質感の作品が始まり少々驚きました。

これは社会実験的なものなのか、それとも私が時代についていけてないのか…
内容にしても、妖怪バスターになった日本が舞台で妖怪の親友が殺され、主人公も首吊ろうとする(しかもその道具が普通に売っている)というハードなものだったのですが、ギャグみたいな掛け合いと「質感」が得も言われぬ雰囲気を醸し出し、制作サイドは狙ってやっているのか?とセルフ問答をしたくなる独特の読み味です。
出典:Wataru Studio『鬼士道』(集英社)
第1話はこのお友達が鬼に変身して「お前も鬼にならないか?」というところで終了したので、この展開までで導入が完了といった感じでしょうか。
出典:Wataru Studio『鬼士道』(集英社)

これも凄い絵ヅラですね
ということで今後も読み続けるかについては、第2話でどう話を広げていくかを見てから決めたいと思います。
まとめ
以上、ジャンプラ2025年4月のインディーズ新連載についてでした。
各作品についてざっくりまとめると
姫死んじゃった!:閲覧継続
亜人の王:閲覧継続(色々思うところはあるけど)
鬼士道:取り敢えず2話目見て考える
といった感じです。
もはや濃ゆいことがカタログスペックになってるインディーズにおいて今回は1段と濃ゆいラインナップな気がします。
それでは今回はここまで!

ご愛読ありがとうございました!!
COMMENTS
鬼士道…面白くなる感じはするけど質感が気になる…
コメントありがとうございます
ノイズという程ではないんですが、今まで見たことないものでもあるので気にはなりますよね
まあ2話目以降次第でしょうか
亜人の王確かにつまらないけどそんな批判されるほどおもんない作品ではないと思う作者の評価が作品の評価になってて不快感が強い
コメントありがとうございます
作者のヘイトを払拭できるほどの出力が漫画自体にはないのが痛いですね。
作者の実態を知ってしまうと、1話が100ページ以上で長大だったのも炎上商法込みで原稿料ボーナスをガッポリ貰う魂胆があったり、いいジャンしてねイラストで天使とコメントするよう呼び掛けてるのもコメント数の水増し狙ってるetc疑ったらキリがないくらい銭稼ぎの小技が潜んでいてノイズにしかならないのが、、、
亜人の王はまあそうでしょうねとしか思えないので
申し訳ないですが行きついた先がわかったら教えてください(他力本願)
私はパ〇ィちゃんが
私はいいのひどいことをしたから でもあの子は一生懸命頑張ったの
のところで泣いちゃいました
コメントありがとうございます。
パ〇ィが魔界に帰るとこもそりゃもう泣きました。ガ〇シュが攻撃あたる寸前で助けに入るのも良かった…。
ゾフ〇スと戦う章だとあとはキ〇ドが魔界帰るところと、レ〇ラが「あなた達の誰かが亜人…じゃなくて魔界の王になるのよ」と魔界に帰るところが泣けました。あの子いい子過ぎる
主さんの言うとおり亜人は作者のキモさ以上にガッシ○のパクリ感がエグいんですよね。テーマはもちろんギャグ顔もまんまガッシ○だし…
前作(殺戮の王)最後のページで清麿のラストの台詞そのまんまパクってたの見て、この作者は自分の作品にプライドとか拘りとかないんだろうなぁと思いました。そもそも他誌やぞ。
コメントありがとうございます。
せめて「王」を違う言い回しにできなかったんですかね。そこを譲らなかったとしても戦いの参加人数を100人から違う数に変えるくらいはできたと思うのですが…
てか前作もガ〇シュをパクってたのか…
亜人の王、どうなったかだけ最後に教えてください 後生です
おれは時代のスピードについていけないぜ
鬼士道についてですが、たぶん海外の人が書かれていると思います
少なくとも作画については
それか海外感を出すために敢えてやっているのか
好き好んで読むわけではないのですが、仕事の一環で海外の漫画を読んでいた時期があって、質感がすっごい近いんですよね トンチキさとかもそうですし
大衆受けはしないけど、こういうのも載せてみるか..という実験なんだと願いたい
コメントありがとうございます。
亜人が終わったら感想記事になると思います。
鬼士道については謎が多いですね。Xで調べてみたら個人っぽいアカウントはあったのですが、studioを名乗る以上はwataruさんと海外の人での共作だったりするんですかね
YouTubeの宝塚大学のCMにご本人っぽい動画ありました
この方が単にこの画風が好きなだけっぽいですかね…
アンチに向かって読んだ時点で作者に金入りますって言っちゃったらそりゃみんな読まないですわ>亜人
魔方陣グルグルでそういうネタありましたね「そこまで言われて誰が見るか」ってやつ
鬼士道はとりあえずストーリー気になったのでたまに追いかけてみます
金曜はサチ録終了に続いてワイルドストロベリーも終了の匂いが濃厚でまだまだ入れ替わりでとんでもないものぶち込まれそうでなりません
コメントありがとうございます。
なんか炎上商法やるにしても少しやり方が下手なようにも思えるんですよね。アンチにも作家の動向に関する情報は気になるようにさせるラインを普通に超えて炎上させてるからそりゃアンチはアンチらしく離れていくだろうと
その結果として、1話の応援コメントでアンチに唾を吐かれるだけで去られて、3話を迎える頃には燃える素材すらもほぼ無くなってランキングが一気に落ちたんじゃないかと思えてきます
本誌は冷えみ過ぎて氷河期になってますが、作家人気が集まってるであろうジャンプラはジャンプラで謎の炎が所々で燃え盛っててどこも穏やかとは言えない状況ではありそうですね…
亜人の王は連載争奪参加時からクソだったのに5話がバズったせいで1位取っちゃったんだよね。バズればクソ漫画でも連載権取れちゃうの良くない
コメントありがとうございます。
連載争奪は全然見てないですが、剥ぎコラで票集めたり、群青幽霊みたいに連載争奪と違うもの出してきて炎上したりといろんな意味で苛烈な戦いですね……
おとおとさんの漫画は今回も勢いがあって面白いですよね。前回の連載が四コマのコマ割りで進んでいく形式だったので、最新話の最後のページとかこんなにコマ割りや見せ方がお上手なのかとびっくりしました。
当方女性ですが嫌悪感なく読めるのは、テンポがいいのとストーリーに勢いがあるからなのかor少年漫画における清々しくも正しい(?)エロ描写だからなのか……
上のコメントの皆さんも仰ってますが、読む気はサラサラないので、亜人の行く末をまたここでお伝えいただければと思います☺️
コメントありがとうございます。
以前にも連載していた方なんですね。セリフの文字もあおりのアングルにしてるの秀逸だなと思いました。最終話最後の「美女が野獣」という煽りも中々パンチが効いてました
というか皆さんマジで亜人は見る気ないのか…。こりゃ自分くらいはジックリと読まんと……と謎の使命感に駆られてきました。
鬼士道の質感はスマホで読める外人さんの縦スク漫画っぽいなぁと思った
コメントありがとうございます
確かに。振り切ったアメリカの漫画ではなく韓国のウェブトゥーン感があります(読んだことないですが)
亜人の王は1話目で絵が下手とか以前に身長がコマによって違って見えたり違和感凄かったので途中で読むのやめました。
後で感想や作者の噂などを読んで「ああ今後は誤クリしないように気をつけよう」と思ったくらいです。
個人的に炎上商法ってなかなか難しく、結局コンテンツに魅力が無いと人が去って終わりだと思いますね。
コメントありがとうございます。
1話は遠近感のバグがすさまじかったです。黒板の前に立つ主人公が明らかに2メートル以上はあったり先生もコマによって縮んだり大きくなったり…
まあ作者の実態を知ったあとだと極力省エネした結果がアレなんだろうなあといった感じです
炎上商法は「アイツのことは嫌いだけど、今どんなことしてるんやろ…ちょっと覗いてみるか!相変わらずだったら叩いたろ!!」と快く思わない人に気にならせる程度のラインで留めておかないと中々長続きはしそうもないですね…
鬼士道の作者の前作「とんでもないオヤジ」オススメです(ルーキーの方で読めます)
内容も独特のセンスが爆発していて楽しめますし、作者の方がスターシステムを採用しがちなので今作を読むにあたっての下地になるかもしれません
コメントありがとうございます。
作品のあらすじだけ見ました。
「街にネコ型妖怪が現れ、ハゲデブオヤジの「先生」は弟子のマックスの部屋から裸で閉め出される。怒りのパワーで第二級変態妖怪・紫式デ部に変化した先生だが、細切れのグミにされてコンビニで売られてしまい……。」
完全にボーボボのあらすじですねコレ。
興味がわいたので一仕事終えたら読んでみます。ありがとうございました。
全部濃ゆいな
亜人の王は、特別トンチキではないのに、とにかくバイオアビス臭が尋常じゃない。
パクった?
ジャンプぽくはならず、ひたすらバイオアビスぽくはなってる。
だが、コメすら一気に減った。
ちなみに、一話で飛んでるとこ小さくパンチラがあったが、それ指摘プラスバイオアビスぽいとあそこにコメしたら消された。
バイオアビスもコメ消しまくり、現在は閉鎖。
あのコメ欄も、バイオアビスに関しては、らしかったけど、荒れすぎたか。
亜人の王はコメもごっそり減った。
全裸勇者が終わったけど、なかなかよかったので、この作者に本誌連載させてはどうだろう、弾ないみたいだし。
とりあえず、コメもすごい量になったのに、こまめな返信と記事更新、お疲れさまです。
コメントありがとうございます。
まず亜人の王の着想元になった漫画の内容を簡潔に表すと「100人の魔物の中から魔界の王を決めるバトルロイヤル」であり、件の亜人はというと「100人の亜人の中から亜人の王を決めるバトルロイヤル」……要するに作中の数字や要素をほぼそのまま持ってきた形になります。
着想元は涙なしでは読めないサンデーの誇る不朽の名作ですが(出版社と色々ゴタゴタはありましたが)、ほぼ作中要素そのままの亜人にそれを期待していいのか……今のところバイオアビス的期待だけしか垣間見えてませんが。
というかバイオアビスの件で初めてジャンプラにコメント閉鎖なんて機能があること知りました。
コメントは今は諸々判断して返しにくいコメント以外は返せるときに出来るだけ返すって感じですね。それに該当しない普通なコメントも返信し損ねてしまってそうですが、そこはやっぱり量の問題で見逃してしまっています。すみません🙇
このコメをご覧になれるかはわかりませんが、コメント閉鎖ではなく、コメ欄閉鎖、でした。
こちらの誤記です、申し訳ありません。
バイオアビス、連載終了後にコメ欄閉鎖したので。
更新お疲れ様です。
個人的には
姫死んじゃったの作者は前作もインディーズ連載でなかなかの好感触を得ていましたが、期待通りのしっかり面白い良作でした。そろそろ通常連載あげてもいいんじゃないですかね。あーしより絶対こっちの方が面白い
亜人の王は内容自体は酷いけどまぁインディーズだしな…って感じなんですけど作者の人柄があまりにも…
鬼士道は質感が少し気になりますが、嫌いではないですね。内容も結構面白いですよ。
コメントありがとうございます。
姫の所感は記事の通りですが、姫と同じ曜日で始まった来見さんも1話の感触は良さげだったので、ひょっとしたらインディーズが豊作なのか…!?(亜人から目をそらす)
鬼はまあ1話では導入の途中って感じでしたので2話目に注目したいです。
昨日の新連載はなかなか香ばしかったな…
と思ってコメントみたらまあまあ好評で驚いた
俺が合わなかっただけなのか…?
インディーズはそろそろ針かケモノ、刃の目あたりを本連にあげてもよいのでは?
コメントありがとうございます。
来見さんは自分は割とアリでした。展開は読めましたが、見開き推し部屋の迫力に持ってかれました。あとは来見さんの狂いっぷりをどう見せてくかでしょうか。
針は序盤のインパクトが強すぎてなんとも言えないですが、刃の目はもう上げてもいい気がしますね
今日の読み切り勢いすごいなと思ったら取ってました
金曜のこのノリのよさやっぱ最高ですね
バトル哲学ラブコメ全部濃くて胃もたれしそうな高カロリー
抜けてました>PV数1位取ってました
コメントありがとうございます
ほぼ勢いのままに突っ走ってましたが、なんだかんだ真っ当にラブコメしてて物凄いセンスを感じました